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万能すぎる750cc大型バイク『X-ADV』は新型になって何が変わった?【ホンダの道は一日にして成らず 第10回/Honda X-ADV(2021)前編】

ホンダのバイクラインアップの中で最も個性派と言えるオートマチック・アドベンチャー『X-ADV』が2021年モデルでフルモデルチェンジ! 新しい『X-ADV』は何が変わった?

新型『X-ADV』は従来モデルから大きく進化!

まず、ちょっとおさらいです。

なにせ『X-ADV』っていうバイクは、あまりにも個性が強いですから、基本的なことを知っておかないと『なんのこっちゃ?』ってなるかもしれませんので。

予備知識が無いと、このバイク『X-ADV』はオートマチックのみの設定だし、アドベンチャーバイクっぽいスタイルを取り入れたスクーターなのかな? っていう印象になるかもしれません。

だけど、それは断じて違うのです!

X-ADVはスクーターじゃない

これは、乗るとすぐに誰もが感じられることですが、X-ADVは紛れもなく『バイク』です。

オートマチックって言ってもスクーターに採用されるCVTじゃなくて、マニュアルトランスミッションをベースに自動変速を可能にした、バイクでは唯一のDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)機構を搭載。

マニュアルの楽しさを感じさせつつ、オートマの便利さを併せ持つという、優れた電子式の変速システムが採用されています。

このあたりは従来モデル(2020モデル)の記事で、X-ADV信者の私(北岡)が嬉々としてお伝えしておりますので、よろしければそちらも併せてお楽しみください。

そして、その超個性派バイクが2021年モデルでフルモデルチェンジ。

これはX-ADV大好き派の私として、見過ごす訳にはいきません!

新型『X-ADV』は見た目以上に中身が変わった!

そのフルモデルチェンジの内容ですが、スタイリング上でまず目を引くのは国産バイク(国内仕様車)で初となるデイタイムランニングライトの採用

バイクではなかなか認可が下りませんでしたが、それも解禁となり、X-ADVが一番乗りです。

ちなみにこのライトはオートライトになっていて、夜間やトンネルなど周囲が暗くなるとデイタイムランニングライトは自動で消灯し、代わりに多灯のLEDヘッドライトが点灯する仕組み。

ご覧ください、多灯LEDヘッドライトのこのゴージャスさ。これを見た瞬間に私は『X-ADV、やっぱり高級車や……』って思いました(笑)

しかも、メーターにはフルカラーTFT液晶が新採用されているんだから、豪華さに文句のつけようがありません。

その上で車両とスマホをBluetooth®で接続し、音声入力に対応したヘッドセットからの音声ガイダンス&ハンドル左手のスイッチ操作で音楽再生や通話の操作ができるHSVCS(Honda Smartphone Voice Control system)も採用。

従来型も先進的でしたけど、新型X-ADVはさらに『新しさ』を感じさせる装備が充実しているんです。

豪華さだけじゃない、走りの進化

でもホンダが『フルモデルチェンジ』と言うくらいですから、新型X-ADVの進化が見た目の変更や豪華装備の追加だけに終わるはずがない。

と言うかむしろ、走りの進化のほうが本領かもしれません。

ピストンは裏面が肉抜きされ、軽量化によって高回転域でのスムーズな吹け上がりに貢献。その他、クランクシャフトのカウンタウエイトの最適化やバランサー軸径の見直しなどによりエンジン単体で1.4kgの軽量化に成功しています。

しかもスロットルボディが大径化され、最高出力にして4馬力もパワーアップ! 吸気系の改良によりスロットルのレスポンスも向上しているとのこと。

もうこの時点でワクワクが止まらないのです……

新型『X-ADV』は従来型とは別のバイク?

そしてトドメはパワーアップしたエンジンを受け止める車体側。

1kgの軽量化を果たしたフレームは驚きの完全新設計です。それを従来型から受け継いだ信頼性の高いスイングアームと組み合わせ、さらなる軽快さを実現している、とのこと。

この他にもまだ変更点は多数ですが、目立つトピックだけでも『従来型とは完全に別モノ』感が溢れ出ています。

果たして新型X-ADVはどんな走りをするのか?

この続きは【中編】で!

新型、なんだかビックリするくらい『スポーティ』になってるんですよ!?

【文/北岡博樹(外部ライター)】

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