HondaGO BIKE LAB

浜松のグルメを求めて女子ライダー2人が日帰りツーリング。テキサススタイルBBQとかき氷を堪能

アサヒさんとミユウさんは、Rebel 250に乗るライダーです。
中型二輪免許を取得してRebel 250に乗り出したアサヒさんに触発され、ミユウさんも免許を取得。
最初はバイクで走るだけで満足していましたが、一緒に美味しいものを食べに行くツーリングをしたところ、これがあまりに楽しくて、休みが合うと2人でグルメツーリングに出かけるようになりました。
そんな2人が今回向かったのは浜松です。

美味しいものを目指して浜松へ

浜松に到着した2人、まずは浜名湖で休憩です。
バイクの撮影スポットとして有名な弁天島に行こうとしましたが、天気の良い週末ということもあって弁天島へ渡る橋が大渋滞。
あきらめて対岸にバイクを止めましたが、ここでも十分に良い雰囲気。
そもそも今日はSNS映えする写真を撮るのが目的ではないので弁天島に行けなくてもあまり気にならない様子。
「私達、普段から映える写真にあまり興味ないんです」
「やっぱり大事なのは美味しいものだよね」
なんて感じです。

と言ったものの、雰囲気の良い場所があれば撮影開始。

「いい感じじゃない」
なんて言って楽しそう。
浜名湖近辺でマッタリしていたら、ランチの時間が近づいてきました。

2人がはるばる食べに来たテキサススタイルBBQってどんな料理?

今回2人がターゲットにしたのは浜松にあるTHE SMOKE CLUBです。
テキサススタイルBBQを追求した日本でも数少ないお店。
アメリカの中でもテキサスはBBQのレベルがずば抜けて高く、調理もオフセットスモーカーという専用のグリルを使った低温調理をするのが特徴です。

テキサススタイルBBQは究極のお肉料理です
何しろ作るのに大変な手間と時間がかかります。

料理によって異なりますが、長いものだと下ごしらえに半日。
低温でじっくり火を通していくの調理に1日かかるものも。
脂の多いスペアリブやブリスケットは、こうすることで脂分が染み出してお肉の繊維の中に染み渡っていきます。

最終的に出来上がったBBQは、ナイフもフォークも必要ありません。
繊維と繊維の間に脂が入り込んでいるから、分厚いのに手で軽く引っ張るだけで、お肉の繊維がほぐれてしまうのです。
「アメリカの料理は大味だ」なんていう話を聞くこともありますが、テキサススタイルBBQは、お肉の状態や天候、気温などで微妙に火加減を調整しなければなりません。
難易度の高いブリスケットなどは、お肉を調理している間も温度管理が重要になるので、一晩中つきっきりになるほど。
知識と経験、そして繊細さと技術が必要な料理なのです。

お肉大好きな2人は、このことを知って大興奮。
「そんなお肉料理食べたことない!」
「絶対食べてみたい!」となったわけです。

いよいよ憧れのテキサスBBQにご対面

遂に憧れのお店にやってきた2人、店内の雰囲気を見た瞬間から大興奮です。
「オシャレ」
「地元にもこういう店があったら通うのになあ」

まずはTHE SMOKE CLUB自慢のスモークレモネードスカッシュとオレンジジュースで乾杯。
レモンをスモークしてからレモネードを作るなんて、メッチャ手間がかかっています。
これがとても美味しくて、料理への期待が膨らみまくり。

興奮しているものだから、メニューを見ても何を頼むか決まりません。
お店の方と相談して決めたのがコレ。

一つはテキサススタイルのポークスペアリブのプレート。
アメリカのBBQでテッパンとも言うべきスペアリブは、もちろんテキサススタイル。
オリジナルのソースがリブの味を引き立てます。

そしてもう一つがBBQの中でも最上級と言われるブリスケットのバーガー。
ブリスケットは、牛の前足付け根付近のお肉。
アメリカと日本ではカットが異なるので、テキサススタイルBBQで使うブリスケットは、通常だと入手が難しい希少な部位。
肉と脂の両方に濃厚な旨味がある一方で脂が溶けにくいブリスケットは調理が難しいのですが、低温で長時間かけて調理するテキサススタイルだから、美味しさを最大限に引き出すことができるのです。

