愛車のバイクやHondaGO BIKE RENTALを利用して、近場のツーリングや日帰り走行でも楽しめるツーリングスポットを47都道府県別に紹介する連載企画。今回は「新潟県」のオススメスポットをご紹介します！
雪のないシーズンはバイクツーリングに最適なスポットが点在！
一人でも気軽に走り出せるバイクは、通勤や買い物などの街乗りや近場のショートツーリングはもちろん、その機動力を活かしてグッと距離を伸ばしたロングツーリングまで、様々な楽しみ方ができるのも魅力です。
しかし、せっかくの休日だからどこか遠くへ走りに行きたい気持ちはありつつも、時間や予算の都合なども鑑みると、あまり遠くまで距離を伸ばせないケースもあると思います。
そこでこの企画では、バイクで走って気持ちいい道や、おすすめ景勝地などを47都道府県別にピックアップして、日帰りや近場で楽しめる“おらが県”のショートツーリングスポットをご紹介！
今回は「新潟県」内で楽しめる、バイクで行きたい厳選スポットを5つピックアップしてみましたので、是非、次のツーリングルートの参考にしてみてくださいね！
【走りどころ】魚沼丘陵の尾根に沿って走れる全長20kmの爽快ルート「魚沼スカイライン（県道560号）」
出典：PIXTA
新潟県の走りどころとして、標高1,000ｍ前後の魚沼丘陵の尾根を走れる「魚沼スカイライン」があります。
県道560号の一部となる魚沼スカイラインの正式名称は田沢小栗山線で、新潟県の十日町市の十二峠と南魚沼市の八箇峠を結ぶ、全長約20kmの山岳道路になっています。
魚沼スカイラインの途中に5か所ある展望台からの眺望はどれも素晴らしく、南魚沼の町並みや霊峰八海山をはじめ、巻機山や谷川岳、苗場山など日本百名山に名を連ねる名山を見渡すことができます。
冬期間は積雪のため一般車両は通行することはできませんが、雪解け後にバイクで爽快に走れる時期は、例年5月下旬頃から11月初旬頃までの約半年間。新潟県をバイクでツーリングするなら走っておきたいルートの一つです。
所在地：新潟県 県道560号
通行料：無料
冬季閉鎖：11月中〜5月下旬頃まで
【立ち寄りスポット】国指定重要文化財にも指定されている新潟市のシンボル「萬代橋（ばんだいばし）」
出典：Photolibrary
新潟県の県庁所在地となる新潟市には、国指定の重要文化財にも指定されている「萬代橋（ばんだいばし）」があります。
新潟県のシンボルにもなっている萬代橋は、橋下の美しい連続アーチが特徴的で、花崗岩や御影石で作られた風情溢れる橋梁です。
橋の長さは306.9m、幅は22mあり、日本一長い川として全国的にも有名な信濃川にまたがる国道113号の一部にもなっています。
バイクで通行することも可能ですが、川沿いの遊歩道から橋を眺めることもできるので、走るよりもバイクを停めてゆっくりと散策するのがおすすめです。
所在地：新潟県新潟市中央区万代2-4
【景勝地】日本海の荒波が作り上げた奇岩の造形美「笹川流れ」
出典：Photolibrary
新潟県村上市の日本海側に位置し、国道345号沿いにある絶景の海岸景勝地が「笹川流れ」です。
“笹川流れ”とは、日本海の荒波の浸食によってできた奇岩や岩礁、洞窟などが約11kmの区間に渡って続く天然海岸で、国指定の名勝及び天然記念物にもなっている場所でもあります。
日本屈指の透明度を誇る、澄みきった碧い海が美しく、眼鏡岩や恐竜岩といった数々の奇岩が出迎えてくれます。
また、観光シーズンには笹川流れの美しさを海側から見られる「遊覧船」も運行していて、約40分間の船旅も人気アクティビティのひとつです。
所在地：新潟県村上市
【ビュースポット】SNS映えすること間違いなし！日本三大渓谷にも選ばれるフォトジェニックな観光トンネル「清津峡渓谷トンネル」
出典：十日町市観光協会
新潟県十日町市に位置し、日本三大渓谷のひとつにも数えられている「清津峡（きよつきょう）」には、SNSやクチコミで“あの景色はどこ？”と話題になった「清津峡渓谷トンネル」があります。
清津峡渓谷トンネル（入場料 大人：1000円）は全長約750mで薄暗いトンネルを歩いて進んでいくと、人気の絶景スポットになっている「パノラマステーション」が現れます。
アーチ状のトンネルと水盤の沢水が、外からの光で反射することで人物がシルエットになり、上下鏡に写したようなアーティスティックな写真が誰にでも撮れる場所です。
水深は1～2センチ程あるので、防水のライディングブーツがあると便利ですが、靴を脱いで入ることもできて、夏は冷んやり冷たい涼スポットとしてもおすすめ。
出典：PIXTA
トンネル付近には無料の駐車場が三ヶ所あり、トンネル入口まで歩いていくと「清津峡渓谷トンネル」が現れます。
駐車場から清津峡渓谷トンネルの途中には温泉街のお土産屋さんや飲食店もあるので、新潟ツーリングの立ち寄りスポットとして利用できます。
所在地：新潟県十日町市小出2162
入場料：大人1,000円（繁忙期は事前予約が必要になる場合があります）
冬季閉鎖：12月初旬〜2月末頃まで
【御当地グルメ】一口サイズに束ねられた新潟県の御当地そば「へぎそば」
出典：Photolibrary
新潟県南魚沼エリアの郷土料理として親しまれているグルメとして「へぎそば」があります。
へぎそばの“へぎ”とは、剥ぎ板で作った四角い器のことで「剥ぐ＝はぐ＝へぐ」のなまりが語源になっていると言われ、木を剥いだ板でできた“へぎ器”に盛られたそばをこの地方では「へぎそば」と呼んでいます。
“手振り”や“手繰り”と呼ばれる方法で、そばの麺がまるで織物のように綺麗に盛られているのが特徴で、布海苔（ふのり）という海藻をつなぎに使ったそばになっているのが特徴。一口大に丸められたそばを、へぎそば専用の生つゆに浸けて頂きます。
いかがでしたか？
日本の47都道府県にはその地域ならではの魅力がありますが、自分の住んでいるエリア付近にも、バイクで走って気持ちいい道や歴史情緒溢れる史跡が実は結構たくさんあるんです。
もちろん、これらは他県に在住のライダーにもおすすめできるツーリングスポットなので、是非、次のツーリングルートの参考にしてみてくださいね！
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【文：岩瀬孝昌（外部ライター）】
