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大型連休は東北へ行こう! 陸奥ツーリングのおすすめコースはこのルート!【憧れバイク旅モデルコース 東北<会津磐梯 編>】

愛車のバイクやHondaGO BIKE RENTALを利用して走りに行きたい道やツーリングスポットを紹介する連載企画。
今回はゴールデンウィークや大型連休に行きたい『東北エリア』のオススメなロングツーリングコースをご紹介します!

長かった冬の時期をのり越えたら東北エリアの旅に出よう!

うららかな春を迎えて随分暖かくなったこれからの季節は、バイクで走って気持ちいい最高のシーズンが到来します。

4月下旬から5月上旬の時期といえば、長期の連休が取りやすいゴールデンウィークの時期ですよね!

2023年のゴールデンウィークは、平日の2日間を埋めれば4月29日から5月7日まで最大9日間の大型連休になります。

でも、長期連休は取れたけど、一体バイクでどこを走ったらいいのか考えるのが結構難しいですよね。

そこで今回は、ゴールデンウィークや大型連休だからこそ行ける『東北エリア』オススメのロングツーリングのモデルコースをご紹介します。

このルートは、雪解けの東北エリアを思う存分楽しめる代表的な絶景ロードや、オススメな景勝地などをピックアップしています。
そのまま走って楽しめるモデルコースになっていますので、是非、ツーリングルートの参考にしてみてくださいね!

【走りどころ】まずはココを走りたい東北エリアを代表する絶景ロード『磐梯吾妻スカイライン』

今回、長期連休を使って行く東北エリアのオススメツーリングコースは、東北自動車道の福島IC付近からスタート。

まずこのエリアの走りどころと言えば、風景のダイナミックさや走り応えにおいてもトップクラスの絶景ルートが「磐梯吾妻スカイライン」でしょう。

福島県の猪苗代地方に位置し、東北自動車道の福島西から磐梯方面まで続く山岳道路です。
磐梯吾妻スカイラインはかつては有料道路でしたが、平成25年7月25日から一般の県道として無料開放されました。

標高1,600m付近のハイライトは、火山の荒漠で剥き出しになった大地が広がり、多くのツーリングライダーが訪れます。

冬季は雪で通行止めになりますが、例年、春先の4月下旬頃から開通されるので、ゴールデンウィークの大型連休を利用して走りに行きたい場所です。

磐梯吾妻レークライン 出典:Photolibrary

磐梯吾妻スカイラインの単体の全長は28.7㎞ですが、付近には「磐梯山ゴールドライン」や「磐梯吾妻レークライン」「西吾妻スカイバレー」などの福島絶景ラインが点在しているので、ツーリングルートが組み立てやすく、爽快なワインディングが楽しめます。

【景勝地】標高1,600mの高山地帯にある天上の楽園『浄土平

■浄土平ビジターセンター 出典:Photolibrary

磐梯吾妻スカイラインの標高1,600mの最高地点に位置する場所にある景勝地が「浄土平」です。

火山礫に覆われた荒々しい山肌に、沼や池塘や湿原があり、日本とは思えない変化に富んだ絶景が広がっています。
駐車場を兼ねた食事施設や散歩コースもあり、休憩施設として利用できる浄土平ビジターセンターもあります。

吾妻小富士 出典:Photolibrary

浄土平エリアでオススメしたい絶景ポイントは、ビジターセンターから徒歩で行ける場所にある「吾妻小富士」です。

この吾妻小富士は直径約500mの火口になっていて、駐車場わきにある登山道を10分程度の登れば辿り着くことができ、高台から福島方面の盆地なども望むことができる絶好の場所です。

軽いトレッキングは必要になりますが、ここでしか見られない眺めに圧倒されますので、浄土平に訪れた際には是非行ってみてください。

【食事処】みちのく旅で食べたい日本3大ラーメンのひとつ『喜多方ラーメン』

出典:Photolibrary

磐梯吾妻スカイラインや磐梯吾妻レークラインなどを利用して、桧原湖方面へ向かうと、喜多方エリアに辿り着くことができます。

「蔵とラーメンの街」と言われているほどの福島県喜多方市には、日本三大ラーメンにも数えられる「喜多方ラーメン」発祥の地です。

喜多方ラーメンの特徴は、お店によって豚骨や鶏ガラ、魚介類などの出汁を使い分け、あっさりした醤油ベースのスープに仕上げて、多加水麺を使った太めの平打ち縮れ麺を絡めて頂く御当地ラーメン。
オーソドックスなスープで味わう“支那そば”から技術や伝統を継承して発展したラーメンと言われています。

