北米で発表されたレブル1100シリーズの派生モデル『レブル 1100 T』の実車を見たとき……ちょっと感動した。これこれ! こういうバガースタイルのクルーザーが欲しかったんです!
※記事内の画像は全て市販予定車(試作車)です。市販される量産車とは仕様が異なる場合がございます。
旅するクルーザーとしても、街乗りバイクとしても理想的かも?
やった! こういうの待ってた!
北米で発表されたばかりのRebel 1100 T の実車と見た瞬間に感じたのは、ちょっとした『歓喜』でした。
これを書いている筆者は人生はじめてのバイクがHondaの250ccクルーザーだったこともあり、基本的にクルーザー系のバイクが大好き。そしてツーリングが大好き。
そんな私をして、Rebel 1100 T は日本で楽しむクルーザーとして最高だと思えるバイクになっていたんです!
何にそんなに感動したかって、そのボディサイズ。
クルーザーが好きな人ならご存知だとは思いますが、こういったいわゆる『バガースタイル』のバイクって、そのほとんどが超巨大&超ヘヴィなモデルばっかりなんですよね。
それはそれでいいんだけど、デカくて重いのは、やっぱりちょっと疲れますし、人によっては体格的に『そもそも無理! 扱えない!』っていうケースもあると思います。
だけど、Rebel 1100がベースの派生モデルなだけに『Rebel 1100 T』は大きすぎない!もともと軽量なRebel 1100がベースなので、
もちろん『Rebel 1100 T』も軽量であることが期待できます。
こういうタイプは超重量級のバイクがほとんどなので、この軽さは重要。実際にバイクを押し引きした時(Dual Clutch Transmissionモデル(DCT))も『普通に扱える大型バイク』という印象で、重さや大きさに対するネガティブは特に感じられませんでした。
しかも、Rebel 1100は「クルーザーの枠に収まらないレベル」のスポーティさを秘めているバイク。走りの楽しさは折り紙つきです、
ただここで、それがツーリングバージョンとなることで、走りの楽しさがスポイルされるのでは? と懸念するライダーもいるかもしれません。
だけどそこはHonda! 心配なんていりません。
まず最大の特徴とも言えるフロントカウルですが、そのサイズ感が絶妙。快適性を向上させつつも、大きくなりすぎないコンパクトさになっているんです。
Hondaのバイクらしく空力も考慮された設計になっていることがデザインから推測できます。もちろんハンドリングにそれなりの変化は出るだろうと予想されますが、そこは国内導入が叶ってから、乗ってみてのお楽しみ!といったところでしょう。
また、バガースタイルを決定づけるリア両サイドのハードケースは右側16L、左側19Lとソロでツーリングするには必要にして十分な容量。
この大きさであれば運動性能に与える影響も最小限になっているものと思われます。
そこに加えてRebel 1100シリーズが持つエキサイティングなエンジンパフォーマンスがある訳です。
アグレッシブに走りたいときにはライディングモードをSPORTに。のんびり走りたいときにはSTANDARD、もしくは意外に快適なRAINモードを使うことで、シチュエーションに合わせた走りを楽しむことができるはず。
また、バガースタイルのクルーザーは街乗りでもド目立ちすることが約束されたバイクです。
デカすぎ重すぎのバイクじゃ街乗りも億劫になるものですけど『Rebel 1100 T』なら、週末の夜に街を流すのも最高のひとときにしてくれることでしょう。
なんだかもう、クルーザーとして理想的なんじゃないか? と思う次第です。
国内導入に関しては、まだ正式発表はありませんが導入は期待大。
走りも楽しめてツーリングも快適、街乗りでヒーローになれるジャストサイズの大型クルーザー『Rebel 1100 T』の続報、楽しみにお待ちくださいね!
※記事内の画像は全て市販予定車(試作車)です。市販される量産車とは仕様が異なる場合がございます。
【文/北岡博樹(外部ライター)】