小早川さんはビッグバイクに乗る50代のライダーです。
これまでは旧車やビッグバイクばかり乗ってきましたが、病気で手術をしてからは軽いバイクに乗りたいと考えるようになったと言います。
そんな小早川さんにCBR400Rに乗っていただくことにしました。
病気をきっかけにバイクライフを考えた
まずは小早川さんのバイク歴を説明しておくことにしましょう。
16歳で二輪免許を取得し、レプリカやネイキッド、アメリカンなど様々なバイクに乗り継いできました。
ちなみに当時を思い起こして最高に楽しかったバイクはGB400TT(ツーリストトロフィー)だそうです。
その後、結婚して子育てなどで忙しくなってバイクから離れますが、40歳になったとき教習所で大型二輪免許が取得できるようになったと聞いてリターンを決意。
大型二輪免許を取得してCB1100<Type I>を購入します。
そこから新旧含めて色々なバイクを乗り継ぎますが、3年前に心筋梗塞で入院することになりました。
まさか自分が病気になると思っていなかったです。体が痺れてきて「もうバイクに乗れないかもしれない」と思いました。
血管のバイパス手術をして無事に回復。
またバイクを楽しめるようにはなりましたが、肉体的にはもちろん、マインドも変化したと言います。
バイクに復活はできたけれど体力がなくなってきたことは間違いありません。激しいバイクは卒業しようと思いました。もうそういう歳じゃないってことなんでしょうね。
以来、車体が軽くてトルクのあるエンジンを搭載したバイクを探し求めるようになりました。
そんな小早川さん、CBR400Rに乗ってどう感じたのでしょう?
見た目よりもずっと乗りやすい
最初にバイクを見たときはポジションがきついんじゃないかと思ったけれど、座ってみたらタンクが短いから前傾はキツくないですね。これなら長距離ツーリングでも辛くなさそうです。
エンジンは400ccなりのパワーがあるけれど扱いやすいですね。6速のまま40km/hくらいまで速度を落としてみたけれど、そこからスロットルを開けるだけで加速していってくれるくらいのフレキシビリティとトルクがある。エンジンブレーキの利きがまろやかだから、加減速でギクシャクしないところもいい。市街地でも疲れません。
落ち着いたエンジン特性は大人のライダーの使い方に向いているようです。
スポーティーなスタイルだけど、ギャンギャン回転上げなくても楽しく走れるところが気に入りました。
乗るたびに好きになっていくハンドリング
CBR400Rのハンドリングはスポーティーなバイクを色々と乗り継いできた小早川さんをも満足させるものでした。
ハンドリングもいい。素直で軽快です。色々なコーナーを走ってみましたが、走るたびに「いいなあ」って思うようになります。
CBR400Rのハンドリングって乗りやすいだけでなく、ライダーの意のままに動いてくれるような気持ちよさがあります。
走っているうちにそんなCBR400Rの懐の深さが分かってきたのだそうです。
CBR400Rの性能や車格は小早川さんにとっても十分満足できるものでした。
性能は十分ですね。なんの不満もない。バイクとしての完成度がとても高いから色々な使い方ができます。
それと小早川さんがもう一つ気に入っていたのがTFT液晶メーターでした。
TFT液晶メーターって本当に見やすいですね。歳を取って目が悪くなったんですが、このメーターはとても見やすくてありがたいです。
女性ライダーにも好評
撮影時は小早川さんのツーリング仲間、京子さんも見学に来ていました。
そこで京子さんにも試乗していただくことにしました。
実は京子さん、最近までビッグバイクに乗っていたのですが、体力的な点を考えてCBR650Rに乗り換えたばかり。
今乗ってるCBR650Rと比べて軽い!250㏄のように軽やかなのに400㏄らしい力強さがあります。ハンドルも切れるから取り回しも楽。足つきもいいし、スポーティでおしゃれ!排気音も上品ですね。シートも柔らかくてお尻が痛くならなそう。気に入りました。
と京子さんにも大好評でした。
現在は購入したばかりのCBR650Rに大満足だということなので当面乗り換えはないということですが、次の候補としてCBR400Rが相当に強く脳裏にすり込まれたようです。
車格とパワーのバランスは理想的かも
小早川さんが現行の400ccスポーツバイクに乗ったのは今回が初めて。
どんなことを感じたのでしょうか?
体力に自信がなくなってきたけれど、スポーツバイクに乗っていたいというベテランライダーや、これからリターンしたいというライダーにはベストな選択じゃないかと思います。扱いやすい車体サイズだということに加えて、下から十分なパワーがあるから乗りやすい。スポーティーにも走れるし、ロングツーリングでも疲れない。どんなシチュエーションでもライダーを満足させてくれるパイクです。
もしかしたらベテランライダーの方々が無理せず楽しむバイクとしてCBR400Rだけでなく、400ccクラス全体がこれから注目されてくるのかもしれません。
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【文/後藤武(外部ライター)】