キャンプツーリングに向いているテントの種類って?【バイクキャンプGO!GO!/ライダーのためのテント選び①】

キャンプ道具を揃える「はじめの一歩」とも言えるのがテント選び。今ではインターネットで直ぐにでも購入できる時代ですが、数あるテントの中でもツーリングライダーに向いているテントって、どんな種類だと思いますか?

バイクキャンプツーリングに向いているテントとは?

近年のキャンプブームでテントの種類も様々なものが登場しました。

キャンプ道具の中でもテントは1、2を争うほど高額なものですが、今では4000円くらいから買えるものもあります。

まずはテントにはどんな種類があるのかを見ていきましょう。

テントの種類にはどんなカタチがあるの?

上の写真は一般的なテントを種類別にセレクトしたものです。

【①ドーム型テント】もっともポピュラーなドーム型テント。ソロツーリング用のテントもこのタイプに分類されます。フライとインナーの2つを合わせて組み立てるのが一般的です。

【②2ルーム型(トンネル型)】室内よりも広い前室が備わった2ルームタイプ。タープも不要で、万が一雨が降ってしまった時もテント前で雨宿りできます。種類によってはバイクも前室に入るものもありますが、その分、収納サイズが大きくなってしまいがちです。

【③ティピー型(ワンポールテント)】近年、流行しているオシャレなティピー型タイプ。ワンポールテントとも呼ばれ、真ん中に一本のポールを立てて、ペグで固定するだけの三角テントです。設営にややコツがいるのと、室内の真ん中にポールが立つことになるため、居住空間にやや制限ができます。

【④ワンタッチ型(ポップアップ式)】テントを形成するポールなどがあらかじめ組まれて収納されており、ワンタッチで設営できる夢のようなテント。しかし、設営は超カンタンですが、撤収はやや時間がかかるものが多いのと、どうしても収納サイズが大きくなってしまうのが難点です。

【⑤ロッジ型】キャンプイベントなどでよく目にするロッジタイプのテント。寝起きするテントというより、仲間たちとワイワイ楽しむタープ的な使い方に向いています。収納サイズも大きいため、ソロツーリングには不向きと言えるでしょう。

【⑥特殊型(その他のテント)】最近では木にぶら下げて宙に浮かせるハンモックテントなどの特殊テントも流行っています。基本的にポールを立てる必要がなく、収納サイズもかなり小さくなりますが、設置するための「木」が等間隔で必要になるので場所を選ぶタイプのテントです。

以上のような6タイプに分類できます。

結論から言ってしまいますと、バイクと同じで「好きな形のモノを選ぶ」のが一番いいとは思います。

しかし、バイクキャンプにおけるテントはデザイン性や機能面だけではなく、設置しやすさ収納時のコンパクトさがとても重要なので、ツーリングライダーには①の『ドーム型テント』がもっとも向いていると言えるでしょう。

ポールの建て方は主に2種類「吊り下げ式」と「スリーブ式」って?

吊り下げ式テント

基本的にテントを組み立てるには、2〜3本の「ポール」と呼ばれる“折りたたまれた柱”を骨組みとします。

そのポールの組み立てには「吊り下げ式」と「スリーブ式」の2種類があり、組み立て易さや強度などが結構変わってきます。(※ワンタッチテントや特殊テントは除く)

スリーブ式テント

ポールを組み立ててから数カ所のフックに引っ掛けるだけで設置できる「吊り下げ式」に対し、インナーテントの筒状の生地(スリーブ)にポールを通していく「スリーブ式」は設置にやや手間がかかります。

たったこれだけの違いですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。

【吊り下げ式テント】のメリットとデメリット

クロス状にポールを組み立てたら数カ所のフックをとめていくだけで設営できる「吊り下げ式テント」。

ポールをスリーブに通す手間がないため、設営&撤収がカンタンで、テント本体をペグダウンしてからポールを取り付けることも可能です。

スリーブ式に比べて数カ所のフックでテント本体を支えているため、やや風に弱く、インナーテントとフライに隙間ができるのが特徴。

【スリーブ式テント】のメリットとデメリット

ポールを通したスリーブ生地にかかる荷重が均等なので、風に強く、テント本体をしっかり張ることができる「スリーブ式テント」。

天候が変わりやすく、風が拭くことも多い「山岳テント」などに多い形状です。

組み立てたポールを筒状の生地(スリーブ)に通していくのにやや手間がかかりますが、一度建ててしまえば、雨風も安心。

また、スリーブ内に収まっているため、ポールが折れるリスクが少ないのもメリットです。

【ハーフスリーブ式テント】のメリットとデメリット

部分的にスリーブ部分と吊り下げフックが備わった「ハーフスリーブ式」という種類もあります。

負荷がかかる部分はスリーブになっていて、短い区間だけスリーブを通して、あとはフックで対応できる仕組みです。

設営&撤収もしやすく、風などにも強めという、双方の良いトコ取りが備わったテントです。

バイクキャンプでは設営&撤収がラクな「吊り下げ式」が便利

筆者の私も、吊り下げ式とスリーブ式の両方のテントを所有していますが、経験上バイクツーリングでよく使用するのは『吊り下げ式』です。

キャンプツーリングは長距離を走ってからテントを設営することが多いので、少しでも設営&撤収がラクな方が使っていて快適だからです。

設営や撤収が早いと、その分、焚き火や調理など、その他の時間を充実させることができますからね。

装具が多いバイクキャンプでは“前室”が広いテントを選びたい

バイクキャンプで使うテントで、もうひとつ重要なのが、前室の広さです。

ツーリングではヘルメットやライディング装具など、普通のキャンプよりも荷物が多くなります。

前室が広ければ、外したツーリングバッグや脱いだジャケットやヘルメットなども置いておけるので、テント室内が広く使えます。

また、前室が狭いテントでも、あえて『2人用』を選べば、広い室内に全て入れておけるので快適!

高価なテントはベテランになってからでも遅くはない

これは筆者の個人的な見解ですが、テントは必ずしも安いモノのがダメではないと思っています。

もちろん、それらは質も値段相応ですが、テントも消耗品ですので使っているうちに壊れたり、久しぶりに広げてみたら加水分解してベタベタになっていたなんて話はよく耳にします。

ですから、年に数回しか使う予定がなかったり、始めて購入するテントなら安いものでも構わないと思っています。

まずは価格や収納サイズ、設営時の広さなどを考慮しつつ、お気に入りのテントを見つけてくださいね。

【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】

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