HondaGO BIKE LAB

車検のない250ccで『10年後も変わらず愛せるバイク』を考えてみたらCL250しかなかったんだが……【Honda CL250 ツーリングインプレ・レビュー 前編】

バイクを買ったら10年後だって、その愛車とバイクライフを変わらず楽しんでいたい。
だけど、250ccクラスに限定すると意外とそういうバイクって無いんですよね……

流行りに流されない、排気量も関係ない

バイクの好みとか、愛車を選ぶ基準は人それぞれですが……私(北岡)がひとつ基準として大事にしているのが『長く乗れるバイクかどうか』ということです。

もちろん性能とエキサイティングを求めて最先端のスポーツバイクを選ぶのも良いことです。だけどそれは、どうしたって5年後には最先端では無くなり……それを織りこみ済みで乗る、という側面があることは否定できません。性能の高さを最上位に置いたスポーツバイクは日進月歩で進化を続けてるものですから、仕方がないことなんですが……

ただ、私はもともとアメリカンクルーザーからバイクの世界に入ってきたこともあり、普遍性というか、時間が経っても色褪せないバイクが好き。個人的な話になってしまって申し訳ないのですが、近い感覚の人がいたらちょっとお付き合いください。

人生初バイクは250ccの『V-ツイン マグナ』でした!

ちなみに長く乗るにあたって「車検のない250cc」というのは、実はとってもありがたい存在です。

これは実体験なのですが、本当に忙しいと車検に出しに行く時間すらも取れなかったりします…
でも、今の国産バイクラインアップで対象を250ccに限定すると『流行りに流されないスタイルのバイク』って、実はほとんど無いんです。

同じくHondaで言えば普遍性のありそうなバイクとして『レブル250(Rebel 250)』が挙げられますが、実はアメリカンクルーザーという分野も意外と流行りがあったり……もしくは250cc以上の排気量であれば、GB350など選択肢も大きく増えるんですけどね。

そんな中での唯一の『流行りに流されない250ccバイク』といえば……

これ!

スクランブラースタイルの『CL250』です!

まずもってそのスタイルが「THE オートバイ」という雰囲気なのがいい!
私はバイクというのは『見た目が何より大事』だと本気で思っているので、こういう普遍性が感じられて飽きないデザインは大好きです。こういうバイクは忙しい日常の中でも、ちょっとした時間に愛車を眺めたり、磨いたりするだけでも満足。余談ですが盆栽派(乗らなくても所有しているだけで満たされるタイプ)の私なんて、特にバイクが大きく汚れていなくても洗車したりします(笑)だって、そういう時間も“趣味のひととき”じゃありません?

そして、空いた時間に走り出して、出先の休憩中に愛車を眺めて「俺のバイク、カッコいいよなぁ……」って浸るのも好き。長く付き合えるバイクは、何年経ってもそう思えることが重要だと思っています。

あとは“音”とか“エンジンの鼓動感”も重視するポイントなのですが、CL250はそこも完璧!
排気量250ccながら単気筒エンジンはほどよく主張してくるし、サウンドも単気筒らしい弾けるような音で乗り手を楽しませてくれます。特に先を急ぐこともなく、時速60kmでゆったりクルージングすることが何より楽しい。そういう「普通の走り」をしている時に満足できるバイクって最高じゃないでしょうか?

それでいて!

CL250はHondaのバイクなので「見た目だけじゃ終わらない」のが本気で推せるポイント。実のところ、私が最近乗った250ccバイクの中で『CL250』は最も気に入ったバイクのひとつです。はじめて乗った時は本気で感動して、このHondaGO BIKE LABでも熱弁を振るわせて頂きました(笑)

だけど、あの時は『気軽な日帰りツーリングレベル』の距離を走っただけ……なので!

今回はずっとやってみたかった『CL250できっちりツーリング』をしてみたいと思います。長い距離と時間を乗ることで「新たに見えてきたもの」があるので、よろしければお付き合いくださいませ!

【文/北岡博樹(外部ライター)】

Honda『CL250』に乗ってみたいなら!

 

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