愛車のバイクやHondaGO BIKE RENTALを利用して、近場のツーリングや日帰り走行でも楽しめるツーリングスポットを47都道府県別に紹介する連載企画。

今回は「宮崎県」のオススメスポットをご紹介します！

自然豊かな絶景と爽快ルートを楽しむ宮崎県の日帰りツーリングコース

一人でも気軽に走り出せるバイクは、通勤や買い物などの街乗りや近場のショートツーリングはもちろん、その機動力を活かしてグッと距離を伸ばしたロングツーリングまで、様々な楽しみ方ができるのも魅力です。

しかし、せっかくの休日だからどこか遠くへ走りに行きたい気持ちはありつつも、時間や予算の都合なども鑑みると、あまり遠くまで距離を伸ばせないケースもあると思います。

そこでこの企画では、バイクで走って気持ちいい道や、おすすめな景勝地などを47都道府県別にピックアップして、日帰りや近場で楽しめる“おらが県”のショートツーリングスポットをご紹介！

今回は「宮崎県」内で楽しめる、バイクで行きたい厳選スポットを5つピックアップしてみましたので、是非、次のツーリングルートの参考にしてみてくださいね！

【走りどころ】日向灘沿いを走る全長約85kmのシーサイドロード「日南フェニックスロード」

出典：Photolibrary

宮崎県の串間市を通る爽快ルートに「日南フェニックスロード」があります。

この道は、宮崎県の志布志湾に突き出た都井岬までアクセスできる国道220号と448号、県道36号の3つの道を合わせた総称で、全てを繋ぐと全長約85kmにもなるロングシーサイドロードになります。

海沿いの開けた場所にはヤシの木や花などが沿道に植えられた区間が点在し、南国ムードあふれる走りが楽しめます。

このエリアは年間の日照時間が平均2,200時間以上と晴れる日が多く、海沿いの走り以外にも、緩やかなワインディングが楽しめる区間や、畑の間を通る長閑な田舎道もあり、バラエティに富んだツーリングコースになっています。

所在地：宮崎県串間市大納 県道36号

【ビュースポット】野生馬が生息する絶景岬「都井岬と御崎馬（みさきうま）」

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日南フェニックスロードを使って串間市の先端にある「都井岬」に辿り着くと、日本在来馬で国の天然記念物に指定されている「御崎馬（みさきうま）」に出会うことができます。

この御崎馬は、日本に存在する8種の在来馬の中でも“野生で生息している”貴重な存在で、体高が100〜120cmの小型のポニーです。

人の手がほとんど入っていない都井岬の自然豊かな敷地内で悠々と生きる御崎馬は、現在110頭ほど生息していると言われ、この場所に訪れた人の心を潤しています。

都井岬の絶景と御崎馬はここでしか見られないので、宮崎県のツーリングの際には是非行ってみてください。

所在地：宮崎県串間市大納42-3

【景勝地】馬の背中のような日本最大級の柱状節理の断崖「日向岬 馬ヶ背」

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宮崎県の日向市細島に位置する日向岬には、柱状節理の荒々しい岩肌の「馬ヶ背」があります。

丘の上から見ると岩の海岸が“馬の背”のように見えることからこの名が付いたとされ、高さ50m、奥行きは200mほどもあるリアス式海岸になっています。

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特に、馬ヶ背展望所から見ることができる断崖絶壁は、高さ70mにも及び、日本一の絶壁とも言われ、2022年4月には展望台の床がガラス張りのスケルトンタイプとなり、よりスリル満点の絶景体感ができるようになっています。

出典：宮崎県観光協会

また、日向岬の断崖絶壁には侵食された岩礁が「叶」という文字、あるいは「十字」にも見える「クルスの海」と名付けられた景勝地があります。

“クルス”とはポルトガル語で「十字」を意味することから、願いが叶うとされ、別名「恋する岬」と言われている場所です。

所在地：宮崎県日向市細島

【テーマパーク】モアイ像が出迎えてくれる日本のイースター島「サンメッセ日南」

出典：サンメッセ日南

宮崎県の日向市宮浦エリアを通る国道220号線沿いにある「サンメッセ日南」では、日本の「モアイ像」を見ることができます。

イースター島（正式名はパスクア島）でお馴染みのモアイ像ですが、実はこれ、正式にラパヌイの長老会から許可された本物のモアイ像。

出典：PIXTA

1960年に起きた観測史上世界最大となるマグニチュード9.5のチリ地震による津波によって破損したイースター島のモアイ像を、日本の修復チームが復興を手助けしたことから、日本でモアイ像を復元することを世界で初めて許可し、サンメッセ日南に7体のモアイ像が立てられました。

完全復刻を許されたモアイ像は、本場イースター島以外では世界でここだけなので、宮崎県のツーリングの際には是非訪れてみて下さい。

入場料：大人1,000円
営業時間：9時30分～17時
定休日：毎週水曜日
所在地：宮崎県日向市宮浦265

【食事処】実は宮崎県発祥の御当地グルメ「チキン南蛮」

出典：Photolibrary

日本の洋食店ではお馴染みの「チキン南蛮」ですが、実は宮崎県発祥の郷土料理。

昭和30年代に延岡市内の洋食店で、賄い料理として作られたのが始まりと言われ、その美味しさから一気に全国的に広まったとされています。

チキン南蛮と言えば、甘辛いチキンカツにタルタルソースをかけて食べるイメージですが、本場の宮崎県では甘酢だれに漬けた淡白な鶏胸肉に卵を衣にして揚げ、スクランブルエッグ風のソースと一緒に食べるのが地元流。

全国どこでも食べられるチキン南蛮ですが、本場の味は一味違うので、是非味わってみて下さいね。

いかがでしたか？

日本の47都道府県にはその地域ならではの魅力がありますが、自分の住んでいるエリア付近にも、バイクで走って気持ちいい道や歴史情緒溢れる史跡が実は結構たくさんあるんです。

もちろん、これらは他県に在住のライダーにもおすすめできるツーリングスポットなので、是非、次のツーリングルートの参考にしてみてくださいね！

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【文：岩瀬孝昌（外部ライター）】