自分の愛車やHondaGO BIKE RENTALのレンタルバイクで走りに行きたい「ツーリングスポット」を紹介する連載企画。
今回はバイクツーリングで立ち寄りたい東北エリアにあるおすすめの「史跡・遺跡スポット」をご紹介します!
バイクと巡る東北エリアのおすすめ歴史スポットはこの5つ!
気温も穏やかで過ごしやすい季節を迎え、いよいよバイクで走るのに最適な春のツーリングシーズンがやってきました!
これからの時期は、冬の間は凍結などでバイクでは行けなかったところまで走れるようになりますからツーリングで楽しめるエリアが更に広がります。
しかし、そのぶんどこへ走りに行ったら楽しいツーリングになるのか迷ってしまいますよね。
そんな時は「バイクツーリング」と「自分の趣味や好きなこと」を組み合わせた場所へ行ってみるのがいいかもしれません。
例えば、日本古来から残り続ける歴史的な建造物や風情ある街並み、現存する貴重な遺跡・史跡など、自分のまだ訪れたことのない「歴史探訪スポット」へツーリングしてみるのも面白そうですよね。
そこで今回は「東北エリア」から日帰りでも行けて、その土地の歴史文化に触れられる「おすすめ遺跡・史跡スポット」を5ヶ所に厳選してご紹介。是非、次の旅のルートに加えてみてくださいね!
【福島県】江戸時代の会津の町並みを今に残す茅葺き屋根の観光宿場町『大内宿』
福島県の南会津郡下郷町に位置する場所に、現在でも茅葺き屋根の古民家が連なる宿場町「大内宿」があります。
この場所は江戸時代に会津若松と日光今市を結ぶ重要な道の宿場町として栄えた場所で、人里離れた山間部に30軒以上の茅葺き屋根の民家が現存されている人気の観光スポットになっています。
昭和56年に国選定重要伝統的建造物として指定され、景観保存と伝統的な屋根葺きの技術を後世に残していく取り組みが行われている場所です。
宿場町の奥にある高台からは日本古来の風景がそのまま残っているような絶景を見ることができるようになっていますので、福島・会津エリアをツーリングの際には是非おすすめしたい歴史文化スポットです。
所在地:福島県南会津郡下郷町大内
入場料:無料
【秋田県】日本のストーンサークル⁉ 円形に並べられた環状列石の祭祀遺跡『大湯環状列石遺跡』
秋田県鹿角市には、縄文時代中期から後期にかけて築かれたとされる巨石を用いた古代遺跡の「大湯環状列石遺跡(おおゆかんじょうれっせき)」があります。
この遺跡は、万座(まんざ)と野中堂(のなかどう)という2つの環状列⽯を合わせたストーンサークルになっていて、縄文時代の当時は祭祀場だったと言われています。
環状列⽯の周りには、片口土器や土偶、⾷べものを⼊れておく貯蔵⽳や掘⽴柱建物などが発見されており、当時を再現した史跡観光施設になっています。
円状に並べられた石組みは太陽の光で、時間を知るための日時計状組石だったのではないかとされています。令和3年7月27日にはユネスコ世界文化遺産に登録された場所でもあるので、秋田県をツーリングするなら是非立ち寄ってみてくださいね。
所在地:秋田県鹿角市十和田大湯万座27
入場料:大人320円
【山形県】近代になって発見された平安時代の国府跡地『酒田 城輪柵跡(きのわさくあと)』
山形県の酒田市にある城輪柵跡(きのわさくあと)は、比較的近年の1931年に発見された平安時代に栄えた出羽国(でわのくに)の“国府跡”と言われています。
平安時代の初めから終わりまで約400年間にわたってあった国府の跡地と言われ、現在は保存整備事業によって、政庁南門や東門、築地塀の一部などが復元されています。
遺跡の外郭は一辺が約720m、面積は52haの広大な敷地で、その各辺中央に八脚門を構えてた豪華な造りをしていました。
1932年には国指定の史跡として登録され、現在では自由に見学できる歴史公園として親しまれています。
所在地:山形県酒田市城輪嘉平田
入場料:無料
【岩手県】現在でも鉱石発掘が行われている日本最大の鉄鉱山『釜石鉱山跡』
岩手県の釜石市甲子町には、日本最大の鉄鉱山である「釜石鉱山跡」があります。
およそ1億年前に石灰岩とマグマが反応してできた、豊富で良質な鉄鉱石が発掘される場所として知られ、釜石市は日本の近代製鉄発祥の町とも言われています。
また、この釜石鉱山は現在でも鉱石を発掘している現役の鉱山でもあり、一部のエリアは一般公開されているので遺跡観光をすることもできます。鉱山の地下350mから湧き出るミネラルウォーター「仙人秘水」も販売されていますのでお土産に是非どうぞ。
ちなみに、最盛期は敷地内に社宅はもちろん病院や学校などもあり、市街地よりも栄えた場所と言われていたそうです。
所在地:岩手県釜石市甲子町第1地割
入場料:大人300円
営業時間:9:30~16:30
定休日:毎週火・水曜(祝日の場合は開館) [冬季閉鎖:12月9日~3月31日]
【青森県】紀元前3900年前の竪穴建物跡や掘立柱建物跡を再現した大規模集落跡『三内丸山遺跡』
青森県青森市の三内丸山エリアに位置する日本最大級の集落遺跡「三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)」があります。
国の特別史跡にも指定されているこの場所は、縄文時代の遺跡を残した大規模集落の跡地で、約5万平方メートルの広大な敷地に、当時の竪穴住居跡や大人や子どものお墓、貯蔵穴などの生活の跡や人々の暮らしを残した観光施設になっています。
また、この場所から出土したとされる土偶や土器、ヒスイなどの装身具が2,000点以上も展示された博物館もあり、当時の暮らしを体験しながら縄文人の生活を学べる「縄文時遊館」や、復元された15棟の「竪穴住居」など、この場所でしか見られない貴重な展示物を楽しむことができます。
他にも、まが玉作りやミニ土偶作りといった体験型のコーナーもあるので、縄文時代の暮らしや生活様式を丸一日体験できる施設になっています。
所在地:青森県青森市三内丸山305
入場料:大人410円
営業時間:9:00~17:00
定休日:毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日)
いかがでしたか?
バイクはただ走っているだけでも楽しい乗り物ですが、古来から残り続ける歴史的な建造物や日本らしい歴史情緒溢れるスポットなどを、走る目的地に組み込んでツーリングしてみると、より一層そのエリアを深く知ることができます。
是非、次のツーリングのにはこれらの歴史探訪スポットに行ってみてくださいね!
【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】
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