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レブル1100<DCT>はクルーザーとは思えないほどスポーティ?!だけど、それだけじゃない!【ホンダの道は一日にして成らず 第29回/Honda Rebel 1100<DCT> 前編】

レブル1100(Rebel 1100)がクルーザーとは思えないほどに高いスポーツ性能を備えていることは、みなさんもご存じだと思います。

だけど、レブル1100のDual Clutch Transmission(以下、DCT)仕様でじっくりツーリングしてみたら・・・あれ? ちょっと印象変わったかも?

レブル1100(Rebel 1100)は走りがスゴい! けど・・・

2021年3月に発売されたレブル1100(Rebel)シリーズは、発売と同時に大人気!

私(北岡)もはじめてレブル1100に乗った時は、かなりの衝撃を受けました。

個人的な趣味嗜好としてクルーザーっていうジャンルが大好きな私ですが、レブル1100はそのスタイルから想像もつかないレベルの走りを披露してくれたんです。

その時のレブル1100 DCTが発売された初試乗の記事にてお伝えしておりますが・・・

色々ともぅ衝撃的すぎて、笑うしかありませんでした。

しかも、そのうえでMT仕様のレブル1100に乗ってみたら、これまたびっくり。

DCTとMT、全然違うバイクだったんです。

優秀なオートマチックシステム DCTによって、レブル1100は躾けられていたのだと痛感。MT仕様のレブル1100は本当にワイルドで・・・

完全にクルーザーの概念をひっくり返された気分でした。

レブル1100は走りのバイク・・・自分の中で、そういう印象になっていたと思います。

改めてレブル1100のDCT仕様に乗ってみた

これは、MT仕様のレブル1100の印象が強すぎたことも一因。4月に乗ったDCT仕様のことを軽く忘れてしまうほどの強烈なインパクトでしたから・・・

そこで改めてレブル1100<DCT>に乗ってみることにしたんです。

正直な話、ちょっとホッとしました、DCT仕様のレブル1100。

もちろんDCT仕様だからって、その走りがヌルくなるなんてことはありません。ライディングモードを『SPORT』にセットしてアクセルを大きく開ければ、後輪が一気に路面を蹴り飛ばしてのロケットスタートは健在。

はじめてレブル1100DCTに乗った時もお話した通り、電子制御に守られていなければ、高々と前輪を持ち上げてウイリーしてしまいそうなパワー感です。

実際はトラクションコントロールがセーブしてくれるし、DCT仕様はみなぎるパワーを扱いやすくしてくれるので、そんな心配はいらないんですけどね・・・ライダーとしての感覚がそう伝えてくる訳です。

変な話、レブル1100って、DCTもMTも問わず、ほんの1時間程度ちょい乗りしただけでも、すごく満足できるバイクだと思います。

ワインディングやツーリングに出なくても、街乗りだけでも最高に楽しい。

例えばちょっと停まった時、ショーウインドウに映る自分を見てニンマリとか、信号待ちでアイドリングのサウンドに酔いしれたりとか。

走るだけじゃない『そのバイクと共にある』ってこと自体に嬉しくなれるんですよね。

しかも1,100ccの大排気量クルーザーにも関わらず、車両重量もDCT仕様で233kg程度。クルーザーとして考えればむしろかなり軽いですし、700mmまで低く抑えられたシート高のおかげで足つき性も抜群。

特にDCT仕様だとストップ&ゴーが連続する街中でも、信号待ちでいちいちニュートラルに入れる必要すらないので、本当にストレスフリーです。

ぶっちゃけね、デカくて重い大型バイクだと、街乗りは『したいからする』ものであって、ある程度の苦労は避けられないはずなんですが、DCT仕様のレブル1100に関しては本当に快適。

そりゃあ250ccや400ccクラスのバイクには、気軽さの面では敵いませんけど、だからといって『大型バイクだから疲れる』というネガティブも特にない。

それこそ平日の夜に気分転換がてら1~2時間くらい走りに出たり、休日にお気に入りのカフェまでバイクで出かけたり。

そういう楽しみかたもできる、懐の深いバイクだと思う。

だ・け・ど!

やっぱりレブル1100に乗ると、行きたくなっちゃうんですよねぇ~、ワインディングに。

クルーザーとは思えない、その走りを味わいたくなる!

なので、そのままちょっと遠出です。

だって数時間乗るだけでも満足できるけど『もっと乗ってたい』って思っちゃうんですもの(笑)

とりあえずは・・・

高速道路でみなぎるパワーを開☆放いたします!

【文/北岡博樹(外部ライター)】

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