テーブルに料理が運ばれた瞬間、2人の口から「すご~い」「おいしそー」という歓声が。
しかしすぐに顔を見合わせます。
「これ、どうやって食べれば良いの?」
悩む2人に差し出されたのはビニールの手袋。
つまり手づかみでで食べるわけです。
このワイルドさもまたテキサススタイルBBQの魅力なのです。

スペアリブにかぶりついた瞬間、ミユウさんの目が大きく見開かれました。
「なにこれ、ムッチャ美味しいんだけど!」

そこからはもう2人とも夢中。
ブリスケットも分厚い肉だとは思えないほど柔らかくなっています。
焼き肉やステーキだとお肉と脂身は別々ですよね?
このブリスケットはお互いに溶け合って一つの美味しい塊になっているという感じです。

オリジナルのソースを試しながら食べた結果、大きなプレートのお肉を完食です。
「満足した!」
「でも別なお料理も食べたいから、また来なきゃ」
すでにまた来る気満々の2人なのでした。

【 THE SMOKE CLUB】
 住所:〒430-0934 静岡県浜松市中区千歳町135-5
 電話番号: 053-548-4792
 営業時間:11:30〜14:30 17:00〜22:00
 定休日:
 Webサイト: THE SMOKE CLUB

オヤツは沖縄カフェでオリジナルかき氷

お腹がいっぱいになってもスイーツに対する気持ちが衰えることはない2人。
次にやってきたのは沖縄café果報です。
ここ、ソーキそばやタコライスなどの沖縄料理も美味しいんですが、様々なアレンジを加えたオリジナルのかき氷で最近人気急上昇中。
「お天気良い日は、やっぱりかき氷だよね」
「最近かき氷人気だしね」

まずはオシャベリをしながらコーヒーをいただき、お肉で満たされたお腹を落ち着けて、かき氷を食べる準備を整えます。

テラス席が空いていたので、Rebel250と共に移動。
バイクを眼の前に止めて飲食できるカフェは貴重です。

そして待望のかき氷登場!
再び「うわー」と歓声をあげる2人。

アサヒさんが注文したのは、季節限定「濃厚トマトのかき氷」
自家製のグァバとトマトをコンポートにしてかき氷にかけ、ホイップクリームとレモン煮、ミニトマト、ミントをトッピングしています。

小さなお皿に入っているのはオリーブオイルと岩塩&黒胡椒。
お好みでかけるんだってことですが「ホントにこれをかき氷にかけるの?」って思います。

ミユウさんがオーダーしたのは、こちらも季節限定のパッションマンゴー。
マンゴーをタップリ使ったソースだけでも贅沢なのに、パッションフルーツが加わったハイブリッドだから一段と色鮮やか。

「美味しい! 濃厚なのにさわやか」とミユウさんは満面の笑顔。
「メッチャトマトだけど、これもすごく美味しいよ」とアサヒさん。

気になるオリーブオイルと岩塩&黒胡椒のマッチングを恐る恐る試してみると、これがまたよく合うじゃないですか!
「予想外だったけど、これかけるとまた美味しくなる」とアサヒさん。
もちろんで交換して味比べすることも忘れません。
ちなみに2人ともかき氷の写真は撮っていませんでした。
写真映えよりも、美味しいものを食べるほうが大事だと言っていたのは本当のようです。

【 沖縄cafe果報】
 住所:〒431-1113 静岡県浜松市西区古人見町1089
 電話番号: 053-485-1830
 営業時間:11:00〜17:00
 Webサイト: 沖縄cafe果報

BBQとかき氷でお腹と心が満たされた2人は浜松を後にしました。
静岡にはまだまだバイクで食べに行きたいグルメがたくさんあります。
彼女たちの中では、次に行く候補も決まってきている様子。
食いしん坊な女子2人と、また静岡のグルメスポットを紹介させていただくことになるかもしれません。

【文/後藤武(外部ライター)】

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