予算1万円で伊豆半島を1泊2日で巡る旅。2日目の「龍宮窟」を出た時点で使えるお金は500円とちょっと……。下田で昼食をとる予定だったけれど一体どうする……⁉
「下田バーガー」を求めて「道の駅 開国下田みなと」へ
龍宮窟で500円の駐車料金を払った時点で、使えるお金は500円とちょっと。それでも予定は変えず「道の駅 開国下田みなと」へ向かいます。
目当ては下田の名物・金目鯛のフライをサンドした「下田バーガー」。
しかしお値段1,300円。
財布に残った現金ではすでに手が届きません。
が、もちろん無策でここに来たワケではありません!
宿でお会計をした際に貰った特典の“あるもの”を取り出します。
それがこれ!
全国旅行支援、ふじのくに地域クーポン2,000円分!
……ズルと言えばズルかもしれませんが、使えるものは何でも使います!
ということでクーポンが使えることを確認して下田バーガーを無事ゲット。
クーポンはこの先使うアテもないため、2,000円分を全部消費しフライドポテトとコーラもセットにして贅沢!
なお50円足が出ましたが誤差です、誤差。
ハンバーガーを平らげ満足し、道の駅を後にしました。
河津ループ橋の下でいつもと違った景色を見る!
伊豆のツーリングスポットとして知られるものに「河津ループ橋」がありますよね。
通ったことがある方もいるかと思います。
でもその下、中央から橋を見上げたことはありますか?
私はなかったので、今回はループ橋の下にある駐車場に寄ってみました。
普段は橋の上を通り抜けてしまうので、下から見上げるのはかなり新鮮。
今回は寄りませんでしたが、近くに河津七滝や大滝温泉といった場所もあるので、そちらに行ってみるのも面白そうです。
この時点でかなり時間が押してきたので、この先は寄り道せずに日が暮れる前に伊豆スカイラインに向かいます!
伊豆ツーリングのハイライト「伊豆スカイライン」! ……は夕暮れに
所々でのんびりし過ぎたのと、2月の日の入りの早さにより、伊豆スカイライン・冷川ICに到着したころにはかなり斜陽になっていました。
でも、玄岳IC手前の展望スポットまでは明るい時間帯に走ることができました。
道が広く、極端な急カーブの少ない伊豆スカイラインは、クルーザーの『Rebel 250』を目いっぱい楽しめるツーリングロードなので、なんとか陽のあるうちに辿り着けて良かった……。
そして、高所を走る伊豆スカイラインの展望スポットから見る駿河湾の眺めは格別でした!
本来の計画であれば、もっと早い時間に伊豆スカイラインは抜けている予定でしたが、この時間にならなければ目の前に広がる夕焼けの光景は見られなかったので結果オーライとします。
景色が沼津の夜景に代わるまでのんびり休憩した後、暗くなった伊豆スカイラインを走り抜けました。
陽が落ちると共に気温も下がり、天気予報にはなかった雪が少しチラついて焦りましたが、振り返ってみればそれもいい思い出です。
西湘バイパスで神奈川へ入り、国道1号線で東京に帰還!
すっかり日が落ちてしまったことと、雪が降ってきたこともあり、箱根から国道1号線に乗るルートは回避し、熱海へと下ります。
様々な要因で少し浮いたお金を使い、時短の意味も込めて石橋ICから西湘バイパスに乗ります。
通行料金は380円。
それでもまだ130円残っていたので、西湘PAで缶コーヒーを買って財布はきっちりからっぽに。
あとは神奈川県藤沢市から国道1号線をのんびり北上するだけです!
そして23時ジャストに、1日目に出発した東京駅に帰還。
1泊2日の予算1万円伊豆半島1周ツーリング、無事終了!
2日目の走行距離は322.5km。1日目に早めの給油をしたこともあり『Rebel 250』の燃料ゲージはリザーブに入っていました。
そして、今回の総走行距離は559.2km!
後日、給油した燃料も含む総給油量は15.7Lだったので、全体の実測燃費は約35.9km/Lでした(ガソリンスタンドまでの移動距離は約3km)。
WMTCモード値から見ても、少し良い燃費を出すことができました。
正直、下道を多用した今回の1万円ツーリングは『Rebel 250』の長距離ツーリング性能の高さと、燃費の良さにより成功したといっても過言ではありません。
『Rebel 250』お疲れ様! ありがとう!
今回のツーリングで使ったお金は……あれっ⁉
さて、帰還した時点で財布の中はきっちり空っぽです。
最後に今回の1万円ツーリングで消費したお金の内訳はこちら!
あれ⁉
おかしい、500円余ってる……。
するとズボンのポケットから、初日の給油時点で「緊急時のガソリン代」にと後生大事にとっておいた500円玉が……。
やってしまった!
でも、備えがあるのは大事なこと!
……忘れていては意味がありませんが(笑)
それにしても、はじめはどうなるか不安だった1万円ツーリングも、終わってみればたくさんのことができました。
限られた予算の中だったけど、だからこそ色々と頭を使ってのツーリングは充実感があります!
宿代が値引きされたりクーポンを入手したりと、ちょっとしたイレギュラーもありましたが……。
そして結果使い損ねてしまった500円では、夜ご飯でも食べて帰ることにしましょう。
なんといっても「家に着くまでがツーリング」ですからね!
皆さんも1万円ツーリング、挑戦してみてはいかがでしょうか?
そして、『HondaGO RIDE』にそのツーリングを記録してみてください!
今回のツーリングログはアプリ『HondaGO RIDE』の「みんなのスポット」に公開しております。
そちらもぜひご覧くださいませ!
※HondaGO RIDE がインストールされたスマートフォンでご覧ください。
【文:石神邦比古(外部ライター)】