先行して発売されたレブル1100(Rebel 1100)のDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)モデルに続き、5月にはマニュアルトランスミッション仕様も発売。押しも押されぬ人気のレブル1100だけど、MTとDCTと違い、やっぱり気になりますよね!
レブル1100(Rebel 1100)のMT仕様に乗ってみたら……
発売前から話題性抜群! 発売されてからも予想通りの大人気! そんなレブル1100(Rebel 1100)は実際に乗ってみると、その期待を裏切らない仕上がりになっています。
先に乗ったのはオートマチックDCTモデルでしたが、そりゃもう文句なしに素晴らしかった……
DCT仕様のレブル1100がどういうバイクだったのかは、過去の記事をご覧くださいね。
ぶっちゃけた話、DCTのレブル1100は完璧でした。だけど『バイクはMT(マニュアルトランスミッション)で乗りたい!』っていう人もいると思います。
ですから、今回はMT仕様に乗ってみたんです……が、これがまた衝撃的!
『えっ?』って思うくらいに、全然違うバイクだったんです。
レブル1100の『MT』と『DCT』の違いは?
ちなみにレブル1100の『MT』と『DCT』の違いですけど、いちばんわかりやすいのはエンジンの外観です。
まず今回のMT仕様がこちら!
MTとDCT仕様のエンジンは基本的に最高出力や最大トルクはいっしょです。
だけど1速から6速の各ギア比は違っていて、MTのほうがすこし低速型。つまり加速重視。対してDCT仕様のほうはやや高速型で最高速重視というか、クルージング時の快適性を高めるようにアジャストされています。
外観としてはエンジンの下半分に注目。MT車をベースにDCT機構を追加しているので、見た目のメカっぽい感じが増しています。
このDCT機構装着に合わせて車両重量は10kgほど、DCTのほうが重くなりますが、乗ってみた印象としては重量増のネガティブはどこにも感じられませんでした。
その他にもDCTはオートマチックなので左手のクラッチレバーや左足のシフトペダルが無かったり、スイッチ類など操作系に違いがあります。
だけど、今回の時点ではわかりやすい違いとして
『MTはDCTより重量が10kg軽くて、加速重視のギア比になっている』
ということを覚えておいてください。
そんなことを言う理由はですね……
MTのレブル1100とDCT仕様は『別のバイク』状態!?
『えっ!? これマジで同じバイク???』
って思うくらいに走りが違うから!
スペック上の最高出力と最大トルクが同じだなんて、ちょっと信じられないくらいの差があります。
これはどちらが良い、とか、優れているっていう話じゃありません。
バイクとしての方向性の問題。
誤解を恐れずに言うなら『ツーリングバイク』と『スポーツバイク』くらいの違いがある、と私(北岡)は感じています。
その違い、このまま続編を是非ご覧ください。
前のDCT仕様の時に『怒涛の加速!』って言ったんですけど……MTは、その比じゃない!?
【文/北岡博樹(外部ライター)】
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