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家庭を持ったパパライダーにモンキー125はパーフェクトなバイクだった

栗田さんはモンキー125が登場したときから欲しくてたまらなかったのだと言います。
小さな子どもがいる栗田さんにとってモンキー125は単に魅力的なだけでなく、必要な条件をすべて兼ね備えたバイクでした。

そんな栗田さんが、どのようなバイクライフをおくっているのかをお聞きしてみることにしました。

高校時代はバイクに夢中だった

栗田さんが原付の免許を取ったのは高校1年のときでした。

「友達が皆、原付に乗り出したから自分も原付免許を取ってDioを買いました。自転車とはまったく違う風の感じ方で行動範囲も広がったことが嬉しくて走り回っていました」

そのうちにミッション付きのバイクに乗りたいと考えて中型免許を取得。
400のネイキッドに乗り換えます。

「乗り換えたらパワーが原付とぜんぜん違うじゃないですか。楽しかったですね。友達と奥多摩には良く行きました。深夜に都内に行ったこともありました」

学校を卒業して社会人になるとクルマの免許を取得。
頑張って働いてクルマを買おうと考えて、その頃からバイクに乗らなくなっていきました。

モンキー125でバイクにカムバック

その後、栗田さんは結婚して自宅を購入しました。
そこで再びバイクに乗ることを考えるようになります。

「貯めていたお金で家具などを購入したんですが、少し余裕があったんです。それでクルマかバイクを買おうと思いました。普通車を2台にしてしまうと維持費が大変です。1台を軽自動車にして、もう1台はバイクが欲しいと思い、家内に相談したら快くオーケーしてくれました」

ベストだと考えたのは125ccでした。
維持費も安いし、栗田さんの使い方だと高速を使って遠くに行くことはないからです。

「子供が1歳と3歳だから、バイクで遠くに遊びに行くことがないんです。高速道路に乗れないことはデメリットになりませんでした」

候補として考えていたのはモンキー125です。

「実はモンキー125が発売されていたときから『バイクを買うのならモンキー125が良いな』とずっと思っていました。カタログ値で燃費がすごく良かったのも魅力でした」

納車されたときは喜びでいっぱいだったそうです。

「久しぶりのバイクは楽しかったですね。納車日は雨だったですけど追い求めていたものがやっと手に入ったということもあって雨の中を走り回っていました」

実際に使ってみるとモンキー125が、予想していたよりも遥かに楽しいバイクであることがわかってきました。

「それまで125のバイクに乗ったことがなかったから、どのくらい走るかまったく分からなかったんです。でも乗ってみて驚きました。下からパワーがあって乗りやすいし、高回転も伸びる特性で凄く乗りやすいんです。幹線道路で他のクルマと一緒に走ったりしてもストレスがありません。燃費も良いです。ガソリン代も高騰しているから軽自動車でもガソリン代が気になるじゃないですか。モンキー125で毎日通勤していたら、そのうちに車両代をカバーするくらい節約できてしまうかもしれません」

パパライダーなりの楽しみ方とは?

栗田さんの使い方は90%が通勤です。
前述したように遠出もあまりしません。
その代わりに楽しんでいるのがプチカスタム。

携帯ホルダーを装着したのを皮切りに、フロントフェンダーをダウンタイプに変更。
エンデュランス製のリアキャリアやヨシムラのマフラーを装着。

ハンドルポストにスペーサーを入れてハンドル位置を高くしています。

「モンキーの魅力の一つはカスタムパーツが豊富だということなので、購入したら色々手を入れてみたいと思っていました。小さなカスタムでも自分の考えで雰囲気やフィーリングが変わるのは楽しいです。身長182cmの自分でもモンキーのポジションはまったく窮屈ではないんですが、ハンドルポストにスペーサーをつけて60mm上げてみたらずいぶん乗りやすくなりました」

今後はタンクを塗装したり、タックロールのシートに交換してみたいということでした。

モンキー125の仲間を増やす計画

休日バイクに乗るときは奥さんの許しを得て出かけます。
快く送り出してくれる奥様の優しさを理解して栗田さんも遠くに行くことはしません。
ただ、同じようにバイクを楽しんでいる友達がいないので、基本的に走るときは1人。

「高校の頃は友達と走るのがとても楽しかったんですよ。そんなことを思い出して、最近では同じように家庭を持った友達に125の素晴らしさを広めています。125の布教活動ですね(笑) そのかいあってモンキー125が欲しいという友達も出てきたんです」

そして楽しみなのはお子さんたち。
栗田さんのモンキー125に興味津々な様子なのです。

「バイクで出かけようとすると『ボクも乗せて』と言ってきます。モンキー125は一人乗りなので、今は跨がらせてあげるだけですが、それでも喜んでいます。息子たちが大きくなったら一緒に走るのが今の夢です。一緒にツーリングに行けたら最高でしょうね」

栗田さんが一番大事にしているのは家族の幸せです。
仕事と家庭で毎日が楽しくも忙しい日々。
その中で生まれたわずかな自分の時間をモンキー125が更に充実させてくれていました。

栗田さんにとってモンキーは、どんなビックバイクよりも大きな喜びと夢を作り上げていたのです。

【文/後藤武(外部ライター)】

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