愛車のバイクやHondaGO BIKE RENTALを利用して、近場のツーリングや日帰り走行でも楽しめるツーリングスポットを47都道府県別に紹介する連載企画。
今回は「熊本県」のオススメスポットをご紹介します!
熊本県は九州エリアを代表する爽快ツーリングコースが多数点在!
一人でも気軽に走り出せるバイクは、通勤や買い物などの街乗りや近場のショートツーリングはもちろん、その機動力を活かしてグッと距離を伸ばしたロングツーリングまで、様々な楽しみ方ができるのも魅力です。
しかし、せっかくの休日だからどこか遠くへ走りに行きたい気持ちはありつつも、時間や予算の都合なども鑑みると、あまり遠くまで距離を伸ばせないケースもあると思います。
そこでこの企画では、バイクで走って気持ちいい道や、おすすめな景勝地などを47都道府県別にピックアップして、日帰りや近場で楽しめる“おらが県”のショートツーリングスポットをご紹介!
今回は「熊本県」内で楽しめる、バイクで行きたい厳選スポットを5つピックアップしてみましたので、是非、次のツーリングの参考にしてみてくださいね!
【熊本県】レジェンドライダーも愛する阿蘇山の絶景ロード『ケニーロード(グリーンロード南阿蘇)』
熊本県の阿蘇エリアには、阿蘇パノラマラインやミルクロードなどの絶景ロードが多数ありますが、ライダーに特におすすめしたいのが県道39号線の「ケニーロード」です。
この道は“キング・ケニー”の相性で親しまれるレジェンドライダー「ケニー・ロバーツ」も愛する絶景道で、正式名称は『グリーンロード南阿蘇』。見晴らしの良い休憩ポイントでは、ケニー氏の看板が立つほどの人気スポットになっていて、ライダーからは「ケニーロード」の相性で親しまれています。
ケニー・ロバーツ氏の奥様が日本人ということもあり、その奥様の実家が熊本にあることから、プライベートでも毎年のように訪れているお気に入りの道。
バイクで走りやすい見通しの良いワインディングが続き、標高は936mと低めですが、阿蘇南部に広がる広域農道で、阿蘇五岳とカルデラの田園風景など、季節を問わず景色が素晴らしい爽快ルートです。
九州・阿蘇エリアを代表するツーリングルートの一つで、特にハイライトとなる阿蘇外輪山までの約25㎞のワインディングロードは走り応え抜群です。
通行料金:無料
問:南阿蘇村商工観光課
TEL:0967-67-1111
南阿蘇村総合情報サイト「みなみあそ info」
【景勝地】気軽に乗馬体験も楽しめる阿蘇山を代表する絶景スポット「草千里ヶ浜」
熊本阿蘇を代表する絶景ルート“阿蘇パノラマライン”の中腹に位置する場所にある景勝地が「草千里ヶ浜」です。
約3万年前に形成された直径約1kmの火口の中に、さらに約400mの火口があり、大きな池や放牧された馬が悠々と歩く姿も見られる、絶好のロケーションが特徴となるスポットです。
78万5,000㎡を誇る広大な草原と、雨水が溜まってできたといわれる池とが織りなすコントラストが見事で、阿蘇エリアを象徴する人気の観光スポットになっています。
広い草原は散策もでき、乗馬体験も行われているので、バイクから馬に乗り換えて(1周5分:1,500円)草千里ヶ浜を散歩してみるのもいいですね。
所在地:熊本県阿蘇郡阿蘇市 草千里ヶ浜
【立ち寄りスポット】放水のタイミングで訪れたい日本最大級の石造アーチ式水路橋「通潤橋」
熊本県の上益城郡郡山都には、日本最大級の石造アーチ水路橋で、国の重要文化財にも指定されている「通潤橋(つうじゅんきょう)」があります。
1854年に作られたこのアーチ状の石橋は、長さは約78.0mで幅は約6.6m、高さは約21.3mもある巨大なレトロ大橋になっていて、橋の上部にサイフォンの原理を応用した3本通水管が敷設され、白糸大地の棚田まで水を運ぶ役割も担っています。
基本的には水路橋なので、人などが通る橋というよりは通水の橋のため、タイミングによっては水の量を調整する“放水”が見られることでも有名。
通潤橋は周辺からの見学は無料ですが、放水日に限り、橋の上から見学できる有料サービスも行われているので、大迫力の放水を上から見ることもできます。
自由見学(橋上の見学は有料/大人500円)
見学時間:10:00~15:00
所在地:熊本県上益城郡郡山都長原
【景勝地】熊本エリアと天草エリアを結ぶ絶景ロード「天草パールライン」
熊本県といえば、阿蘇パノラマラインやケニーロードなど、バイクで走って気持ちいい道が点在しますが、天草方面へツーリングするなら「天草パールライン」がおすすめです。
熊本県の本土側から天草エリアへ渡るように架けられたハイウェイロードは、通称「天草パールライン」と呼ばれ、国道266号線の一般道路にはなりますが、天門橋、大矢野橋、中の橋、前島橋、松島橋の5つの橋が架けられていることから、別名“天草五橋”とも言われています。
5つの橋を全て繋いだ距離は約12kmにもなり、島原湾の海に浮かぶ大小様々な大きさの島を横目にシーサイドロードを走れる爽快ルートになっています。
所在地:熊本県天草市 国道266号
通行料:なし
【御当地グルメ】赤牛と共に熊本市民に愛されるソウルフード「太平燕(タイピーエン)」
熊本県の名物グルメといえば赤牛を使った“赤うし丼”や“熊本ラーメン”が有名ですが、熊本県民のソウルフードとして親しまれている「太平燕(タイピーエン)」もおすすめです。
太平燕とは、中国の福建省の郷土料理を日本の食材に置き換えてアレンジした“春雨ヌードル”のような麺料理で、たっぷりの野菜や、エビやイカなどの海鮮、豚肉などの具材が入った中華風のちゃんぽんです。
明治時代に中国からお隣の長崎県に伝わり、熊本県で育まれてきたことで、いつしか熊本エリアを代表する御当地料理になりました。
春雨スープをアレンジしたヘルシーな御当地麺になっていますので、熊本ツーリングの際にはこちらも「食べたいリスト」に加えてみてはいかがでしょうか。
いかがでしたか?
日本の47都道府県にはその地域ならではの魅力がありますが、自分の住んでいるエリア付近にも、バイクで走って気持ちいい道や歴史情緒溢れる史跡が実は結構たくさんあるんです。
もちろん、これらは他県に在住のライダーにもおすすめできるツーリングスポットなので、是非、次のツーリングの参考にしてみてくださいね!
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【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】