レンタルバイクを借りて遊ぶ方法は何もツーリングだけではありません。
HondaGO バイクレンタルでは2時間からのショートプランなど短時間のコースもあり、車両も50cc〜リッタークラスまで幅広く揃っています。
今回は二輪免許ではなく、車の免許のみ持っている方でも使える“原付”を使ったショートプラン街巡り!
都会を巡るなら車や電車よりも原付のほうがお得で気軽に周れるんです!
原付で横浜の街を巡る
今回は横浜市南区にあるホンダビークルハウスでタクト・ベーシックを借りるところからスタート。
ホンダビークルハウスまでは車で来て近隣のコインパーキングに停めておきました。
今回乗るライダーは二輪免許は持っておらず車の免許のみ。原付の操作方法を詳しく知りませんでしたが、スタッフさんが最初にしっかり説明してくれるので安心。
不安のない状態からスタートできます。
原付のショートプランは2時間まで最安1,500円〜となっていて、それでも良かったんですが、どうせ借りるなら色々巡りたいということで今回は少し多めに借りることに。
4時間で3,000円だったのでこれでもいいかと思いましたが、8時間は3,500円と差が500円しかなかったので、お店の閉店時間まで遊べる8時間プランをチョイス。
今回は巡りたい場所が多かったため8時間プランにしましたが、行きたいスポットが近隣で1~2個程度であればショートプランで十分だと思います。
早速お店を出発して横浜の街へ向かいます!
本牧ダイナーでランチ
最初にやってきたのは本牧にあるブギーカフェ。
創業30年を超える全国的に有名な老舗ダイナーで、本牧らしいアメリカンな雰囲気に包まれています。
バイク好きの間では結構知られた存在で深夜まで夜まで営業していることもあり、横浜を走った締めにブギーカフェで一服、というスタイルも定番です。
注文したのはチーズバーガー。
ジャンキーなイメージのハンバーガーとは違って、ブギーカフェのハンバーガーは体に優しいオリジナルの素材を使っており、あっさりとした味わいが特徴的。
女性でも食べ切れるサイズ感で、クドさがなくスッと口に馴染む美味しいハンバーガーでした!
また他ではあまり飲めないダイナーらしいドリンクも飲めるため、ハンバーガーとの付け合わせにおすすめ!
乗ってきたのは原付ですが、ここで食事しているとあまりにおしゃれで、まるで大型アメリカンで来たかのような気分に浸れます。(笑)
本牧ですがあまり混んでいる地域ではないため、バイクや車で来る方も多いのでツーリング時に是非寄ってみてください!
【 ブギーカフェ 】
住所:〒231-0825 神奈川県横浜市中区本牧間門20−1
電話番号:045-621-0990
営業時間:11:30〜23:00
定休日:木曜
海外の服が並ぶ本牧OZ
次にやってきたのはこちらも本牧にある本牧OZ。
主に海外の服や雑貨を輸入して販売しているお店です。
大通りを走っている最中に他の店とは全く違った雰囲気に惹かれ、入ってみることに。
店内はメンズ・レディースそれぞれ他のお店では見ない珍しい服がズラリと並んでいます。
ラジオパーソナリティも務める気さくな店長さんに聞いてみると、元々本牧に来たアメリカ人たちが日本の服屋では合うサイズが無かったり、好みが違ったりという理由からアメリカの服を仕入れて売り始めたのがスタート。
現在も海外、主にアメリカの服を扱っており、人と絶対にカブらないユニークな服や、現地でしか見ないレア物の服を扱っています。
日本でも売っているブランドでも日本のは日本人仕様になっているため、本場のクオリティのブランド物を求めて来る方も多いんだとか。
店内の電話はアメリカの昔の公衆電話となっていてなんと今も現役!
珍しいものがたくさん置いてあって店長さんの話だけでも面白いので、おすすめの服屋さんです。
【 本牧OZ 】
住所:〒231-0806 神奈川県横浜市中区本牧町2丁目356
電話番号:045-623-2650
営業時間:11:00〜18:00
定休日:水曜
原付スクーターはメットインスペースが便利
本牧OZで気に入った服を見つけ、買った荷物はメットインスペースに収納。
バイクで出かけると車と違って荷物が持てない、というのはよく聞く話ですが、原付ならメットインスペースに結構荷物が入るので、街巡りには適していると思います。
念の為リュックも持ってきたので荷物を運ぶ準備はバッチリ!
