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PCXに昂(たかぶ)る! 原付二種売り上げNo.1バイクを語ってみた

「PCX」かっこいいですね!

実車を目の当たりにして思ったのは、カタログでは感じられなかったボディーの立体感と造形美。
スクーターにしておくのは勿体無い(意味不明)くらい良いヤツなんです。

ちなみに私がバイクを購入するときの検討基準ですが、
デザイン>>>乗り味>利便性>>スペック って感じです。

実用性で選ぶことが多い原付二種ですが、バイクはあくまで趣味の乗り物。
カッコいいバイクじゃないと乗っていてもアガらないぞ!というのが私の持論です。

そこで、
私が(個人的に)今、注目しているイケメンバイク「PCX」の魅力を3つに分けて熱く(?)語ってみたいと思います。

PCX(ピーシーエックス)とは?

2010年に登場し、当時、国内125cc初となるアイドリングストップ機構や前・後輪連動ブレーキCBS(Combined Brake System)の採用など、時代を先取りした装備で人気を博したモデル。
発売以来、原付二種の販売台数トップを走るヒット商品です。※ライター調べ。

2021年に4度目となるモデルチェンジを果たし、さらにグレードアップした新型が登場。
全体のフォルムは大きく変えず、それでいて各部の切れ味が増していく様子がよくわかりますね。

それでは私の独断と偏見による「PCX」論、スタートです。

 

①デザインが素敵

冒頭に述べた通りです。素直に「カッコいいは正義!」だと思えるそのデザイン。
個人的な好みだという意見はもちろん承知で言わせていただきますが、ものすごく上品な佇まいという感じです。

世の中には、いわゆるロボットアニメを思い起こさせる機種もありますが、「PCX」はそれらとは違う大人のデザイン。

見る角度によって表情を変えるフロント部のボリューム感と立体感は、まさに“映える”スタイリングだと思います。

一番の萌えポイントはズバリ「ヘッドライト」

どの角度から見てもカッコいいっ!!!

スクーターとは思えないクオリティーの複雑な造形。
LEDらしくカチッっとした光線でシャープに輝くアイラインなど、高級感ありすぎ。

また、この大きなヘッドライトは被視認性の向上にも繋がっており、正面からはもちろん、側面からもはっきりとその存在を知らしめます。

カッコよさと安全面を両立させており、遠方から見ても「PCX」だと分かる、象徴的なデザイン。

 

リア回りのデザインも好き♪

原付二種では実用的な形状になりがちなグラブレール(タンデムバー)もリアウイングかよっ!ってツッコミたくなるほどスポーティー。

残念ながら荷掛けフックは付いていませんが、PCXの場合はデザイン優先でOKだと(個人的には)思います。

 

②ライポジ(ライディングポジション)が素敵

見た目以外の部分にも推しポイントがあります。

乗ればわかりますが「PCX」はビッグスクーターのようなゆったり感と、原付二種の軽快さを兼ね備えたモデル。フットスペースの自由度が高く、足を前方に投げ出すようなスタイルで乗るとスクーターというよりクルーザーに乗っているような感覚に。

これが乗っていて快適!スクーターに乗っていることを忘れそうです。

一般的なスクータースタイル。キビキビした走りの時に

足を前に置いたスタイル。長距離移動や速度域が高い時に

足を置く位置を変えると、自然に上体の姿勢も変わるのがお分かりでしょうか?

 

そして、快適さをさらに際立たせるのがハンドル。
一般的なスクーターのハンドル幅は680mm前後で、どちらかと言うと横一文字に近い形状。

対するPCXのハンドルはスポーツバイクと同じバーハンドルタイプです。
幅が広め(740mm)でグリップ位置がちょっと手前に来ることで、スクーター独特のややクイックなハンドリングとは無縁の上質な操作感。

ハンドル固定はラバーマウント式で振動を軽減しています。これも素晴らしい!

