ついにライダーには厳しい冬が明け、バイク日和の気候になってきました!
今回はそんな今の気候でのツーリングを楽しむ125ccバイクを使った下道ツーリング企画。
高速を走れない125ccは現地に行くまでが大変だったりしますが、そんなときこそレンタルのほうがお手軽にツーリングを楽しむことができます。
今回はCT125・ハンターカブ、ダックス125をレンタルして丸一日千葉の房総ツーリングを楽しみます!
ホンダドリーム袖ヶ浦からスタート
今回は東京から車で約1時間のところにあるホンダドリーム袖ヶ浦からスタート。
ここではバイクの返却まで車を停めておけるので、今回のような使い方にもピッタリです。
仮に東京から自走の場合、千葉房総にたどり着くまでに80kmほどあるため、慣れている方ならまだしも、普通のライダーなら到着した頃にはすでに満足してしまっているはず…。
レンタルならツーリングの美味しいところだけ楽しめるので、ある意味効率的なツーリングができます。
今回のライダーは普段大型バイクに乗っているライダー。
バイクの基礎知識はあるものの、カブシリーズは初めて乗るとのことで操作方法など詳しくスタッフさんが教えてくれました。
不安なくスタートできるようにしっかり教えてくれるので、心置きなくツーリングをスタートできます。
まずは千葉の竹岡ラーメンランチ
ホンダドリーム袖ヶ浦からスタートして最初にやってきたのは千葉房総のご当地ラーメンである竹岡式ラーメンを味わうことができる日可里。
竹岡式ラーメンを提供するお店は房総近辺に多々ありますが、日可里は地元で名の知れた隠れた名店。
駐車場が広く、お店の前にも駐車できますが、混んでいる際はお店の裏にも大きな駐車場が用意されています。
こちらが噂の竹岡式ラーメンとチャーシュー丼セット。
真っ黒なスープが特徴的ですが、食べてみると意外にもあっさりとした醤油ラーメン。
ですがただの醤油ラーメンよりコクがあって、それに絡みつく麺と柔らかいチャーシューが相性抜群!
チャーシュー丼も是非セットで食べて欲しい美味しさで、男性でも満足できるボリューム感でした。
【 日可里 】
住所:〒292-0812 千葉県木更津市矢那1417−1
電話番号:0438-52-3003
営業時間:11:00〜16:00 日:11:00〜15:00
定休日:月曜、火曜
自然の中を走れる房総ふれあいの道
腹ごしらえを済ましたら、いよいよツーリングスタート。
千葉房総は自然溢れるスポットなので、バイクでは様々な楽しみ方ができます。
今回は125ccの身軽さを活かし、森の中を走ることのできるちょっとマイナーな舗装林道をチョイス。
車1台分の道幅しかない細い道を抜けていくと、これまで遠くに見えていた森の中へと続いていきます。
大きなバイクだとこういった道は怖いですが、125ccなら車体も小さくて軽いのでのんびり流すのにはピッタリ。
自然の中の景色を楽しみながら余裕を持って走ることができます。
こういった植林地も近くで見ると木がズラッと並んでいて迫力があります。
大自然とはまた違いますが、こういう景色を横目にバイクでゆったり走るのは都心では味わえないバイクの楽しみ方。
注意点としては花粉症の僕はくしゃみが止まらなくて遠くからくしゃみのこだまが返ってきたので、花粉ピークシーズンは要注意です。
林道はNG、舗装林道はOK
今回走った房総ふれあいの道は君津から入って鴨川の手前まで続いている道です。
この他にも派生した林道などもありますが、そもそもレンタルバイクでのオフロード走行はNG。
房総ふれあいの道でも一部路肩の落ち葉が散乱していた部分はありましたが、基本はずっとアスファルトで舗装されています。
ですが突然写真のように路面が荒れていたり、落ち葉の上を走らなければいけない一瞬があるので、注意しながら走りましょう。
CT125・ハンターカブとダックス125で同じ125ccでも、こういった細かいコーナーが連続している道では楽しみ方が違うのも面白いところ。
ハンターカブは常にフラットな安定感があるのに対し、ダックスはキビキビ走るのでバイクを操っている感覚が強いバイクだと思います。
飛ばさなくても味わえるバイクの楽しさなので、その点も考慮してレンタル車を選んでみてください。
林を抜けて海を目指す
舗装林道が終わって大きな道に入ったらそのまま鴨川目指して走ります。
房総ふれあいの道から鴨川手前まではダムや川があり、絶景というわけではありませんが、地方特有ののどかな雰囲気に癒やされます。
車でも走れますが、のどかな景色を横目にこの時期の丁度いい気温を走れるのはバイクの特権。
バイクの気持ちよさを知っている方なら車で走ったとしても「バイクで走ったら気持ちよさそうだなー」と感じるはずです。
菜な畑ロードを発見!
鴨川まで走って海手前のところで、畑の一角が真っ黄色になっているスポットを発見!
色とほのかな香りに釣られて近くまで行ってみると、横道は砂利でしたが菜の花を横目に走ることができました。
鴨川の菜な畑ロードは遠くから見ても一面黄色くなっているためわかりやすく、取材した3月中頃は満開の菜の花畑でした。
大型バイクメインのツーリングではちょっと盛り込みにくいスポットですが、125ccくらい身軽に乗れるマシンではツーリングルートも変わってきます。
大きくても小さくても同じバイクであることに変わりはありませんが、機動力という意味では排気量が小さい方が小回りがきくので、ルートやスポットの選択肢が広がります。
その代わり高速に乗れないなどデメリットもありますが、大型バイクで感じる楽しさと125ccのような小型で感じる楽しさは質が違うので、大きなバイクでツーリングをたくさんしてきた方にもおすすめの遊び方です。
鴨川まで横断完了
ようやく折り返し地点の鴨川松島に到着。
一面海景色の中にポツンと島が浮かんでいて、異国感を味わえるスポットです。
袖ヶ浦からスタートして反対側の鴨川まで来ると房総半島を横断したことになりますが、距離的には最短片道50kmほどなので寄り道しながら遊ぶにはちょうどいい距離感です。
逆に大型バイクだと少し物足りないかも?
同じ道を帰ってもつまらないので、来たときとは違う道で袖ヶ浦方面へ戻り始めます。
各地でのんびりしていたので徐々に日が陰ってきましたが、完全に夜になる前に山道は抜けたいところ。
夜になると街灯がない道が多いので、楽しいよりもおっかないが勝ってしまう道になります。
夕暮れ時に房総の真ん中くらいまで来てると夕日が差してオレンジ色の景色の中を走れるのでおすすめです。
丸一日遊ぶのに丁度いいボリューム
ホンダドリーム袖ヶ浦に到着する前に日が完全に落ちちゃいましたが、最後に給油してみると今日1日で使ったガソリンは393円とさすがの低燃費でした。
お店に戻って返却完了。
最後に車両チェックだけしてツーリング終了です。
走って楽しいところだけ走って、終わった後はお店から車で帰れるのでめちゃくちゃ楽!
たくさん走った達成感みたいなのは味わえませんが、125ccのお手軽感を十分に活かせるツーリングができました。
レンタルバイクならではの遊び方なので、普段自分のバイクに乗っている方でもおすすめな遊び方です。
バイクが気持ちいいこの季節にレンタルバイクでお手軽に遊んでみてください!
【文/佐藤快(外部ライター)】