原付で街巡りする際は使うかわからなくてもリュックやバックを持っておいてメットインスペースに入れておくと、いざ出先で欲しい物を見つけたときでも安心なので準備しておきましょう。
今の原付はかなりしっかりしてる!
横浜の街へ向かってタクトを走らせます。
「原付」と聞くとパワーもなくて質感も低くて、バイクと言うより自転車に近いようなイメージを持っている方もいるかもしれませんが、現代の原付はパワー的にも満足できて、各部の質感も高く、しっかりバイクと呼べるクオリティなんです。
道中かなりの角度の上り坂がありました。
ひと昔前の原付はこういう坂が登れなくて足でバタバタやったり押して歩いたりなんてこともありましたが、タクトはなんの問題もなくグングン登っていきます。
勢いではなく途中一度停車して、そこからスタートしても余裕で登るので単純にパワーが上がっているというより、洗練されてどんな状況でもしっかり走るようになっています。
50ccではありますが、バイクとして十分な性能を持っているため、今の原付に初めて乗る方は最初ビックリするはず!
これなら丸一日走って街を巡っても不安なく楽しめるので、原付のイメージが大きく変わると思います。
原付は停められる場所が多い
横浜のみなとみらいなど都心エリアにやってきました。
こういう場所こそ大きなバイクで来てしまうと停める場所が無く結局離れた場所に停めたり、車の場合は駐車場はあってもかなりの高額…。
しかし原付の場合、駅前駐輪場など50ccなら停められる場所がたくさんあるので駐輪場に困りません。
しかも駐車料金は毎回100円〜200円程度。
車とは比べ物にならないくらい駐車料金は安いんです。
都心ほどこういう原付のみ停められるスポットは多いので、ツーリングではなく街巡りの場合こそ原付がおすすめです。
中華街で軽食
横浜中華街にやってきましたが、こういうスポットこそ大きなバイクや車で来ると停める場所が限られていて面倒なことになります。
今回はまだハンバーガーも残ってるし、お店に入らず店頭で買える軽食を探していたので手押しで探してみることに。
取材日は祝日でかなり混んでいましたが、原付なら押して歩いていてもそこまで違和感がないためうまく巡ることができました。
小籠包と肉まんをゲット。
やはり中華街のグルメは頭一つ抜けていてめちゃくちゃ美味しい!
食べ歩きにもピッタリです。
中華街のメイン通りは日中基本進入禁止なので、押して歩ける原付はかなり便利。
もちろん原付なら停められる場所もありましたが、今回はササッとなので買って食べて次のスポットへ行くことにしました。
海外の古着を扱う古着屋「youth vintage」
関内と桜木町のちょうど間くらいに位置する古着屋「youth vintage」は主に海外の80年代〜90年代の古着を扱っているお店。
現地まで買い付けに行っているため、普通の古着屋さんではなかなか見ない服がたくさんありました。
Hondaの3輪バギーATCのキャップがあったり、ガッツリビンテージというよりは若い世代も親しみのある時代のビンテージなのでこの時代が好きな方にはグッと来るアイテムが並んでいました。
先程の本牧OZでも買いましたが、ここでも気に入った古着を見つけて購入。
古着好きの方にはぜひ一度行ってみて欲しいお店です!
【 古着屋youth vintage 】
住所:〒231-0014 神奈川県横浜市中区常盤町6丁目75 常盤町ビル 2階
電話番号:045-900-8442
営業時間:平日 14:00〜20:00、土日 12:00〜20:00
短時間で巡るなら原付はお得だった!
まだ時間には余裕がありましたが、今回は十分横浜の街を堪能できたのでお店に戻ります。
今回のルートを車でやろうとした場合、身動きしづらいのと駐車料金だけで原付のレンタル料と並ぶくらいかかってしまいます。
原付レンタルもレンタル費とは別に保険などもあるので、フルカバーで借りた場合トータルで考えると安いというわけではありませんが、車よりも短時間で横浜の濃いスポットを巡れたのは事実。
実際車よりも楽だったと思います。
最近流行りのレンタルの電動キックボードという手もありますが、行動範囲が限られてしまうのと荷物を収納するスペースが無いので、原付と同じようには行きません。
レンタルバイクはこういった使い方もできるので、観光が目的の場合でも利用してみてください!
【文/佐藤快(外部ライター)】