愛車のバイクやHondaGO BIKE RENTALを利用して、近場のツーリングや日帰り走行でも楽しめるツーリングスポットを47都道府県別に紹介する連載企画。
今回は「山口県」のオススメスポットをご紹介します！
海と山に囲まれた山口県の名ツーリングスポット集
一人でも気軽に走り出せるバイクは、通勤や買い物などの街乗りや近場のショートツーリングはもちろん、その機動力を活かしてグッと距離を伸ばしたロングツーリングまで、様々な楽しみ方ができるのも魅力です。
しかし、せっかくの休日だからどこか遠くへ走りに行きたい気持ちはありつつも、時間や予算の都合なども鑑みると、あまり遠くまで距離を伸ばせないケースもあると思います。
そこでこの企画では、バイクで走って気持ちいい道や、おすすめ景勝地などを47都道府県別にピックアップして、日帰りや近場で楽しめる“おらが県”のショートツーリングスポットをご紹介！
今回は「山口県」内で楽しめる、バイクで行きたい厳選スポットを5つピックアップしてみましたので、是非、次のツーリングルートの参考にしてみてくださいね！
【走りどころ】バイク乗りなら一度は走りたいコバルトブルーの海を渡れる全長1,780mの「角島大橋」
写真提供：一般社団法人 山口県観光連盟
山口県の下関市豊北町に位置し、コバルトブルーの海に向かって伸びる美しい橋が「角島大橋（つのしまおおはし）」です。
この角島大橋は、山口県下関市豊北町神田と、同市の豊北町角島間を跨ぐ海士ヶ瀬戸（あまがせと）に架かる大橋で、その美しい景色からTVCMやSNSなどで度々紹介される場所でもあります。
写真提供：一般社団法人 山口県観光連盟
県道276号線の一部になっている大橋で、全長は1,780mもある爽快ルートになっていて、海を跨ぐ大橋としては比較的新しい2000年開通。エメラルドグリーンのコントラストと美しい景色は多くの写真好きのフォトスポットにもなっています。
最高速度は40km/hに制限されており、強風時には一般車両が通行止めになる場合もありますが、走行は無料で角島までバイクで渡ることができる唯一のルートになっていますので、是非ツーリングで訪れてみてくださいね。
所在地：山口県下関市豊北町大字神田
通行料：無料
【走りどころ】雄大な景色が広がる日本最大級の広さを誇るカルスト台地「秋吉台カルストロード」
写真提供：一般社団法人 山口県観光連盟
山口県の美祢市美東町に位置し、ヨーロッパの高原のような美しい景色が広がるカルスト台地が「秋吉台」です。
この秋吉台は、愛媛県と高知県を跨る「四国カルスト」と、福岡県に位置する「平尾台」と並び、日本三大カルストのひとつ。総面積約93k㎡を誇る日本最大級のカルスト台地になっていて、ゴツゴツとした石灰岩などの岩石が美しい光景が広がります。
出典：PIXTA
また、秋吉台の山頂付近となる県道242号線の道は、秋吉台カルストロードと呼ばれる全長約11.9kmの爽快ルートでもあり、見晴らしの良いストレートの道と緩やかなカーブで構成された高原道路を走ることができます。
県内屈指の絶景ロードになっていますので、是非バイクで走ってみてくださいね。
所在地：山口県美祢市美東町長登
通行料：無料
【立ち寄りスポット】特別天然記念物に指定されている日本最大規模の鍾乳洞「秋芳洞」
出典：Photolibrary
秋吉台カルストロードの付近には、日本最大規模の大きさを誇る大鍾乳洞「秋芳洞（あきよしどう）」があります。
この秋芳洞の凄いところは、総延長が11.2km（国内2位）もあり、歩いて散策できる観光コースも約1kmの規模があるところです。
出典：Photolibrary
洞窟内の温度は四季を通じて17℃で一定になっており、まるで時間が凍結したような不思議な自然の造形を楽しむことができます。
国内最大規模の鍾乳洞だけあって、所要時間はおよそ90分のロングコースになっていて、地底100mの世界をたっぷり楽しむことができます。
所在地：山口県美祢市秋芳町秋吉3506-2
入場料：大人1,300円
【神社仏閣】日本海に向かって連なる123基の赤い鳥居が圧巻！「元乃隅神社」
写真提供：一般社団法人 山口県観光連盟
山口県の長門市油谷津黄に位置する場所に、県内屈指の絶景スポットとして知られる「元乃隅神社（もとのすみじんじゃ）」があります。
この場所の見どころは、何と言っても123基の赤い鳥居が100m以上も連なった参道で、高台からは半島越しに日本海を望むこともできる絶景ビューが広がります。
また、参道入口「正面の鳥居」近くの岩場では、運が良ければ日本海の荒波が約30ｍも高く吹き上がる「竜宮の潮吹き」を見ることもできます。
この元乃隅神社は、商売繁盛や大漁・海上安全をはじめ、良縁や交通安全、学業成就など様々な御利益があるとされていますので、是非バイクで訪れてみてくださいね。
所在地：山口県長門市油谷津黄498
【御当地グルメ】茶蕎麦を屋根瓦で焼いて食べる⁉︎ 山口県の郷土飯「瓦そば」
写真提供：一般社団法人 山口県観光連盟
山口県を代表する人気定番グルメのひとつに、屋根瓦をホットプレートのように熱して茶蕎麦を焼いて頂く「瓦そば」があります。
アツアツの瓦の上に風味豊かな茶蕎麦を乗せて、錦糸卵や甘辛く煮た牛肉、レモンなどの具材を盛り付けて焼き、温かい濃い目のつゆにつけていただく、全国的にも珍しいスタイルの御当地そば。
見た目のインパクトも強烈ですが、300℃近い高温の瓦で焼かれた茶そばの麺は、表面はカリカリ、中はモチモチとした食感が楽しめ、薬味を加えて味の変化も楽しめるとてもユニークなソウルフードになっています。
山口県をツーリングするなら是非味わってみてくださいね！
いかがでしたか？
日本の47都道府県にはその地域ならではの魅力がありますが、自分の住んでいるエリア付近にも、バイクで走って気持ちいい道や歴史情緒溢れる史跡が実は結構たくさんあるんです。
もちろん、これらは他県に在住のライダーにもおすすめできるツーリングスポットなので、是非、次のツーリングルートの参考にしてみてくださいね！
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【文：岩瀬孝昌（外部ライター）】
