愛車のバイクやHondaGO BIKE RENTALを利用して、近場のツーリングや日帰り走行でも楽しめるツーリングスポットを47都道府県別に紹介する連載企画。
今回は「神奈川県」周辺のオススメスポットをご紹介します!
シーサイドロードと人気観光地の組み合わせが楽しいエリア
ひとりでも気軽に走り出せるバイクは、通勤や買い物などの街乗りや近場のショートツーリングはもちろん、その機動力を活かしてグッと距離を伸ばしたロングツーリングまで、様々な楽しみ方ができるのも魅力ですよね。
しかし、せっかくの休日だからどこか遠くへ走りに行きたい気持ちはありつつも、時間や予算の都合なども鑑みると、あまり遠くまで距離を伸ばせないケースもあるかと思います。
そこでこの企画では、バイクで走って気持ちいい道や景勝地などを47都道府県別にピックアップして、日帰りや近場で楽しめる“おらが県”のおすすめツーリングスポットをご紹介!
今回は「神奈川県」内で楽しめる、バイクで行きたい厳選スポットを5つピックアップしてみましたので、是非、次のツーリングルートの参考にしてみてくださいね!
【走りどころ】自転車ヒルクライムの聖地にもなっている低山ワインディング「ヤビツ峠(道70号)」
神奈川県秦野市蓑毛に位置し、県道70号線の総称になっているのが「ヤビツ峠」です。
ヤビツ峠の頂上付近の標高は約761メートルあり、秦野市から宮ヶ瀬を結んでいる一般道の山岳道路になっていて、バイクで走って楽しいコーナーも複数あるので、ライダーにも人気の峠道になっています。
秦野市街からヤビツ峠へ向かう路の途中にある「菜の花台」は、景観に優れた景勝地になっていて、見晴らしのいい展望台もあります。
大山や塔ノ岳の登山口でもあるこの場所は、ハイカーや自転車のヒルクライムを楽しむサイクリストなどで賑わう人気スポットになっています。
また、山梨県側の爽快ルート「道志みち」にもアクセスしやすいため、ヤビツ峠と組み合わせてツーリングルートを組むライダーも多いおすすめの道です。
通行料金:無料
所在地:神奈川県秦野市蓑毛
【景勝地&食事処】湘南エリアのシンボルスポットと贅沢海鮮料理「江ノ島&生しらす丼」
神奈川県藤沢市に位置し、有名アーチストの歌詞などにも頻繁に出てくる「江ノ島」は、夏シーズンは海水浴や観光客で賑わう人気スポットです。
バイクで江ノ島まで渡れる「江ノ島弁天橋」もあり、江ノ島の山頂までは徒歩でのハイキング以外にもロープウェイを使って登ることもできます。
そして、江ノ島エリアのもうひとつの人気スポットといえば、藤沢駅から鎌倉駅までを繋いでいる通称「江ノ電」が湘南の海岸沿いを通る『七里ヶ浜駅・鎌倉高校前駅』付近からの光景です。
この場所は、映像作品としては約25年ぶりに復活した人気漫画&アニメ「SLAM DUNK」の名シーンにも出くることから、国内外問わず聖地巡礼で訪れる観光名所にもなっています。
江ノ島に行ったら是非食べたいのは、湘南エリアの名物にもなっている「生しらす丼」です。
国内有数のしらす漁場と言われる湘南エリアのしらすの収穫時期は、例年4〜5月頃と7月頃、10月頃と言われていて、1年に3回も旬の時期があり、早朝に水揚げされた新鮮なしらすを味わうことができます。
生しらす丼を味わうなら午前中〜お昼前が狙い目ですが、午後でも茹でしらす丼などがいただけるので、是非味わってみてください。
所在地:神奈川県藤沢市
問:0466-22-4141(藤沢市観光協会)
【立ち寄りスポット】“スカジャン”発祥の横須賀ストリート「どぶ板通り商店街」
湘南江ノ島エリア以外にも、神奈川県内のツーリングエリアとしてオススメしたいのが横須賀エリアです。
海軍の街として知られる横須賀の繁華街には「どぶ板通り商店街」という異国情緒溢れる観光ストリートがあります。
横須賀のどぶ板通り商店街といえば、アメリカ人が親しみやすいスタジアムジャンバーのデザインをベースに日本らしい刺繍を入れた「スカジャン」発祥の地としても有名です。
サテンの生地で作られ、龍や虎の派手な柄の刺繍が施されているのが特徴のジャンパーで、横須賀ジャンパー→スカジャンと呼ばれるようになったとされています。
スカジャンは別名“スーベニアジャケット”ととも言われますが、もともとはアメリカ軍兵をターゲットに着物や帯などの日本らしい伝統工芸品の土産品として誕生したものなので、横須賀を訪れた際には、お土産として購入してみるのもいいですね。
所在地:神奈川県横須賀市本町2
問:046-822-8301(横須賀市観光協会)
【景勝地】横須賀からフェリーで10分の観光無人島「猿島」
横須賀エリアに行ったら是非オススメしたいのが、東京湾に浮かぶ無人島「猿島」です。
猿島は無人島ではありますが、横須賀の三笠桟橋付近にバイクを停めて、フェリーで10分程度の船旅で行くことができる場所にあります。
旧日本軍の要塞として使われていた猿島の内部には、レンガ積みのトンネルや砲台跡などの旧軍施設が残っていて、ちょっとした探検気分も味わえます。
猿島探索以外にも釣りやバーベキュー、海水浴などが楽しめる観光名所にもなっているので、是非訪れてみてはいかがでしょうか。
猿島フェリー:大人1500円(往復)
所在地:神奈川県横須賀市猿島
問:046-825-7144(株式会社トライアングル) ※猿島渡船の運航会社
【景勝地】三浦半島の最南端にあるトンガリ灯台と海蝕洞穴「城ヶ島 安房崎」
横須賀エリアから少し南下し、神奈川県の三浦半島の最南端に位置する場所にあるのが「城ヶ島」です。
バイクで渡ることができる城ヶ島大橋を通ると、観光名所にもなっている城ヶ島公園に辿り着くことができ、トンガリ帽子のような尖った灯台が印象的な安房崎灯台が建っています。
城ヶ島公園は、松林と天然の芝生が広がる自然豊かな美しい風景の他にも、長い年月をかけ波の浸食でできた海蝕洞穴「馬の背洞門」などの景勝地もあり、付近を散策することもできます。
また、海岸沿いのウミウ展望台からは、ウミウなどの海鳥を観察することもでき、全長4kmの散策コースもありますのでハイキング好きには特にオススメです。
所在地:神奈川県三浦市三崎町城ヶ島
問:046-888-0588(三浦市観光協会)
いかがでしたか?
日本の47都道府県にはその地域ならではの魅力がありますが、自分の住んでいるエリア付近にも、バイクで走って気持ちいい道や歴史情緒溢れる史跡が実は結構たくさんあるんです。
もちろん、これらは他県に在住のライダーにもおすすめできるツーリングスポットなので、是非、次のツーリングルートの参考にしてみてくださいね!
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【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】