愛車のバイクやHondaGO BIKE RENTALを利用して、近場のツーリングや日帰り走行でも楽しめるツーリングスポットを47都道府県別に紹介する連載企画。
今回は「秋田県」周辺のオススメスポットをご紹介します!
東北を代表する日本海側のおすすめツーリングスポットはこの5箇所!
一人でも気軽に走り出せるバイクは、通勤や買い物などの街乗りや近場のショートツーリングはもちろん、その機動力を活かしてグッと距離を伸ばしたロングツーリングまで、様々な楽しみ方ができるのも魅力ですよね。
しかし、せっかくの休日だからどこか遠くへ走りに行きたい気持ちはありつつも、時間や予算の都合なども鑑みると、あまり遠くまで距離を伸ばせないケースもあると思います。
そこでこの企画では、バイクで走って気持ちいい道や、おすすめな景勝地などを47都道府県別にピックアップして、日帰りや近場で楽しめる“おらが県”のショートツーリングスポットをご紹介!
今回は「秋田県」内で楽しめる、バイクで行きたい厳選スポットを5つピックアップしてみましたので、是非、次のツーリングルートの参考にしてみてくださいね!
【走りどころ】日本海の景色を360°見渡せながら走れる秋田県の名道「寒風山パノラマライン」
秋田県を代表する走りどころと言えば、男鹿半島の根元部分に位置する「寒風山」を縫うように走る「寒風山パノラマライン」があります。
寒風山パノラマラインは県道55号線に位置付けられ、秋田滝川の集落と田園地帯を貫いて、標高を上げながら寒風山に登っていく山岳道路になっています。
山岳道路と言っても、寒風山は最高地点の標高が355mと低い山で、区間距離は約10kmほどなのでビギナーライダーでも楽しめます。
寒風山の山頂付近は360°見渡せるパノラマ風景が広がっている絶景ロードになっているので秋田エリアをツーリングするなら是非走りたいルートです。
所在地:秋田県男鹿市
通行料:無料
冬季閉鎖:なし
【走りどころ】海抜0mから一気に1100mにかけのぼる鳥海山の山岳道路「鳥海ブルーライン」
寒風山パノラマラインと並び、秋田県を代表する「鳥海ブルーライン」は、山形県まで山岳道路で横断できる爽快ルートになっています。
日本百名山のひとつである鳥海山を望みながら、複数のコーナーリングが楽しめる山岳ルートで、全長は秋田県側と山形県側を合わせると約34kmにも及ぶロングワインディングとなっています。
高低差のある鳥海ブルーラインは1,000m以上の標高を一気に駆け上がっていく爽快感があり、森林限界を超えたあたりから一変する山々の表情も見ものです。
また、見晴らしが良い鳥海ブルーライン名物の直線道路もツーリングの高揚感を高めてくれる場所です。
所在地:秋田県にかほ市象潟町小滝
通行料:無料
冬季閉鎖:11月上旬~4月下旬(例年)
【立ち寄りスポット】秋田観光の記念撮影スポットとして大人気「なまはげ立像」
秋田県の男鹿半島には、全国的にも有名な「なまはげ」と呼ばれる伝統行事があります。
2018年にユネスコの無形文化遺産にも登録された“なまはげ”は、男鹿半島にある真山や本山に鎮座する神々の使者と伝えられており、年に一度各家庭を巡り、悪事に訓戒を与えることで厄災を祓い、豊作や豊漁、吉事をもたらすと言われています。
毎年大晦日の夜になると、村の若者が鬼のようなお面と藁のミノを纏い「泣く子はいねがぁ〜! 悪い子はいねがぁ〜!」と叫びながら木でできた包丁を手に持って家々を巡ります。
そんな秋田県を代表する「なまはげ文化」は、県内の至るところで見ることができ、なまはげ伝承館や男鹿総合観光案内所などでは全長15mを超える立像などが立っていますので、ツーリングを訪れたライダーのフォトスポットになっています。
所在地:秋田県男鹿市船越一向
【立ち寄りスポット】男鹿半島の磯場に鎮座する怪獣の奇岩「ゴジラ岩」
男鹿半島の南西端に位置する潮瀬崎(しおせざき)と呼ばれる磯場には、怪獣のような形をした奇岩「ゴジラ岩」があります。
シルエットがゴジラに似ているということで命名された岩で、およそ3000万年前の火山の噴火による火山礫凝灰岩によって形成された奇岩です。
季節やタイミングによっては夕陽の時間帯になると、大きく開けたゴジラの口に夕日が入り、まるで放射熱線を吐き出しているように見えることから、大人から子供まで人気の場所になっています。
特に写真好きの間では絶好のフォトスポットになっていて、夕日とゴジラ岩を撮影するには4月頃と10月頃がベストシーズンだそうです。
所在地:秋田県男鹿市
【御当地グルメ】日本三大うどんに数えられる秋田県の御当地グルメ「稲庭うどん」
秋田県の湯沢市稲庭町が発祥の郷土料理として、全国的にも有名な「稲庭うどん」があります。
香川県の「讃岐うどん」と、群馬県の「水沢うどん」と並び、『日本三大うどん』のひとつに数えられている稲庭うどんの特徴は、手延べ製法による“干しうどん”であること。
やや黄色味がかった平打ちの麺をひねりながら練るという独特の製法で作られており、地域や場所によって麺の太さは異なりますが、うどんというよりも“そうめん”に近い感覚で親しまれています。
そんな稲庭うどんの歴史は古く、約350年以上前の江戸時代の初期に稲庭地区で親しまれたうどんが発祥と言われており、なめらかな舌ざわりと、つるつるとしたのどごしを味わう郷土うどんとして現代にまで伝わっています。
秋田県へツーリングに行ったら、もうひとつの郷土料理である“きりたんぽ”と合わせて稲庭うどんも味わってみてはいかがでしょうか。
いかがでしたか?
日本の47都道府県にはその地域ならではの魅力がありますが、自分の住んでいるエリア付近にも、バイクで走って気持ちいい道や歴史情緒溢れる史跡が実は結構たくさんあるんです。
もちろん、これらは他県に在住のライダーにもおすすめできるツーリングスポットなので、是非、次のツーリングルートの参考にしてみてくださいね!
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【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】