原付二種クラスのスクーターで大人気のPCXシリーズが2021年モデルでフルモデルチェンジ! 新型になってPCXシリーズは何が変わる?
大人気のスクーター『PCX』シリーズに新型の2021年モデルが登場!
ホンダの原付二種スクーター『PCX』シリーズがフルモデルチェンジです!
まずベースモデルとなる125ccの原付二種スクーター『PCX』はフレームをすべて新設計!しかもエンジンも新設計の124cc単気筒『eSP+(イーエスピープラス)』が搭載されています。パワーアップを果たしつつ、燃費もさらに良くなっているとのことです。
新型の『eSP+』エンジンは先代PCXよりもショートストローク化がなされ、スロットルボディを大径化。マフラーも内部構造の見直しや排気抵抗の低減が図られているので、走りはまるで別モノになると予想されます。
というか……フレームとエンジンが両方とも新設計だし、見た目も大きく変わってますから、これはもう完全に別のバイク状態ですよね(笑)
しかも! フロントブレーキにはABSが標準装備され、雨天などタイヤがスリップしやすい路面での安心感を高めるトラクションコントロール『Honda セレクタブル トルク コントロール』も採用。
安全性という面でも飛躍的な進化を果たしています。
新型『PCX』はラゲッジボックスの容量も拡大!
そこに加えて嬉しいのがシート下のラゲッジボックスの容量が30Lに拡大されたこと! 日常の足として乗る原付二種スクーターですから、荷物スペースの拡大は嬉しい限りです。
ちなみにフロントインナーボックス内にはUSBソケットも新たに採用され、ますます利便性に磨きがかかっています!
新型『PCX』の価格と発売日は?
でも、これだけの進化を果たしているのでお値段も気になるところですよね。
新しいPCXの価格は35万7500円(10%税込)となっています。圧倒的な進化にも関わらず、最小限の価格アップに抑えられているのは本当に嬉しい限り!
発売日は2021年の1月28日となっています。
PCX HYBRIDの後継となる『PCX e:HEV』も登場!
『PCX e:HEV』は124ccの新型eSP+エンジンに、高出力型のリチウムイオンバッテリーによるモーターアシストが組み合わされたハイブリッドスクーターです。
走行状況や好みに合わせて快適な『Dモード』とスポーティな『S』モードを選択することが可能で、走りの楽しさはスタンダードのPCXより一枚上手。専用エンブレムの採用やブラック/ブルーのシートなど、ワンランク上の上級モデルとなります。
こちらも発売日は2021年1月28日。
価格は44万8800円(10%税込)となります。
隠れた実力者PCX150が、排気量拡大で『PCX160』に!
そして、高速道路にも乗れるというアドバンテージを持つPCX150が排気量を156ccまで拡大し『PCX160』へと進化しました。
基本的な進化の内容は『PCX』と同じになりますが、実は原付二種/125ccクラスの『PCX』と156ccの『PCX160』って車両重量が同じ132kgなんです。
同じ重量なのに、排気量が32ccも違うので、走りの力強さは圧倒的でしょうね。
新型は最高出力も最大トルクも向上しているので、普段使いではさらに爽快な走りを、そして高速道路上では余裕を手に入れているはず。どんなバイクになっているか楽しみです!
発売日は2021年の1月28日。
『PCX160』の価格は40万7000円(10%税込)となります。
これまでの『PCX』シリーズも超人気なだけに、新型がどういう走りになっているのか本当に気になりますね。
『ホンダゴー! バイクラボ』でも後日、試乗してみたいと思いますのでお楽しみに!
【文:北岡博樹(外部ライター)】