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真夏のツーリングでも涼しい! 東日本にあるおすすめの『鍾乳洞』はこの5つ!【バイクで行きたい涼スポット/鍾乳洞 東日本 編】

愛車のバイクやHondaGO BIKE RENTALを利用して走りに行きたい道やおすすめスポットなどを紹介する連載企画。
今回は真夏の暑さも吹き飛ばす東日本エリアのオススメ「鍾乳洞」をご紹介します!

炎天下の中をバイクで走ったら鍾乳洞でヒンヤリ涼体験!

夏のツーリングで行きたいところと言えば、標高が高くて気温の低い山岳方面や、海風が涼しいシーサイドロード、緑が鮮やかな避暑地などに行かれる方も多いと思いますが、バイクで走った後の暑さをクールダウンできる立ち寄りスポットとして『鍾乳洞』もオススメしたい場所のひとつです。

全国各地にある鍾乳洞の多くは、古来に起きた地震や火山の噴火、地殻変動などで自然にできた洞窟で、その中の気温は平均0℃〜15℃くらいと低く、年間を通して一定に保たれているので夏は涼しく冬は暖かい場所でもあります。

出典:Pixta

鍾乳洞は真夏でも天然のエアコンのようにヒンヤリ冷たく、バイクで走った後に涼めるのはもちろん、洞窟内を散策しながら地球の神秘を体感できるので、ちょっとしたアドベンチャー気分が味わえる場所でもあります。

そこで今回は、東日本エリアにあるオススメの「鍾乳洞」を5つに厳選してご紹介します!

【東京・奥多摩】都心からでも気軽にアクセスできる大自然の涼スポット「日原鍾乳洞」

出典:PIXTA

東京都の西多摩郡に位置し、都市部や埼玉・秩父エリアなどからもアクセスしやすい場所にある鍾乳洞が「日原鍾乳洞」です。

東京都の指定天然記念物にもなっているこの場所は、年間を通じて気温が11℃くらいに保たれており、炎天下の真夏でも長袖が欲しいくらいヒンヤリと涼しい鍾乳洞になっています。

出典:PIXTA

総延長は1,270m(一般に通行できる距離は800m)、最大の高低差は134mもある関東最大規模の大きさを誇り、幻想的なライトアップも行われています。

洞窟内の散策時間はおよそ40分間で、地球の歴史と地殻変動のロマンを感じながらたっぷり涼むことができます。

 入場料:大人900円
 営業時間:9:00~17:00(4/1~11/30)
 所在地:東京都西多摩郡奥多摩町日原1052
 問:0428-83-8491

【山梨県】1150年以上前の富士山の噴火によってできた竪穴型洞窟「鳴沢氷穴」

山梨県の南都留郡に位置し、夏は深林が生い茂る青木ヶ原樹海からほど近い場所にある鍾乳洞が「鳴沢氷穴」です。

この場所は富士山の噴火で流れた溶岩などでできた自然洞窟で、文科省の天然記念物の指定を受けている世界的にも珍しい竪穴型洞窟になっています。

青木ヶ原樹海の青々とした森の中に鳴沢氷穴の入り口があり、石で作られた階段を降りて洞窟内に降りて行きます。

洞窟内は一年中、気温が0℃くらい保たれているので、氷がずっと溶けずに維持され、夏でも冷蔵庫の中にいるくらい涼しい場所になっています。

全長は153mで所要時間はおよそ15分ほどと比較的短めな溶岩洞穴ですが、洞窟内は環状型になっているので、一周しながら洞穴の表情を楽しむことができます。

この鳴沢氷穴は場所によっては腰をかがめないと通れないくらい狭い道もあるので、入り口でヘルメットの貸し出しも行われていますよ。

 入場料:大人350円
 営業時間:9:00~17:00
 所在地:山梨県南都留郡鳴沢村鳴沢8533
 問:0555-85-2301

【岐阜県】日本一の標高900mに位置する大自然が作り上げた芸術「飛騨大鍾乳洞」

出典:Photolibrary

飛騨高山のある岐阜県高山市に位置し、観光鍾乳洞としては日本一高い標高900mの場所にあるのが「飛騨大鍾乳洞」です。

2億5000万年前には、この付近は海だったため海中のサンゴなどから石灰石ができ、長い年月の間に雨水などの浸食によってできた天然の洞窟になっています。

出典:Photolibrary

この飛騨大鍾乳洞は、鍾乳管(ストロー)と呼ばれる、“つらら”のような鍾乳石が多く見られることが特徴で、所要時間はおよそ20〜30分。

洞内の通年平均気温は約12℃に保たれていて、標高の高い飛騨高山エリアのツーリングと組み合わせれば、夏でも涼しい旅が楽しめます。

 入場料:大人1,100円
 営業時間:8:00~17:00
 所在地:岐阜県高山市丹生川町日面1147
 問:0577-79-2211

【福島県】全長約600mの洞内にある地下水の溶食でできたクリスタルカーテンが見もの「あぶくま洞」

出典:Photolibrary

東北エリアの代表的な鍾乳洞として有名なのが、福島県田村市に位置する「あぶくま洞」です。

全長約600mの洞内は、天井から大きく下がるつらら状の鍾乳石や、床下からタケノコのように堆積してできる石筍(せきじゅん)などが見もので、所要時間30〜40分の探索コースが楽しめます。

この場所は特徴的な形をした乳岩石が多く、「クリスマスツリー」や「白磁の滝」、「月の世界」などユニークな名前がつけられた鍾乳石があるのも魅力です。

また洞内には、コウモリやサンショウウオなど他ではなかなかお目にかかれない珍しい生き物が生息していて、冒険映画のスクリーンの中にいるような気分も味わえます。

 入場料:大人1200円
 営業時間:8:30~17:00
 所在地:福島県田村市滝根町菅谷東釜山1
 問:0247-78-2125

【岩手県】国の天然記念物にも指定された日本三大鍾乳洞のひとつ「龍泉洞」

出典:Photolibrary

岩手県下閉伊郡岩泉町にある「龍泉洞」は、山口県の「秋芳洞」、高知県の「龍河洞」と並ぶ「日本三大鍾乳洞」のひとつになっているほど全国的にも有名な鍾乳洞です。

洞窟内の全長は約1,200m、高低差は約249mの特大鍾乳洞で、所要時間は30〜40分、併設されている龍泉新洞科学館も合わせると約1時間くらい楽しめる人気の鍾乳洞になっています。

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洞窟内にはキクガシラコウモリ、コキクガシラコウモリといった珍しいコウモリが生息しており、国の天然記念物にも認定されている場所です。

洞内には地底湖もあり、神秘的にライトアップされた鍾乳石に囲まれている光景はまるで地下迷宮のようになっていて、涼みながら冒険気分も味わえます。

 入場料:大人1100円
 営業時間:8:30~18:00
 所在地:岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉神成1-1
 問:0194-22-2566

 

いかがでしたか?

今回は東日本エリアで特にオススメな「鍾乳洞」を5つに絞ってご紹介しました。

気温も暑くなるこれからの季節は、涼しさと神秘体験が楽しめる「鍾乳洞」をツーリングの立ち寄りスポットとして選んでみてはいかかでしょうか?

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【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】

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