愛車のバイクやHondaGO BIKE RENTALを利用して、近場のツーリングや日帰り走行でも楽しめるツーリングスポットを47都道府県別に紹介する連載企画。
今回は「愛知県」のオススメスポットをご紹介します！
四季を通して楽しめる愛知県のおすすめバイクツーリングスポットはココ！
一人でも気軽に走り出せるバイクは、通勤や買い物などの街乗りや近場のショートツーリングはもちろん、その機動力を活かしてグッと距離を伸ばしたロングツーリングまで、様々な楽しみ方ができるのも魅力です。
しかし、せっかくの休日だからどこか遠くへ走りに行きたい気持ちはありつつも、時間や予算の都合なども鑑みると、あまり遠くまで距離を伸ばせないケースもあると思います。
（三ケ日オレンジロード）
そこでこの企画では、バイクで走って気持ちいい道や、おすすめ景勝地などを47都道府県別にピックアップして、日帰りや近場で楽しめる“おらが県”のショートツーリングスポットをご紹介！
今回は「愛知県」内で楽しめる、バイクで行きたい厳選スポットを5つピックアップしてみましたので、是非、次のツーリングルートの参考にしてみてくださいね！
【走りどころ】標高326mの三ヶ根山の尾根を縦走する絶景ドライブウェイ「三ヶ根山スカイライン（国道247号）」
出典：Pixta
愛知県の中腹を走る国道247号は別名「三ヶ根山スカイライン」と呼ばれ、西尾市幡豆町から蒲郡市の形原温泉付近に至る5.1kmのドライブルートです。
有料道路（バイク：280円）ではありますが、標高326mの三ヶ根山の尾根を縦走できる爽快ルートになっていて、ドライブウェイの途中には、温泉のある保養施設や、三ヶ根観音・比島観音などの立ち寄りスポットも点在しています。
出典：Pixta
山頂部からの眺望は特に素晴らしく、蒲郡市街を挟んで渥美半島や伊良湖岬まで見渡せ、夜は夜景の綺麗な場所としても有名です。
三ヶ根山スカイラインは、通称「あじさいライン」とも呼ばれ、6月頃には満開のあじさいが沿線を彩り、夏の訪れを告げる風物詩にもなっている道なので、この時期を狙って走りに行くのもありですね。
所在地：愛知県 国道247号線
通行料：二輪280円
冬季閉鎖：なし
【立ち寄りスポット】常滑焼の陶器や煉瓦で埋め尽くされた観光スポット「常滑やきもの散歩道」
出典：とこなめ観光協会
愛知県の常滑エリアは、古くから陶磁器の産地として知られ、常滑市の栄町にある「常滑やきもの散歩道」は、日本有数の陶磁器産地である常滑の魅力を存分に味わえる散策コースです。
道の両脇に石垣のように“常滑焼”の陶磁器が敷き詰められたこの散歩道は、市内に点在する窯元やギャラリー、陶芸体験施設などを巡ることができるようになっていて、まるで迷路のような路地を歩きながら陶芸作品を鑑賞することができます。
出典：とこなめ観光協会
この場所で見られる常滑焼の陶器類は、急須や茶碗だけでなく、甕（かめ）や焼酎瓶、土管、レンガ、タイルなど様々。遺産を巡る観光スポットとして、焼き物マニアのみならず、古い趣ある建物や風景を楽しむこともできます。
ちなみに、常滑焼で作られた陶器は独特の朱色と艶やかさが特徴で、見た目が綺麗なだけではなく、急須や茶碗に使用するとお茶の味がまろやかになるとも言われていますので、ツーリングのお土産にいかがでしょうか。
所在地：愛知県常滑市栄町
【景勝地】三河湾にぽっかり浮かぶ歩いて渡れる蒲郡の無人島「竹島」
出典：Photolibrary
愛知県蒲郡市沖には、パワースポットとして知られる自然豊かな無人島の「竹島（たけしま）」があります。
対岸から約400mの竹島橋を使って歩いて渡ることができるこの島は、三河湾に浮かぶ周囲約680m、面積約1万9,000㎡ほどの小さな島ですが、島全体が国の天然記念物にも指定されている場所でもあります。
出典：Photolibrary
島の内部には弁天様が祀られている「八百富神社」があり、開運・安産・縁結びのご利益があるとされ、約20〜30分もあれば島をぐるりと１周できる参道もあります。
竹島の周辺には日帰り温泉施設やレストランもあるので、ツーリングの立ち寄りスポットとしてもおすすめです。
所在地：愛知県蒲郡市竹島町
【ビュースポット】三河湾や太平洋を一望できる渥美半島の最先端「伊良湖岬」
出典：Photolibrary
愛知県田原市の南西に位置し、渥美半島の先端部分にあたる場所に「伊良湖岬」があります。
三河湾に突き出るような形をした伊良湖岬は、美しい自然景観と歴史的な観光スポットが楽しめる場所になっています。
出典：Photolibrary
伊良湖岬の先端には明治時代に建てられた白亜のデザインが美しい「伊良湖岬灯台」があり、この場所からは広大な三河湾や遠くに連なる伊勢湾の景色を一望することができます。
また、伊良湖岬は夕日が綺麗な場所としても知られ、青い海と白い灯台の間に沈む夕日を眺められるので、ツーリングの締めくくりにもピッタリの場所です。
所在地：愛知県田原市伊良湖町
【御当地グルメ】八丁味噌仕立ての汁にコシの強いうどんを煮込んでいただく「味噌煮込みうどん」
出典：Photolibrary
愛知県の御当地グルメにはひつまぶしや手羽先などがありますが、ツーリングで冷えた身体を温められるおすすめの郷土料理が「味噌煮込みうどん」です。
味噌煮込みうどんは赤味噌文化が根づく東海エリアの家庭料理として親しまれていたのがはじまりとされ、その後、名古屋市を中心とした地域でよく食べられるようになったことで全国的にも知られたグルメとなりました。
愛知県を代表する八丁味噌をベースにしているだけあって、濃厚な味わいと焦げ茶色の味噌出汁が特徴。コシの強い“きしめん”タイプの麺を入れて煮こみ鍋のような味わいを楽しむ場合もあります。
今では全国のうどん屋でも提供されている人気メニューですが、現地の味噌煮込みうどんはひと味違いますので、このエリアをツーリングする際には是非味わってみてくださいね。
いかがでしたか？
日本の47都道府県にはその地域ならではの魅力がありますが、自分の住んでいるエリア付近にも、バイクで走って気持ちいい道や歴史情緒溢れる史跡が実は結構たくさんあるんです。
もちろん、これらは他県に在住のライダーにもおすすめできるツーリングスポットなので、是非、次のツーリングルートの参考にしてみてくださいね！
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【文：岩瀬孝昌（外部ライター）】
