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2024年のモーターサイクルショーは『CBR650R』に注目したい！

公開日 2024.03.04 / 最終更新日 2024.03.04

間近に迫った、2024モーターサイクルショー。
ライダーやこれからバイクに乗ろうとしている方々にとってはとても気になるイベントだと思います。そこでモーターサイクルショーに展示されるホンダの最新モデルの情報をお伝えしておこうと思います。

今回紹介するのはCBR650R。
ヨーロッパで絶大な人気を誇っているバイクです。

そしてCBR650Rには、ホンダ最新の技術Honda E-Clutchが採用されることが決まっています。
モーターサイクルショーで、ぜひ御覧いただきたいバイクなのです。

海外で大人気のバイク

最初にCBR650Rについて少し説明しておくことにしましょう。
CBR650Rは国内販売もされていますが、実はヨーロッパを中心とする海外で大人気のバイクです。
現地のライダーたちに理由を聞いてみると、日常で使用するときはとても扱いやすく、スポーツライディングを楽しむときも十分なパワーや楽しさを持っているから。

さらに扱いやすい車体サイズで経済的なバイクだと言います。
つまりこれらの要素が高い次元でバランスしたバイクだということ。
「ロードスポーツとしては最高のバイクだ」という人がいるほどでした。

実をいうとこの排気量帯のバイクは昔からヨーロッパで人気が高く競争も熾烈。
そんな中でCBR650Rは高評価を得ているのです。

よりイージーで楽しい『Honda E-Clutch』の採用

CBR650Rは兄弟モデルであるCB650Rとともに『Honda E-Clutch』が採用されることになりました。
前述したように世界各国で人気になっていることを考えれば、このバイクが最初に選ばれた理由もおわかりでしょう。

Honda E-Clutchはホンダが開発した次世代のクラッチシステムです。
スイッチをオンにすればクラッチ操作をする必要がありません。スタートからシフト操作、停止するまではシフトペダルを操作するだけです。

と書くと、単にクラッチ操作がいらなくなっただけと思われてしまいますが、そんなレベルのことではありません。

Honda E-Clutchではスピードやスロットルの開け方、回転数などを検知してクラッチを操作する量や燃料の噴射、イグニッションコントロールまで含めた制御が行われます。

クラッチ操作って本当に微妙で、上手なライダーはシフトアップやシフトダウンでも変速のショックはほとんどないことはご存知かと思います。
そんなエキスパートのテクニックを超える、究極のクラッチ操作を自動的にやってくれるのです。

ベテランライダーにとってもこのシステムは魅力的です。
渋滞路などでクラッチ操作から開放されますし、スポーツライディングでは高精度なクイックシフターと同様に使うことができるので、ライディングにより集中することができるでしょう。

必要な場合はスイッチの切り替えでオフにすることもできますし、システムが作動しているときでもクラッチレバーを操作すれば、その瞬間だけマニュアルで操作することができます。
Uターンや超低速走行、スポーツライディングで回転を上げてスタートするときなどは自由に操作することができるわけです。

左／マニュアルトランスミッション　右／Honda E-Clutch

写真で比較してみると分かりますが、Honda E-Clutchはコンパクトなシステムなので装着してもエンジンが大きく張り出したり重くなってしまうようなこともありません。

バイクのライディングから煩わしいクラッチ操作だけを取り除き、走る喜びを広げてくれるHonda E-Clutch。
会場に訪れたらぜひマニュアルクラッチのバイクと比較してみてください。

機能面の進化で扱いやすさが向上

新しいCBR650RではHonda E-Clutch以外にも変更が加えられています。
LEDのデュアルヘッドライトやアッパーとアンダーカウルのデザインが変更されて、スポーツバイクらしい美しさが際立っています。
空気の流れも考えられているので快適かつ、スポーティーに走ることができるカウル形状になっています。