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普段とは違う景色、感覚を味わえるバイクが好きと語るCB400SSオーナーに聞いたバイクにしかない魅力とは

バイクに乗っているときは違う自分になれる、バイクに乗っているときは時間の流れが違うなど、バイクに乗ることで非日常を体験できるというのはライダー間でよく言われる話です。

今回はそんなバイクの非日常の世界を楽しんでいる26歳CB400SSオーナーのバイクライフをご紹介します!

仕事をきっかけに免許取得を決意

石川さんは普段自動車メーカーの3Dモデラーとして活躍している26歳
乗り始めてまだ半年と絶賛お楽しみ中の彼は、バイク関連お仕事をきっかけにバイクに乗ることを決意します。

小さい頃からバイクに興味はあったそうですが、イマイチきっかけがなく、車をメインに楽しんでいました。
そんな中バイク関連のモデリングの仕事を依頼されたことをきっかけに初めてバイクに乗ることになったそう。
最初はオフロードコースで貸してもらったバイクで体験したそうですが、バイクで走る気持ちよさ、新鮮な感覚に惹かれて免許取得を決意
同時期に彼女も以前からバイクに興味があったらしく、免許をとって車両を購入するまでは2人でトントン拍子に進んだそうです。

一目惚れしたCB400SS

石川さんのバイクは2004年式のCB400SS。
元々クラシック路線が好きで、他車も含めて検討していたそうですが、近くのバイク屋さんに車両を見に行った際にこのCBを発見。
当時検討していたバイクも横にあったそうですが、見比べた時にCBのほうがラインがシャープでかっこよく、カラーリングもどストライクだったので即購入を決めたそうです。
空冷単気筒エンジンが搭載されているCB400SSですが、元々速さよりもゆったりトコトコ走るバイクを求めていた石川さんはベストだったといいます。

「まだこれ1台しか乗っていないので他車との違いはわからないんですが、元々自分がバイクでやってみたかった走り方にはちょうどよくて、買った今となってはキックだけじゃなくセルも付いているこれを選んで正解だったと思います

気に入ってるポイントはタンクのグラフィック。
他ではあまり見ないカラーリングですが、CB400SSの中でも少し珍しいカラーかもしれません。

またメッキパーツが各部に散りばめられているのも良かったポイント。
フワッと妄想していた理想のバイクが具現化したようなスタイリングのCBはすぐに石川さんにとって相棒のような存在になっていきました。

非日常を簡単に味わえる

普段は街での移動にバイクを使うことが多いという石川さん。
電車よりも安く自由に移動ができるバイクは移動の足としても便利で、それ以上にバイクで味わえる非日常がいい気分転換になっているといいます。

「平日は仕事であまり乗れていないんですが、週末は学生時代の仲間とデザイン事務所を借りていて、そこでみんなで作業するんです。自宅は神奈川なんですが、事務所までは大体50kmくらいで朝、道が空いている時間に出発して朝の空気を吸いながら事務所まで行くのがめちゃくちゃ気持ちいいです。おまけに電車よりも移動費が安くて時間もあんまり変わらないので、経済的にも助かってます」
「車の方はバイクよりも先に買っていたんですが、車で移動するときは特に何も考えることなくTシャツにスニーカーで乗ります。でもバイクに乗るときってまずライディングジャケットを着て、ブーツ履いてグローブしてヘルメット、など準備することが凄く多いです。でも僕はそれが好きな部分である種のなりきりができるので、バイクに乗る格好でバイクに乗っている自分に恥ずかしいけど少し酔っているというか、ライダーであることを自覚できる瞬間なんです」
実は都心の場合石川さんが言うように電車やバスよりもバイクで移動したほうが安いパターンはよくあります。
車両費や維持費があるのでトータルで考えれば安くはないんですが、石川さんのように移動と同時にバイクを楽しんでいるなら一石二鳥です。

ある種のなりきりを楽しんでいるというのもバイクならではの世界なので、乗っている期間がまだ浅いとは言え、早い段階から自分なりのバイクの楽しみ方を見つけていました

バイクは視点を少しだけ変えてくれる

石川さんにとってバイクは少しだけ視点を変えてくれるものだといいます。

「これまで車で何度も通った道だったり、知っている道でもバイクで走ると新しい発見があることに驚きました。例えば今まで気づきもしなかった場所に面白そうなお店を発見したり、普段は何気なく車で走っている道でもその場所の空気感とか風だったり、場所は同じなのに新しい発見や新鮮な感覚が味わえる乗り物というのは乗り始めてから知った部分です」
「ただの直線でも車だと何も感じずただ走っているだけでしたが、バイクだと景色は同じでもCBでゆっくりトコトコ走っている時間は自分にとって幸せを感じる時間です。バイクだと丸っきり違う、とまでは言いませんが、少しだけ視点を変えてくれるというのはあると思います。それは景色もですが、考え方も影響してくる部分があって、仕事で煮詰まったときふらっとバイクで走ると今まで気づいていなかったことを思い出したりするので、バイクが自分にとっていいスイッチになってます」

これからはバイクでもっと色んな遊び方がしてみたい

元々キャンプや釣りなどアウトドアが好きな石川さん。
これからはバイクでアウトドアを楽しむために、日夜頭の中で道具の積み方をバイクに合わせてモデリングしているんだとか(笑)。
また初めてがオフロードだったので、今のCBを乗りこなせるようになったらブロックタイヤに変えて林道ツーリングなどにも行ってみたいそうです。

ただ興味を持って乗り始めたことをきっかけに石川さんは様々な感覚や新しい発想を得ることができました
バイクによってライフスタイルがより豊かになった石川さんのバイクライフが羨ましく思いました。

【文/佐藤快(外部ライター)】

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