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CL250はセカンドバイクじゃない。この250ccは『メインの1台』にふさわしいバイクだ!【Honda CL250 ツーリングインプレ・レビュー まとめ編】

大型バイク経験があると250ccは『サブ機』あるいは『セカンドバイク』みたいな感覚になりがち……

だけど『CL250』は違う。

このバイクは排気量関係なく『メイン』にふさわしいレベルです!

CL250は『これ1台で良い』とポジティブに思えるバイク!

大パワーや豪華装備の大型バイクに乗り慣れると、250ccっていう排気量のバイクは感覚的に『メインバイク』だと思えなくなってしまいがちです。私(北岡)もご多分に漏れずそういう感覚を持っていたのですが、今回きっちりと『CL250』でツーリングしてみて思いました。

ひょっとしてってCL250というのは、セカンドバイクとかじゃなくて『これ1台で満足できるメインバイク』なのでは?

私は今回のお話の最初に、CL250はその普遍的な「王道のオートバイ」スタイルから、時間がたっても長く愛せるバイクだと言いました。そこに付け加えたいのですが、こういうバイクって長く乗ることによって少しヤレてきても、それもまた『味わい』だと感じられると思うんです。

例えば最先端デザインのバイクの場合、それがスポーツバイクにせよツアラーにせよ、綺麗でピカピカのほうがバリッと素敵に見えます。でもCL250は仮に10年乗って、ちょこちょこサビが浮いてきても、あるいは林道などでバイクを倒して傷がついてしまったとしても、それすらも『愛車との歴史』として愛おしく思えてくるような気がします。

ちなみに私自身、20年くらい持っているバイクが1台あるのですが、そのバイクはお世辞にもピカピカとは言えません。でも私にとっては苦楽を共にした大事な1台で、今もこれからも手放すつもりは一切無し。『走れなくなるまで俺が面倒みてやるからな!』なんて思っていますが、それに近い感覚をCL250には感じるんです。

だって、例えばCL250を新車で買って、そこから10年~20年と乗り続けたら……それはもう完全に『相棒』でしょう?

長く愛せるバイクって、そういうことでもあると思います。

それでいて、CL250はツーリングからワインディング、ちょっとしたオフロードまで万能に楽しませてくれる訳です。ちなみに250ccですし、ライディングポジションもアップライトだから街乗りだって気軽に楽しめることは今更言うまでもありません。

だから私は初見でCL250に乗った時に「250cc最強マルチプレイヤー」だと言い切っているんです。

もちろんバイクの好みは人それぞれなので「CL250みたいなスタイルはタイプじゃない」という人もいると思いますし、それはそれで良いと思っています。

だけど!

最初に言ったように250ccという排気量の中で「末永く愛せる1台」が欲しいのであれば、CL250は最適解のひとつになりうると思う。そして、そう思うからこそCL250は『サブ機』とか『セカンドバイク』じゃないと感じるんです。

同じように長く愛せるバイクとしてはHondaには『GB350シリーズ』がありますが、CL250には車検のない250ccというアドバンテージがあります。しかもこのバイク、新車価格が62万1,500円(メーカー希望小売価格・10%消費税込み)なんですよね……長く愛せる存在だということを加味するとコスパ面でも素晴らしいかも?

排気量が250ccだからこういう感じだろうな……といった先入観は、CL250には禁物です。

今回、私がCL250で650kmくらいツーリングしてみて最終的に思ったこと!

排気量なんて関係なくて、スタイルも走りも満足できて。CL250にはいろんな魅力があるけれども……

それ以上に思うのは!

今の国産250ccバイクで、CL250ほど『相棒』と呼びたくなるバイクは他に無いんじゃないか!? ってことでした!

【文/北岡博樹(外部ライター)】

Honda『CL250』に乗ってみたいなら!

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