街乗りからツーリング幅広く楽しめる250ccスクーターのフォルツァ(FORZA)がリニューアル! 新型エンジンを搭載するなど、多数の変更を受けたモデルチェンジを果たしました!
250ccスクーター『フォルツァ(FORZA)』が大きく進化!
シティコミューターとして高い機動力と利便性を備えながら、その走りの安定感からツーリングも十分に楽しめるホンダの250ccスクーター『FORZA(フォルツァ)』がモデルチェンジ!
スタイリングこそ大きな変更はありませんが、中身はかなり大きく進化しています。
最大のトピックスは新型エンジン『eSP+』が搭載されたことでしょう。
ボア×ストロークの変更やクランクまわりの剛性アップ、ピストンオイルジェットの採用のほか、吸気・排気ポートを新設計。吸気経路も拡大され、マフラーの内部構造も変更されています。
最高出力の数値こそ従来型と同じ23馬力ですが、その出力特性は大きく変わっているものと思われます。
また、バランサーシャフトが新採用されているので振動も少なくなっていそうですね!
そして、新型エンジン搭載に合わせてフレームも一部を新設計し、冷却効率を改善し、さらには従来モデルよりもフロントへの分担荷重を増加させているとのこと。
フォルツァは従来モデルでもスクーターとは思えないほどにフロントタイヤの安心感が強かったバイクですが、それがさらに強化されたというのは興味深いところです。
新型エンジンの搭載と合わせて、かなり走りは変わっていそうな予感がします。
また、新型フォルツァはとっさの急ブレーキの際、ハザードランプを高速点滅させて後続車に伝えるエマージェンシーストップシグナルの新採用のほか、フロント左側のインナーボックス内にUSBソケットを設置。
オプション設定ではありますが、スマートキー(Honda SMART Key システム)と連動してトップボックスの解錠が可能になる『トップボックス 35L スマートキーシステムタイプ』が新しく設定されています。この新トップボックスは従来型のスマートキーには対応していませんので、新型フォルツァのみのオプションとなります。
地味に嬉しいのが、フォルツァ自慢の装備のひとつである電動ウインドスクリーンの可動範囲が40mm広がったこと。従来型まで140mmの範囲でしたが、新型では180mmの可動範囲となったので、ウインドプロテクション性能の大きな向上が期待できます。
スタイリング面でもウインカーやヘッドライト下部分のスポイラー形状の変更など細部の変更を受けており、現代的なスタイルにブラッシュアップされています。
新型『フォルツァ』の価格と発売日は?
新型フォルツァの発売日は2021年3月25日(木)となっています。
車両価格は658,900円(消費税10%込み)です。
カラーラインアップはここまでの写真で紹介したパールホライゾンホワイトのほか、継続カラーとしてのマットガンパウダーブラックメタリックに加えて、新色の『インディグレーメタリック』が追加されました。
ちなみに、時代に合わせて大幅な進化を遂げた新型フォルツァですが、実は税抜価格で言うと2018年のモデルチェンジの際と変わらない599,000円(税抜)のままなんです。消費税が8%から10%になっているので多少の価格アップに感じられますが、お値段は実質据え置き。
こういうさりげない配慮も、実はユーザーにとって嬉しいですよね! 新型『フォルツァ』の登場、今から楽しみです!
【文/北岡博樹(外部ライター)】
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