まさかこんな日がくるなんて……これはある意味、今までにないレベルでの『Hondaの挑戦』と言っても過言ではないかもしれません。
この『バランス感』は写真じゃすべて伝わらない
突然ですが、私(北岡)はカスタムがかなり好きなほうだと自負しています。バイクに興味を持ち始めたころはストリート系カスタムが全盛期で『バイクはカスタムすることが前提』くらいのことを思っていました。
バイクを買ったら『ここはこうして、マフラーはこんな感じで……』とお金の許すかぎり自分好みにイジり倒す。そうやって育ってきたので今でも自分でバイクを買うと、購入してから3カ月くらいである程度「自分好み」に仕上げるのがデフォルトになっています。
そういう私として……今回は本当に驚きました。

これがって……嘘だろ?
既にご存じのかたもいるかもしれませんが、こちらのバイクの名前はCL250 / CL500をベース車両としたカスタムパッケージ『CL250 / CL500 COOL ADVENTURE STYLE』です。
すべてDAYTONA×Dope製のカスタマイズパーツと市販パーツで構成されているので全国のHonda DreamやHonda 二輪車正規取扱店で手に入るのですが、実車を見ると余計にそれが信じられない。ひと昔前まで『Hondaのバイクは優等生』なんて言われていたこともありましたが、このカスタムパッケージは完全に「優等生」から逸脱しています。すごい時代になったもんだ……

そして、それ以上に驚いたのは『カスタムバイク』としての統一感です。
記事を書かせて頂いている身でこんなことを言うのはもどかしいですが『CL250 / CL500 COOL ADVENTURE STYLE』のバランス感は写真だけじゃ伝わり切らないと感じています。
写真というのはどうしても「平面として切り取った絵」になるので立体感を伝えにくい部分が残るんです……具体的に言うと写真のうえでは『CL250 / CL500 COOL ADVENTURE STYLE』は全体のシルエットに対してすこしタンク部分が大きく見えてしまう。だけど実車はそんなことありません。人の目で見ると、絶妙なバランス感に整えられています。

こういったサジ加減はカスタムをプロデュースするビルダー次第なのですが、今回この『CL250 / CL500 COOL ADVENTURE STYLE』を監修したのは、横浜にあるアジアンカスタムバイクのセレクトショップ「Dope(ドープ)」。そのカスタムセンスは見事としか言いようが無いです。それこそ「最初からこういうスタイルのバイクでした」と言われても違和感を感じないほどに。
また『CL250 / CL500 COOL ADVENTURE STYLE』を構成するカスタムパーツの製造を主として担うのはアフターパーツマーケットの大御所であるDAYTONA。同社はこれまでにもHondaへカスタマイズパーツを供給するほどの技術を持ったサプライヤーなので、製品の信頼性も充分でしょう。
ビルダーが練り上げたイメージを技術で具現化するDAYTONA。なるほど。それならこのバイクが「Honda Dream」や「Honda 二輪車正規取扱店」で手に入るというのも納得です。
CL250 / CL500 COOL ADVENTURE STYLEを構成するカスタマイズパーツ

このバイクの“顔”とも言えるタンクは、ノーマルのCL250 / CL500のタンクのうえから被せる「タンクカバー」ですが質感はまったく問題なし。CL250 / CL500のスタイルを一気に「カスタム車」へと変貌させます。そして、それ以上に気に入ったのはガッチリと固定されていること。ヤワな感じは皆無で、安心して走らせられると確信できます。
見た目も大事ですが、『Hondaカスタマイズパーツ』としての信頼性も感じます。

そのタンクカバーとセットで車体のイメージを決定づけている「スタッズスクランブラーシート」もこれまた強いカスタム感。黒く輝く革の艶感とスタッズの醸しだすワイルドさ。……迫力ありすぎ。
タンクカバーとシート、この2つの要素が『CL250 / CL500 COOL ADVENTURE STYLE』のスタイルを決定づけるパーツと言っても過言ではないでしょう。

また、レザーのフロントフォークカバーによる調和感も見逃せないポイントのひとつ。シートレザーと同じ表皮を使っていてスナップボタンになっているので簡単に取り付けができます。
全身ブラックの統一感を崩さないように“黒に統一”するためのドレスアップパーツですが、こちらにもスタッズを打つことでシートの迫力とバランス。
違和感を取り払ったうえでカスタムバイクとしてのイメージを底上げ。『CL250 / CL500 COOL ADVENTURE STYLE』に必須の技ありパーツです。

そこにパイプエンジンガード(アップ)とフォグランプKITを追加しているのが現代的な最新カスタムのセンス。これらがあることでの実用面における「安心感」もさることながら、夜走りがしたくなる気持ちが止まりません。
アドベンチャーを体現するアクセントでもありつつ、暗くなってからの『存在感』はノーマルとはケタ違い!

ちなみにマフラーはレーシングブランド”MORIWAKI”製。まさかのフルエキゾーストです。スタイルだけならスリップオンで誤魔化すという手もあるはずですが……この部分は、走りに関しても『CL250 / CL500 COOL ADVENTURE STYLE』が本気だという証明に他なりません。
それがなぜって、このマフラーによる『走りの変化』がひと言では伝えられないほど。正直、驚くべきものでした。その性能については別の記事で詳しくお伝えさせて頂こうと思います。


その他にもスクランブラー ハンドルやバーエンドミラー、実用面でのスポーツグリップヒーターなど『CL250 / CL500 COOL ADVENTURE STYLE』は細部に渡って整えられています。
だけど、それ以上に!
単純な気持ちとして『このバイクを誰かに見せたい! 見てほしい!』という気持ちが盛り上がる! 見ているだけでテンションがアガる!?
その気持ちが止められないので実際に夜の街へ繰り出してみたところ……
ちょっと待って? これひょっとして見た目以上では!?
【文/北岡博樹(外部ライター)】



















