愛車のバイクやHondaGO BIKE RENTALを利用して走りに行きたい道やツーリングスポットを紹介する連載企画。
今回は冬でも楽しめる『静岡県・西伊豆エリア』のオススメな日帰りツーリングコースをご紹介します!
陽の短い冬期でも夕日の時刻まで楽しめる西伊豆エリアのオススメコース
寒くなる冬の時期は夏の時期に比べるとバイクで気軽に走りに行けるエリアもだんだん少なくなってきますよね。
特に標高の高い山間部では路面の凍結や積雪、急激な気温低下などの心配も出てきますから、エリアによっては山岳方面へバイクで行けなくなってくるところもあるかもしれません。
しかし、暖かいライディングウェアとしっかりとした防寒具を着込めば、冬にでも楽しめるツーリングエリアって実は結構あるんです。
その中でも関東エリアの日帰りツーリングにオススメな場所が静岡県「伊豆半島」。
関東圏や中部エリアなどからでもアクセスしやすく、12月〜3月頃の寒い時期でも比較的温暖な伊豆半島は内陸部の山道でも、積雪や凍結などの心配が少ないのも魅力です。
他にもバイクで走って楽しい道や、美味しい御当地料理もあるので、冬にこそピッタリの場所でもあります。
そこで今回は、伊豆半島の西側に位置し、駿河湾側の海沿いとなる『西伊豆エリア』のオススメ日帰りツーリングコースをご紹介します。
【走りどころ】西伊豆の尾根伝いを爽快に走れる『西伊豆スカイライン』
静岡県の浜松方面や沼津方面からアクセスしやすく、西伊豆ツーリングの定番ルートになっている道が「西伊豆スカイライン」です。
戸田峠付近から達磨山や伽藍山を通り抜け、船原峠まで、標高800~900mの稜線上を走れる総延長約10.8kmの山岳道路になっています。
スカイラインの総距離としては比較的短めですが、天気が良ければ開けた尾根沿いから富士山を見ることができ、眼下には日本一深い湾として知られる駿河湾の景色を楽しむこともできます。
伊豆の東側にある伊豆スカイラインは有料道路ですが、こちらの西伊豆スカイラインは県道127号「船原西浦高原線」の一部になっているので、現在は無料で開放されているのも嬉しいポイント。
冬でも比較的、温暖なエリアですが日陰になっている場所などが部分的に凍結している場合もあるので、走行前に下記の問い合わせ先へ確認しておくとよいでしょう。
■西伊豆スカイライン
問:0558-72-2501
【ビューポイント】駿河湾越しに見える富士山が絶景な景勝地『恋人岬』
西伊豆スカイラインの終着地点の船原峠から、駿河湾側の土肥方面へ向かうと現れる景勝地が「恋人峠」です。
駿河湾沿いを走れる国道136号沿いに位置するこの峠は、富士見遊歩道と呼ばれる木製のデッキを歩いて進んだ先にあり、天候が良ければ遠く富士山を望むことができるビュースポットとして人気です。
展望デッキの先端にある、愛の鐘「ラブコールベル」を3回鳴らしながら、愛しい人の名を呼ぶと愛が実るといわれており、西伊豆の恋愛成就スポットとしても知られています。
ちなみに、遊歩道の入口にある「恋人岬事務局」で恋人宣言証明書を発行してもらうことができ、めでたく結婚にゴールインすると祝電が届くなど数々の特典が付与されるサービスも行われているそうです。
カップルや気になる異性と西伊豆ツーリングへ行くなら、是非立ち寄ってみてはいかがでしょう?
【食事処】西伊豆エリアの密かな名物『西伊豆しおかつおうどん』
伊豆半島の名物料理といえば、東側も西側も魚介類や海鮮物のイメージが強いですが、西伊豆エリアの御当地料理として密かに人気なのが「西伊豆しおかつおうどん」です。
塩鰹とは、カツオをまるごと一本塩に漬け込んだ後、日干しにして乾燥させた「乾干し塩蔵品」で、魚の干物のような食感と少し塩辛い味がヤミツキになる一品。
茹でたうどんに、ほぐした塩鰹の焼き身と海苔、温泉玉子、薬味などをのせ、だし醤油を少量垂らして混ぜて食べる、御当地うどんです。
うどんをスープや出し汁で味わうというよりは、香川県の讃岐うどんのように、少なめのだし醤油を絡めて食べるパスタ感覚のうどんになっているのが特徴。
この付近でしか味わえないうどんなので、西伊豆ツーリングのお昼ご飯に是非オススメです。
【景勝地】海に浮かんだ二つの牛着岩(夫婦岩)は一見の価値アリ!『雲見海岸』
駿河湾沿いを走れる西伊豆ツーリングのメインルートとなる国道136号を更に南下すると、松崎町付近にある「雲見海岸」に辿り着くことができます。
雲見エリアは温泉地やダイビングスポットとしても有名で、天気が良ければ駿河湾越しに富士山の眺望を拝むことができ、「世界でいちばん富士山がきれいに見える町」として名高い景勝地でもあります。
また、雲見海水浴場の沖に浮かぶ、大小2つの島は「牛着岩(夫婦岩)」と呼ばれる風光明媚な天然岩があり、景観の神々しさは息を飲むほど美しい景色が広がります。
海岸沿い付近までバイクでも行けるので、愛車と一緒に記念撮影するなら外せないフォトスポットのひとつです。
【景勝地】標高333mの高台に広がる岩畳の地『入間千畳敷』
西伊豆ツーリングを南下するツーリングのハイライトとも言える場所が入間エリアにある「入間千畳敷」です。
伊豆の秘境ともいえるこの千畳敷には、海底に降り積もった火山灰や軽石からなる美しい地層が広がり、伊豆のジオパークを象徴するようなダイナミックな地層の造形美を見ることができます。
この場所を見に行くためにはバイクを付近に停めて少し歩く必要がありますが、荒波で浸食されてできた千畳敷は一見の価値アリです。
この「静岡・西伊豆のオススメコース」はHondaGO RIDEにインストールできます!
今回紹介した「静岡県・西伊豆のオススメコース」は、バイク乗りのためのスマートフォンアプリ「HondaGO RIDE」にルートをインストールすることができます。
冬期でも楽しめるオススメのツーリングコースとして、是非ご活用ください。
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※このツーリングプランは、HondaGO RIDE「ツーリングプラン」を使って作成しました。安全運転で楽しいツーリングへ出かけましょう!
※ツーリングプランのインストールには、スマートフォンアプリ「HondaGO RIDE」のダウンロードおよびログインが必要です。
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いかがでしたか?
冬の時期にどこへ走りに行こうか迷ったら、凍結などの心配が少ない静岡県の西伊豆エリアなら問題なく楽しめます。
暖かいライディング装備に身を包んで、是非、冬の日帰りツーリングに出かけてみてくださいね!
【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】