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ガスバーナーを購入する前に知っておきたい『アウトドア燃料』の種類と使い方【バイクキャンプ GO!GO!/ガスバーナーの選び方① 前編】

ホンダのバイクでキャンプツーリングを楽しむためのアウトドア・ノウハウを紹介する連載企画。今回はシングルバーナーを選ぶ前に知っておきたい「アウトドア燃料」の選び方について紹介します。

気軽にアウトドア料理が楽しめるシングルバーナーの選び方

キャンプなどで気軽にお湯を沸かしたり、本格アウトドア料理が楽しめるバーナーは、是非揃えておきたいアイテムのひとつです。

「シングルバーナー」と呼ばれるこれらの焼却装置も、他のアウトドア用品と同じく、基本的には使用用途や好みのものを選んで問題ないかとは思います。

しかし、バーナー類はガスや火を使う道具なので、取り扱いには特に注意したいアウトドアグッズでもあります。

キャンプやアウトドアが今までにないほどのブームになっていますが、火の取り扱いでのトラブルがニュースになってしまうことがあるのも事実。

では、シングルバーナーを安全に使用するためには、どんなところに注意すればよいのでしょうか?

「アウトドア燃料」の種類って?それぞれのメリットやデメリットとは

バーナー選びにおいて、購入前に少しだけ知っておいてほしいことがあります。

ガスバーナーを使用する時、基本的には『燃料となるガスボンベはバーナーヘッドと同じメーカー指定のものを使う必要がある』ということ。

後に詳しく説明しますが、同じようなカタチをしたガスボンベでも、充填されているガスの種類や圧力などが違うので、間違った使い方をするとトラブルの原因になるからです。

そこでまずは、アウトドア燃料にはどんな種類があるのか見ていきましょう。

調理もしやすくコンビニでも売っている『CB(カセットガスボンベ)缶』

鍋料理をする時などでお馴染みの“カセットボンベ”の略で「CB缶」と呼ばれるガス燃料です。

ペットボトルくらいのサイズで、細長い筒型をしているのが特等。

スーパーやコンビニなどでも売っているので入手しやすく、価格も1本100円〜250円くらいとリーズナブルなのが大きなメリット。

デメリットとしては、寒冷時にややガスの出が弱くなりやすいのと、大きさ的に少しかさばることでしょうか。

コンパクトで様々なアウトドアに向いている『OD(アウトドア)缶』

キャンプや登山などで使用されることが多い、OutDoor(アウトドア)の略になっている「OD缶」。

標高の高いエリアでの使用も想定されているので、寒冷時や環境の変化にも強く、火力が安定しているのが大きなメリットです。

コンパクトなサイズで持ち運びやすく、容量も豊富なので、少しでも荷物の小ささが求められる登山やキャンプツーリング向きと言えます。

しかし、スーパーやコンビニなどではまず販売されておらず、ホームセンターやキャンプ用品店などでしか取り扱っていないことが多いので、CB缶よりも入手しづらく、価格も倍くらいの250円〜500円するのが難点でしょうか。

ホワイトガソリンを使用する『液体燃料缶』

ガス燃料ではなく液体燃料の部類になりますが「ホワイトガソリン」を使用したバーナーもあります。

バイクの燃料に使われるレギュラーやハイオクなどの内燃機用ガソリンと違い、ナフサなどから成る石油燃料なので、オクタン価が低く、バイクに使用するガソリンではありません。

昔ながらのランタンや暖房器具などに使用され、引火点が低いので省エネルギーであることがメリット。

しかし、燃えやすい液体を使うことや、エア抜きなどの知識が必要なので、取り扱いに慣れたベテラン向きでもあります。

また、場所によってはガソリンスタンドでも販売している場合もありますが、基本的にはホームセンターやアウトドア用品店などでしか取り扱いがなく、価格も結構するので、どちらかと言えばマニアックなアウトドア燃料と言えるでしょう。

【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】

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