ハンドルバーは好みの形状に変更することもできるので、ハンドルカスタムを楽しめる、というのも良き。

 

③収納力が素敵

カッコ優先スクーターあるある「収納スペースの犠牲」とは無縁。

PCXは実用性も優秀で、シート下はヘルメット1つ+α+βくらい余裕。
ヘルメットとレインウエア、その他入れてもまだまだ隙間が空いてます。

シート下収納は30リットル。ヘルメットはSHOEIのジェットタイプ「Jフォース3(サイズ:L)」

パソコンも!

私は仕事柄パソコン持って移動することが多いのですが、愛用の13インチノートパソコンも余裕で入ります。
ヘルメット1個分のメットインスペースのスクーターだとパソコンはまず入らないでしょ。

15インチでもイケるのでは?

シート下はエンジンの影響で熱くなりやすいので、遮熱対策等でパソコンを保護しましょう。
また、走行中の振動により、パソコンが破損する恐れがありますので自己責任にて運用くださいっ!

 

さらに物欲をそそるポイント

燃費と航続距離

PCXのガソリンタンク容量は8.1リットルと大容量。
燃費は街乗りで40km以上、ツーリング等なら50km/リットル以上というお話も良く聞きますから、満タンで300km〜400km走れる計算!? ロングツーリングできるじゃん。

便利

ボックス内のUSB-C電源は出力3Aで急速充電が可能なタイプ。
大容量バッテリーを持つ今時のスマホでも通勤通学途中にしっかり充電できます。

500mlのペットボトルがすっぽり入る収納スペースもあります。

 

最後に、充実のオプションパーツ

ボディマウントシールド

純正のショートスクリーンはかっこいいですが、雨や雪の日にはもう一声欲しいところ。
実用性重視のスクリーンがあれば視界良好。

約583(高さ)×約467(幅)×約4.0(厚さ)mm

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掌・指先が暖かくなる、スポーツ・グリップヒーター

ホンダの純正グリップヒーター初代モデルはなんと1958年!当時は排気の熱を利用したシステムでした。
多くのライダーに愛されているこのパーツは、実に60年以上に及ぶ改良を経て現在に至っています。

PCX用は標準装備のグリップとほぼ同径までスリム化された「スポーツ・グリップヒーター」で、見た目もスッキリ。
純正ならではの一体感で後付け感はほとんどありません。

温度調節は5段階

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ナックルバイザー

手に当たる風を軽減。グリップヒーターと併用でさらに冷えを防ぎます。

ボディマウントシールドとの同時装着はできません・・・

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トップボックス 35L スマートキーシステムタイプ

これはオススメ!四輪車のトランクみたいにキーを使わず開閉できるトップボックス。
手に荷物いっぱい抱えている時にポケットからキーを出すの、面倒じゃないですか?

別途トップボックス取付ベースとリッドオープナーが必要です

これ、欲しかったライダー多いのでは? まさに夢のアイテム♪
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盗難抑止アラーム

センサーが振動を感知すると警告音で盗難を抑止!
「あっ!やられた」となる前にしっかり盗難対策したいですね。

別売りのインジケーターランプを接続すると効果的です

商品情報はこちら

 

ワタシが今買い足すなら、PCX 一択かも?!

衝撃のデビュー+爆発的大ヒットから早11年。
この短い期間に4度のモデルチェンジを行なっている点から、メーカーとしての力の入れ具合がわかるというもの。

人と被るバイクは嫌だ、と思っている自分が居ますが、それを差し引いても「PCX」は欲しい!と思える一台です。

通勤・通学などの実用的なキャラと、クルーザーのようでツーリングも楽しめるという二刀流の活躍をするPCX。
まさに原付二種界の「大谷翔平」選手といっても過言ではありません!

PCXであなたもワタシも、イッツ・ショータイム!(錯乱気味)

高速道路を使いたいライダーさんには、兄貴分の「PCX160」もあります。

PCXシリーズの製品情報はこちら

【文/井上修示(外部ライター)】

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