HondaGO BIKE LAB

ダックスとモンキーは何が違う?クラッチありなし、タンデムなど同じサイズ感のミニバイクを比較してみる

バイクは小型から大型まで様々なサイズがありますが、どのサイズも違った魅力があってそれぞれ違った面白みを見出してくれるものです。
今回はそんな中でミニバイククラスに当たるモンキーとダックスについて。

同じサイズ、同じ排気量の2台ですが、装備や乗り味など、どこが違ってどこが良いのか解説していきます!

ダックス・モンキーの違いはココ!

どちらも歴史あるモデルなので最近バイクとは違ったどこか懐かしい、可愛らしい雰囲気がある2台
過去のモデルを参考に近年最新装備で復活したバイクです。
サイズはどちらも同じ位で大きな差はありません。

12インチホイールを装着しており、いわゆるミニバイクのサイズ感になります。

エンジンはどちらも同じく空冷単気筒エンジン
モンキーの方はシルバーに、ダックスの方はブラックに塗装されていますが、見た目はほとんど一緒です。

ですが実はパワー特性やミッションなどは違うため、同じ系統のエンジンでも違うセッティングがされています。

一番の違いはクラッチありなし

この2台の一番わかりやすい違いはクラッチがあるかないか。
ダックスはエンジンの回転を上げると自動で繋がる遠心クラッチに4速ミッションに対し、モンキーは一般的なバイクと同じくクラッチ付きで5速ミッションを搭載しています。

なのでシフトレバーの形状が違い、ダックスはシーソーペダルと言って前だけでなく後ろ側にも踏み込むペダルがあり、モンキーは前だけとなっており一般的なバイクと同じくペダルの下に足を入れてアップダウンの操作をします。

クラッチがないダックスには当然クラッチレバーがありません。
モンキーには一般的なバイクと同じくクラッチレバーが搭載されています。

普段バイクに乗っている方からすると一般的なバイクと同じく操作できるモンキーのほうが乗りやすく感じますが、逆にダックスはハンターカブなどと同じ操作感
慣れてしまえばクラッチ操作いらずで走れるのがダックスなので、クラッチ操作ができる前提であれば楽さはどちらも同じレベルだと思います。

タンデムできるのはダックスのみ


実はタンデムステップが取り付けられているのはダックスのみで、モンキーはタンデムすることができません
ダックスはシートが長く、前にタンクもないので2人乗っても前後に余裕がありますが、モンキーは1人乗るともう前後に余裕がないため、基本1人乗りのバイクになります。

ハンドルの絞りも違う

細かいところですがハンドルの形状も違います。
ダックスのハンドルはオフロードバイクのようなミニ用のアップハンドルで、フロントフォークのほぼ真上直線上にハンドルがあります。

対してモンキーは同じくアップハンドルではありますが、少し内側に絞られていて、ダックスのように直立したポジションではなく、フロントフォークの直線上から少し後ろあたりにハンドルがあります。

微々たる差ですが、クラッチ操作を想定しているモンキーは多少肘を曲げて内側に絞ったポジションダックスは真っ直ぐ前に手を伸ばしたポジションになります。

乗って感じる違いは様々


見てわかる違いは多少ですが、乗ってみると更に違いが出てきます。

まずはスクーターとほとんど同じ気持ちで乗れるダックス。
スロットルを開けるだけで発進してくれるので、難しい意識することも無く信号が変わったらスロットルを開けるだけというラフさ

一度スロットルを戻したタイミングでシフトペダルの前側を下に踏み込むことでシフトアップしていき、4速までスムーズに繋がっていきます。
125ですが、見た目からの想像よりもずっとパワフルなエンジンで、町中を走るだけなら3速まででも十分なくらい加速していきます。

低回転から高回転まで綺麗に回ってミッションが繋がっていくので不安感もなく、吹け上がりが結構気持ちいい!

唯一気になるのは停車する時で、クラッチがないためエンジンブレーキを積極的に使うことが出来ません
シフトダウンすれば当然エンジンブレーキはかかりますが、ダウンしたと同時にいきなりギアが繋がってしまい、特に低いギアでは強くエンジンブレーキが効いてしまうため、信号で停まる時は4速のまま停車し、もう一回シフトアップするとNに、もう一個踏み込むと1速に戻るというリターンミッションを使った走り方のほうがずっと楽に楽しく走ることが出来ました

次はモンキー。
いつも通りクラッチを握ってスロットルを開けながらの発進ですが、125のため大型バイクほど気を使ったクラッチ操作が必要なく、ラフに繋いでも立ち上がってくれるエンジンです。

しかし一つ一つのギアが短く、シフト操作は若干多めです。
1速で発進したら次の信号までで3速、4速辺りまではアップしたほうが気持ちよく走れるので言い方次第では忙しく感じる方もいるかもしれません。

ですがこれが逆に楽しいと感じる方もいるはずで、小さな排気量のパワーを活かしてシフトアップ、シフトダウンしながら走るのは125ならではの楽しみがあります。

ダックスはシフトダウンしながら走るのは慣れが必要ですが、モンキーで「もう少しパワーがほしいな」と思ったときにシフトダウンしてもクラッチがあるので緩やかに繋ぐことができ、エンジンのパワーを最大まで活かした走り方が楽しく感じました。

運転のしやすさ、楽しさ何で選ぶべき?


大前提としてダックスもモンキーもどちらもバイクとして走って楽しいそれぞれの魅力があります。
レンタルするならどちらも是非試してほしいバイクです。
しかし敢えてどちらかを選ぶのであれば、キャラクターと感じやすい魅力で選ぶべきだと思います。

ダックスはその見た目からの親しみやすさはもちろん、乗ってみて感じるバイクとしてのキャラクターも親しみやすく負担を感じずに走れるバイクです。
125なので長距離を走るバイクではありませんが、これなら長距離も走りたいと思えるし、トコトコゆったり景色を楽しみながら走る走り方が向いています。
町中はダックスの得意ジャンルなので通勤通学にも便利だと思います。

対してモンキーは見た目は同じく親しみやすいですが、バイクとしての楽しみがより濃く感じるのはモンキーだと思います。
ダックスと同じように町中をトコトコゆったり走ることもできるバイクですが、モンキーを一番楽しめたのは少し郊外へ離れた信号が少ない道路
ガチャガチャとギアを変えてエンジンを高回転まで使った走り方ができたり、クラッチの繋ぎ方次第で単気筒ならではの低回転のトルクを楽しむことができます。

クラッチという操作が多いモンキーはダックスよりも楽さという意味では負けてしまいますが、短時間でダックスでは感じられない部分の魅力を感じさせてくれました
車が主流のこの時代にバイクという乗り物はある意味ローテクですが、ローテクだからこそ楽しい乗り物だとも思います。
そういう意味では楽すぎず精一杯走らせるモンキーのほうがバイクらしさを感じました

どちらも色んなライダーにぜひ乗って欲しいバイクですが、もし選ぶ場合は運転のしやすさがメインか、バイクで走る楽しみメインで選ぶかになると思います。
気になった方は是非乗ってみて自分なりのダックス、モンキーそれぞれのキャラクターを見つけてください!

【文/佐藤快(外部ライター)】

関連記事

最近チェックした記事