このエリアに来たら是非、本場の喜多方ラーメンを味わってみてくださいね。

【観光地】歴史情緒溢れる街道と世にも珍しい史跡『会津若松の街並みとさざえ堂』

出典:Photolibrary

喜多方エリアから国道121号線などを使って15kmほど南下すると、レトロな城下町の雰囲気が残る会津若松エリアに辿り着くことができます。

会津若松市街地の中心にある七日町通りは、会津伝統の漆器や絵ろうそくの店、造り酒屋などが軒を連ね、歴史に思いをはせながら散策することができます。

出典:Photolibrary

会津エリアで特に見ておきたい史跡が、国重要文化財に指定されている「会津さざえ堂」です。

飯盛山の中腹にある会津さざえ堂とは、六角をした三層構造のお堂になっていて、上りと下りが全く別の通路になっている一方通行の構造になって、参拝者がすれ違うこと無くお参りできるという世界にも珍しい建築様式のお堂です。

1796年に建てられた史跡で、正式名称は「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」。

出典:Photolibrary

お堂の高さは16.5mとそれほど大きなものではありませんが、中に入ると時計回りの斜めのスロープになっていて平行感覚が失われ、堂内は一度通ると同じ場所には戻れない不思議な仕組みになっています。

入堂には大人400円が必要になりますが、特殊な建築様式の錯覚による不思議体験が面白いので是非味わってみてください。

【景勝地&食事処】日本を代表する美しい宿場町がそのまま残る『大内宿と高遠そば』

出典:Photolibrary

会津若松エリアを後にしてさらに南下すると、現在でも茅葺き屋根の古民家が連なる宿場町「大内宿」に辿り着けます。

この場所は江戸時代に会津若松市と日光今市を結ぶ重要な道の宿場町として栄えた場所で、人里離れた山間部に30軒以上の茅葺き屋根の民家が現存されている人気の観光スポットになっています。

昭和56年に国選定重要伝統的建造物として指定され、景観保存と伝統的な屋根葺きの技術を後世に残していく取り組みが行われている場所です。
宿場町の奥にある高台からは日本古来の風景がそのまま残っているような絶景を見ることができます。

一本そば(ねぎそば) 出典:会津若松観光ビューロー

そんな大内宿の名物といえば、箸を使わずに“ねぎ”で食べる「一本そば(ねぎそば)」がオススメ。

別名「高遠そば」とも言われるこの地域の蕎麦は、まるごとねぎ一本を、箸代わりにして食べる十割そばで、辛味大根とダシの旨みがすっきりしていて味わいも豊かです。

もともとこの地方には「小さいお椀にねぎを挿して子孫繁栄を願う」という古くからの風習があり、それをヒントにしたと言われていています。

現在でもパフォーマンスの一環として、この土地ならではの独特の食文化になっていますが、ねぎ一本で食べにくければお箸も用意されているのでご安心を。

この「東北エリアのオススメコース」はHondaGO RIDEにインストールできます!

今回紹介した「東北エリアのオススメコース」は、バイク乗りのためのスマートフォンアプリ「HondaGO RIDE」にルートをインストールすることができます。

GWや大型連休に楽しめるオススメのツーリングコースとして、是非ご活用ください。

スマートフォンにこのツーリングプランをインストールしたい方はこちらから

※このツーリングプランは、HondaGO RIDE「ツーリングプラン」を使って作成しました。安全運転で楽しいツーリングへ出かけましょう!
※ツーリングプランのインストールには、スマートフォンアプリ「HondaGO RIDE」のダウンロードおよびログインが必要です。
「HondaGO RIDE」をお持ちでない方はこちら。

いかがでしたか?

本州エリアの中では最も遅い春を迎える東北エリアですが、ゴールデンウィークを迎える頃には冬季閉鎖されていたほとんどの道が開通するので、待ちに待った“みちのくツーリング”が楽しめます。

長期連休が取りやすいこの時期は、普段ではなかなかいけないロングツーリングに出かけてみてはいかがでしょうか。

 

【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】

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