HondaGO BIKE LAB

クロスカブ110は100点満点のバイク。カブに夢中のライダーが続けるのは地元をカブの聖地にする活動

クロスカブ110に乗る清藤さんは、これまで新旧のカブを乗り継いできました。
現在は地元・大分県玖珠郡玖珠町にある伐株山(きりかぶやま)をカブの聖地にするべく、さまざまな活動をしています。
そんな清藤さんに、カブの魅力とご自身の活動について聞いてみることにしました。

気軽に乗れるバイクが欲しかった


清藤さんがバイクに乗り出したのは20歳のときでした。

 

高校生の時からバイクに乗りたかったんですけど、高校がバイク禁止だったんです。それで就職して少ししてから普通自動二輪免許を取得しました

 

その後、会社を辞めて実家がある大分県玖珠郡玖珠町に戻り、家業を手伝うことになります。
忙しい中、気分転換できるバイクが欲しいと考えて購入することにしたのが中古のスーパーカブ 90でした。

 

散歩みたいな感じで近所を気軽に走れるバイクとしてカブが欲しかったんです。クラッチがないから停止や発進が楽ですよね。そこが魅力でした

 

清藤さんはここから急速にカブにはまっていくことになります。

 

知り合いを誘って四国ツーリングに行きました。そのときに友人がCT110(ハンターカブ)に乗っていたんです。昔から欲しいと思っていたバイクでしたが、一緒に走ってみてとても欲しくなってしまいました

 

ちょうどその頃始めていたブログでこのことを書いたところ、「譲っても良い」という人が出てきて、CT110(ハンターカブ)に乗り換えることができました。

クロスカブ110を入手


清藤さんは、毎年秋にカブに乗る友人と四国や鹿児島へロングツーリングへ出かけるようになりました。
ある日のツーリングで友人が乗ってきたのが新型のクロスカブ110でした。
一緒に走っているうちに、クロスカブ110への興味がムクムクと大きくなってしまったのだと言います。

 

「新型に乗ったら古いカブには乗れなくなるよ」と言われました。そんなことはないだろうと思って乗ったら本当でした。走りはいいしスムーズだし、燃費もいい。ブレーキも利くから走っていても安心できる。新しいカブはすごいなと思いました

 


言われていた通り、これ以降はクロスカブ110しか目に入らなくなり、乗り換えを決意することになりました。

 

僕としては100点のバイクです。バイクの性能的にも不満は何もありません。パワーも必要十分です。古いカブに比べたら二倍くらい燃費も良くなりました。以前はロングツーリングに行った時、給油する場所で困ったこともありましたが、クロスカブ110になってからはそういうこともなくなりました

 

それ以来、クロスカブ110が清藤さんの良き相棒となりました。

 

カブで旅に行くのが一番楽しいですね。それが一年働くモチベーションになっています。カブが一番。速いバイクじゃないけれど、のんびりした旅に向いています。遊ぶにもツーリングにも気持ちよく走れる速度域が自分にはちょうど良かったんです

 

伐株山をカブの聖地に


スーパーカブ 90に乗っていた頃から、清藤さんが考えるようになったのが、地元・玖珠町のシンボルとも言われる伐株山を、カブに乗るライダーたちの聖地にしたいということでした。

 

ハッシュタグをつけて「カブに乗って伐株山に来てください」というメッセージをSNSで発信しました。当初はカブと伐株山をかけあわせたダジャレみたいなものだったんですが、続けていたら少しずつ認知されるようになってきて、来ていただける人が増えてきました。九州だけでなく関西圏の人も来てくれますし、去年はカブで宮城県から自走で来てくれた人もいました

 

清藤さんは15年以上も発信を続けています。
継続が力になっていることは確かですが、最近のカブオーナーたちの輪が広がっていることも関係しているのではないかと言います。

 

僕が乗り出した時も、カブのミーティングもそれほど盛んではありませんでした。最近ではカブのミーティングが各地で増えています。その影響もあって、伐株山も認知してくれているのだと思います

 

伐株山のロケーションもプラスになっている様子です。

 

阿蘇にも近いので、フェリーで下関や別府から来て、阿蘇に向かう途中に立ち寄ってくれたりしています。山の形が面白いので、愛車と一緒に記念撮影に来てくれている感じです

 

清藤さんがこうした活動を続けているのは、少しでも地元を盛り上げていきたいという思いがあるからです。

 

地方の人口が減っているじゃないですか。玖珠町も例外ではありません。遊びに来てくれる人が増えると町も元気になるので、町おこしの一環というような気持ちでやっています

 

清藤さんの夢は、いつか伐株山がカブの本当の聖地になり、ポスターやCMなどで取り上げられること。
いつか本当になる日が来るかもしれない。
そう考えてクロスカブ110に乗り、玖珠町と伐株山の魅力を発信し続けています。

【文/後藤武(外部ライター)】

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