愛車のバイクやHondaGO BIKE RENTALを利用して、近場のツーリングや日帰り走行でも楽しめるツーリングスポットを47都道府県別に紹介する連載企画。
今回は「岐阜県」のオススメスポットをご紹介します!
日本らしい歴史文化にふれられる岐阜県のおすすめツーリングコース
一人でも気軽に走り出せるバイクは、通勤や買い物などの街乗りや近場のショートツーリングはもちろん、その機動力を活かしてグッと距離を伸ばしたロングツーリングまで、様々な楽しみ方ができるのも魅力です。
しかし、せっかくの休日だからどこか遠くへ走りに行きたい気持ちはありつつも、時間や予算の都合なども鑑みると、あまり遠くまで距離を伸ばせないケースもあると思います。
そこでこの企画では、バイクで走って気持ちいい道や、おすすめ景勝地などを47都道府県別にピックアップして、日帰りや近場で楽しめる“おらが県”のショートツーリングスポットをご紹介!
今回は「岐阜県」内で楽しめる、バイクで行きたい厳選スポットを5つピックアップしてみましたので、是非、次のツーリングルートの参考にしてみてくださいね!
【走りどころ】四季折々に大自然を満喫できる快適ツーリングルート『飛騨せせらぎ街道』
「飛騨せせらぎ街道」とは、岐阜県の高山市清見町のほぼ中央付近を南北に縦断するように走れる爽快ルートの総称で、国道472号・国道257号・県道73号線を組み合わせた全長約64kmのロングルートです。
岐阜県の中腹を抜けるように、郡上市八幡町城南町付近から郡上市明宝地域に至る、自然豊かで美しい景観が広がる観光道路になっています。
タイトなコーナーが少なく、どんなバイクでも爽快に走れます。しかもそれだけでなく、春には桜、夏には新緑、秋には紅葉と、季節を問わず素晴らしい景色の中をツーリングできます。
岐阜県屈指の観光名所「郡上八幡」へもアクセスしやすいルートなので、ツーリングプランに組み込んでみてはいかがでしょうか。
所在地:岐阜県 国道472豪
通行料:無料
【景勝地】世界遺産/美しい日本の原風景が広がる『白川郷』
岐阜県を代表する絶景スポットと言えば、古き日本の美しさを現代に残した茅葺き屋根の家々が連なる「白川郷」です。
この白川郷は1995年にユネスコの世界遺産に登録された合掌造り集落として、世界的に有名な観光地になった場所です。
白川村の峡谷に流れる庄川の河畔付近の約1km区間に渡って、114棟の合掌造りの軒が現存していて、日本の原風景とも言える景色が広がります。
食事処や民宿などもあるので、ここで旅の疲れを癒すのもオススメです。
所在地:岐阜県大野郡白川村荻町
【景勝地】知る人ぞ知る絵画に描かれたような美しい色彩の池「名もなき池(モネの池)」
岐阜県関市板取に位置する場所に「まるで絵画で描かれたような美しい池がある!」としてSNSやクチコミを中心に広がった「名もなき池」と呼ばれる神秘的な池があります。
この場所は、板取エリアの“根道神社”付近にある小さな池ですが、透明度の高い湧水に咲く睡蓮と、池の中を優雅に泳ぐ錦鯉がとても美しく、色鮮やかな光景が広がります。
この池はそのあまりの美しさから、写真を撮るだけでフランスの画家「クロード・モネ」の代表作『睡蓮』を思わせる景色が撮影できるとして、通称「モネの池」とも呼ばれています。
常に湧き水が流れ込んでいて、その水が溜まる湧水池になっているので、年間を通して水温がおよそ14°Cと一定なので、四季を通して池の美しさが保たれているそうです。
所在地:岐阜県関市板取440-1
【伝統行事】岐阜県の風物詩として伝統的な漁法を現代に受け継ぐ「ぎふ長良川 鵜飼(うかい)」
岐阜県の夏の風物詩でもあり、およそ1300年もの長い間その狩漁方法が受け継がれているのが「ぎふ長良川の鵜飼(うかい)」です。
“鵜飼”とは、舟に乗った鵜匠が飼いならした鵜(う)と呼ばれる鳥を手縄で操り、魚の活動が鈍くなる夜に鮎などの川魚を捕える伝統漁法です。
まず、舟先にある篝火(かがりび)で水面を照らし、川魚を驚かせてから動きが鈍った魚を鵜が捕らえるという独特の仕組みで、喉元にいる魚を飲み込む前に吐き出させて狩漁するという全国的にも珍しい伝統漁法。
鵜には頸元にゆるく縄が巻かれており、小さな魚は胃に落ち、大きな魚がそのまま喉元で止まるようになっています。
例年、5月から10月の月のない夜に鵜飼が行われ、観覧船や鵜飼観賞ツアーなども組まれているので、是非ツーリングで訪れてみてくださいね。
【御当地グルメ】朴葉の上にこうじ味噌を乗せて焼く郷土料理「朴葉味噌(ほおばみそ)」
岐阜県の御当地グルメと言えば、飛騨牛や高山ラーメンなどが有名ですが、一風変わった郷土料理に「朴葉味噌(ほおばみそ)」があります。
“朴葉味噌”とは、モクレン科の植物である朴の木(ほうのき)の葉の上に、自家製のこうじ味噌を乗せて、牛肉やきのこ類、山菜などをネギやしょうが、薬味などを混ぜて焼いた郷土料理。
小さい七輪で焼いて頂くのが一般的で、朴葉と味噌の焦げた香ばしい香りに包まれて、より食材の風味が増すと言われています。
飛騨地方の味噌は甘みが強いものが多く、濃いめの味付けがされているため、バイクで走った後にピッタリの御当地グルメになっています。
いかがでしたか?
日本の47都道府県にはその地域ならではの魅力がありますが、自分の住んでいるエリア付近にも、バイクで走って気持ちいい道や歴史情緒溢れる史跡が実は結構たくさんあるんです。
もちろん、これらは他県に在住のライダーにもおすすめできるツーリングスポットなので、是非、次のツーリングルートの参考にしてみてくださいね!
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【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】