愛車のバイクやHondaGO BIKE RENTALを利用して、近場のツーリングや日帰り走行でも楽しめるツーリングスポットを47都道府県別に紹介する連載企画。今回は「富山県」のオススメスポットをご紹介します!
通り過ぎるだけじゃもったいない!富山県ならではのツーリングスポットはこの5つがおすすめ
一人でも気軽に走り出せるバイクは、通勤や買い物などの街乗りや近場のショートツーリングはもちろん、その機動力を活かしてグッと距離を伸ばしたロングツーリングまで、様々な楽しみ方ができるのも魅力です。
しかし、せっかくの休日だからどこか遠くへ走りに行きたい気持ちはありつつも、時間や予算の都合なども鑑みると、あまり遠くまで距離を伸ばせないケースもあると思います。
そこでこの企画では、バイクで走って気持ちいい道や、おすすめ景勝地などを47都道府県別にピックアップして、日帰りや近場で楽しめる“おらが県”のショートツーリングスポットをご紹介!
今回は「富山県」内で楽しめる、バイクで行きたい厳選スポットを5つピックアップしてみましたので、是非、次のツーリングルートの参考にしてみてくださいね!
【走りどころ】7つのアーチ橋と絶景ワインディングが楽しめる爽快ルート「飛越峡合掌ライン(国道156)」
富山県の砺波市庄川町付近から、岐阜県大野郡白川村付近まで、南北に渡って繋がる国道156号の総称を「飛越峡合掌ライン」と呼びます。
山峡の豊かな自然と清流やダム湖を望む快適な道になっていて、緩やかでどんなバイクでも走りやすい絶景ロードが続きます。
また、富山県と岐阜県の県境付近には「飛越七橋(ひえつななきょう)」と呼ばれる7つ橋が架かっていて、ツーリングをしながら橋を渡るたびに県が入れ替わる珍しい場所でもあります。
飛越峡合掌ラインは信号がほとんどなく、世界遺産にも登録された白川郷にもアクセスしやすいルートになっているので、是非バイクで走ってみてくださいね。
所在地:富山県 国道156号
通行料:無料
冬季閉鎖:なし
【景勝地】万葉集にも登場する富山県屈指のビュースポット「雨晴海岸(あまはらしかいがん)」
富山県高岡市の日本海側に位置し、富山湾の絶景スポットとして知られる場所として「雨晴海岸(あまはらしかいがん)」があります。
この場所は、岩礁と白い砂浜、青松がつづく景勝地になっていて、その美しさから万葉集の歌人・大伴家持が多くの歌を詠んだ場所としても有名です。雨晴海岸付近は、写真の男岩や女岩をはじめとする小さな島や岩礁が点在していて、日本海側に沈む絶景の夕日が見られることでも人気のスポットになっています。
ちなみに、雨晴海岸の語源は、平安時代の武将・源義経が奥州へ逃げ延びる際に「雨を晴らした」と伝えられていることからその名称がつけられたと言われているそうです。
所在地:富山県高岡市太田
【立ち寄りスポット】日本で唯一! 国民的アニメの世界に没入できる公園「ドラえもん広場(高岡おとぎの森公園)」
富山県高岡市に位置する「高岡おとぎの森公園」には、国民的漫画『ドラえもん』に出てきそうな公園を再現した「ドラえもん広場」があります。
ドラえもんや忍者ハットリくんなどの作者でお馴染みの漫画家「藤子・F・不二雄」氏が富山県高岡市出身と言うこともあり、おなじみのキャラクター達がアニメから飛び出したかのような光景が広がっています。
ドラえもんの等身大キャラクター像に出会えるのは、日本で唯一ここだけなので、富山県ツーリングの際には是非立ち寄りたいスポットのひとつです。
所在地:富山県高岡市佐野1342
【世界遺産】日本の原風景を今に残す合掌造りの茅葺き屋根集落「五箇山 相倉合掌集落」
富山県南砺市相倉エリアには、岐阜県の白川郷と並んで世界遺産に選ばれている合掌造りの茅葺き屋根が残る、五箇山「相倉合掌集落(あいのくらがっしょうしゅうらく)」があります。
長閑な五箇山の山村の一角に、田んぼや石垣、雪崩から守るための雪持林に囲まれた合掌造りの集落があり、日本の原風景とも言える美しい集落が広がっています。
この相倉合掌集落は現在でも人々が生活を営んでおり、世界的にも珍しい“人が住む世界遺産”としても有名です。
合掌造り家屋を利用した資料館やお土産、飲食店のほか、実際に茅葺き屋根の古民家に泊まれる民宿もあるので、宿泊ツーリングでも楽しめるおすすめのスポットになっています。
所在地:富山県南砺市相倉
【御当地グルメ】醤油を煮詰めた濃黒スープの御当地麺「富山ブラックラーメン」
日本海の富山湾が近いこともあり、ホタルイカや寒ブリが有名な富山県ですが、ツーリングで食べたい御当地グルメとして「富山ブラックラーメン」があります。
通称“富山ブラック”とも呼ばれるこのラーメンは、濃口醤油を煮詰めた漆黒のスープが特徴で、その上から大量の粗挽き黒胡椒がかけられているのが特徴。富山ブラックの生い立ちは意外に古く、昭和30年頃からこの地域で広まった濃いめに味付けされたスープが人気となり、ご飯と一緒に“ラーメンをおかずとして食べる”というスタイルが定着していったと言われています。
ちなみに“富山ブラック”とは、もともと汗をかく肉体労働者や運動後の塩分補給として、塩辛い味付けを意識した味付けにしたことが始まりとされています。現在でも色の濃いスープのラーメンのことを「富山ブラック」と呼んで、地域の人達からも親しまれています。
いかがでしたか?
日本の47都道府県にはその地域ならではの魅力がありますが、自分の住んでいるエリア付近にも、バイクで走って気持ちいい道や歴史情緒溢れる史跡が実は結構たくさんあるんです。
もちろん、これらは他県に在住のライダーにもおすすめできるツーリングスポットなので、是非、次のツーリングルートの参考にしてみてくださいね!
お近くの『HondaGO BIKE RENTAL』加盟店でお気に入りのバイクをレンタルしよう!
どんなバイクがレンタルできる? ラインアップはコチラから!
【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】