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人気の『PCX160』や『ADV150』に乗れる! AT限定普通二輪免許なら高速道路もOKです!【バイク免許を取ろう⑥/AT限定普通二輪免許 編】

バイクの免許にはどんな種類があり、その免許があればどんなホンダ車に乗れるのかを解説する「バイク免許取得応援」のための連載企画。今回は126〜400ccまでのAT(オートマチックトランスミッション)のモデルを運転するために必要な「AT限定普通二輪免許」で、「できること」や「乗れる車種」を解説します。

欲しいバイクが決まっているなら『AT限定』という選択肢もアリ

「AT限定普通二輪免許」は、軽二輪(126〜250cc)と、251〜400ccの自動二輪のAT(オートマチックトランスミッション)車に乗ることが許可される免許です。

もちろん下位の「AT小型限定普通二輪免許」で運転できる、原付二種(51〜125cc)のAT車に乗ることも「AT限定普通二輪免許」を取得することで可能になります。ホンダ車の場合、この条件に該当する原付二種モデルは実に12機種もラインアップされています(※法人向け販売モデル除く)。

【AT小型限定普通二輪免許】の解説はこちら

「AT限定普通二輪免許」はクルマの免許を持っていれば最短7日間で取得でき、MT(マニュアルトランスミッション)車の普通二輪の運転に必要な「普通二輪免許」取得よりも、最短で2日少なく取得できます。そこで掛かる時間や費用を抑えることができるので、例えば欲しいバイクがもう決まっていて、それがAT車だったら、とりあえずは「AT限定普通二輪免許」を取得するという選択肢は大いにアリ。

その後にバイクの楽しさに目覚め、ステップアップしたくなったら上位の免許にトライすれば良い、という考え方は非常に合理的です。

AT限定普通二輪免許で「できること」と「できないこと」

51〜125ccの原付二種のモデルに比べると、軽二輪や251〜400ccの自動二輪は維持費が高くなりますが、原付二種以下の排気量のモデルでは禁じられている、高速道路・自動車専用道路の走行ができるのが大きな魅力です。ツーリングで活用すると便利なのが、平均巡航速度を高めることが可能になる高速道路と自動車専用道路。AT、MTを問わず「普通二輪免許」を取得することは、一般道より安全かつ快適に長距離を走ることができる高速道路・自動車専用道を走れる権利を得ることにも等しいわけです。

なお軽二輪および251〜400ccの自動二輪のモデルは、一般道ごとに定められている法定速度(最高60km/h)で走ることが可能です。クルマやトラックなどと、同じルールやペースで走れるので、混合交通の中で流れに乗って、安全に走ることができるのもそのメリットと言えるでしょう。

2人乗り用の装備(タンデムシート、タンデムステップ、ベルトやグラブバーなど)を備えている乗車定員2名の軽二輪および251〜400ccの自動二輪のモデルであれば、もちろんタンデム走行を楽しむことはできますが、運転者が免許取得後から1年以上経過している必要があることは、初心者のうちは注意が必要です。

AT限定普通二輪免許で乗れるHondaの3機種はすべてが人気モデル

冒頭で記したとおり、AT限定普通二輪免許は軽二輪(126〜250cc)と、251〜400ccの自動二輪のAT車に乗ることができますが、現在のホンダ車のラインアップには251〜400ccの自動二輪のAT車の設定はありません。

ゆえに、AT限定普通二輪免許で乗れるホンダ車は軽二輪のAT車、スクーターの3機種に絞られます。これら3機種はいずれも、文字どおり原付二種スクーターよりも“ひとクラス”上の動力性能を誇りながらも、高い燃費性能とスクーターならではの優れた利便性を有し、多くのユーザーから評価されています。

FORZA

電動式可動スクリーンを備え、快適な高速道路のクルージングが楽しめるスクーター。249cc水冷4ストローク単気筒OHC4バルブを搭載し、街中でも郊外でも扱いやすい出力特性を発揮。フロント15インチ、リア14インチのタイヤを採用することで、直進安定性と乗り心地の良さの両立に成功している。

■排気量:249cc ■最高出力:23PS/7750rpm ■最大トルク:2.4kgf-m/6250rpm ■車両価格:658,900円(10%消費税込み)

ADV150

大型バイクX-ADV(750cc)のスタイリングとコンセプトを踏襲する、軽二輪クラスのスクーター。フロント14インチ、リア13インチのタイヤパターン(ブロック型)が示すとおり、オンロードだけでなく軽いオフロード走行も意識した、クロスオーバータイプのモデルに仕上がっている。

■排気量:149cc ■最高出力:15PS/8500rpm ■最大トルク:1.4kgf-m/6500rpm ■車両価格:451,000円(10%消費税込み)

PCX160

原付二種クラス(51〜125cc)の大ヒットスクーター「PCX」が搭載する水冷4ストローク単気筒OHC4バルブエンジンの、ボアを拡大することで156ccの排気量を得ている軽二輪スクーター。市街地での高い実用性と利便性をキープしつつ、高速道路や自動車専用道路を走行可能にすることで、更に機動力が強化された。高速道路の巡行性能も申し分なし。

■排気量:156cc ■最高出力:15.8PS/8500rpm ■最大トルク:1.5kgf-m/6500rpm ■車両価格:407,000円(10%消費税込み)

【文/宮﨑健太郎(外部ライター)】