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バイクに乗るときは『必ず携帯しなければいけないもの』を知ってる? ツーリングに『あると便利なアイテム』もご紹介!【バイクライフ・ステップアップ講座/バイクに乗るときの持ち物 編-】

クルマと比べて積載力に限りがあるバイクは、なるべく少ない荷物でツーリングに出かけたいですよね。そこで今回は日帰りツーリングで「必ず持って行くべき物」と「あれば安心な持ち物」をご紹介します。

バイクに乗るときに「必要な持ち物」しっかり携帯していますか?

みなさんはバイクで日帰りツーリングに出掛けるときにどんなものを持って行きますか?

「スマホと財布くらいかなぁ?」という人もいれば、「防寒具やレインウェア、モバイルバッテリーは必ず持って行く」など、人によって持ち物は様々だと思います。

身軽な持ち物でもサッと出掛けられるのがツーリングの良さでもありますが、実はバイクに乗って公道を走るときには「必ず携帯していなければならないもの」があります。

そこで今回は、バイクに乗る時には「必ず携帯しなければならないもの」を改めて解説しつつ、必携ではないけれど「ツーリング時にあると便利なアイテム」もご紹介します!

交通規則で決まっている「必ず携帯しなければならない」ものって?

免許証や保険証などのカード類

運転免許を取得している人はご存知のことと思いますが、まずバイクに乗るときの必携品といえば「運転免許証」ですね。

これは言わずもがなですが、運転免許証を携帯せずにバイクやクルマを運転すると「免許証不携帯」という道路交通法違反になりますから、うっかり忘れてしまわないように必ず携帯していなければなりません。

そのほかに、任意保険などに付帯されている「ロードサービス会員証」や、具合が悪くなった時に病院などで提示する「健康保険証」、有料道路の料金支払いが便利になる「ETCカードやクレジットカード」などのカード類もあると便利です。これらのカード類は必携ではないですが、そんなにかさ張るものではないので、まとめてお財布などに入れておきましょう。

また、現在ではスマートフォンでの電子決済やクレジットカード支払いなどが普及していますので、あまり現金を持ち歩かない人も少なくないかと思います。

しかし、バイクツーリングで特に地方へ行く場合は、現金支払いのみの有料道路やお店、ガソリンスタンドなどが結構あることが多いので、バイクに乗るときはある程度の現金をお財布などに入れておいた方が賢明です。

車検証や登録証などの必要書類

続いては、バイクに乗るうえでの「必要書類」です。

バイクで一般公道を走るためには陸運局や市区町村などに届出した「登録書類」を積載しておかなければなりません。

まず、すべての排気量のバイクに必要な書類が「自賠責保険(正式名称:自動車損害賠償責任保険)」の証明書です。

この自賠責保険は全てのバイクに保険加入と書類の積載が義務付けられている重要書類で、コピーではなく原本をシート下などに積載しておく必要があります。

そしてここからは排気量別に必要な書類です。それぞれ名称は異なりますが、陸運局や市区町村などに届出した下記の届け出書類の携帯が必要になりす。

50ccから125ccまでの原付の場合は「標識交付証明書」、126~250ccまでの軽二輪の場合は「軽自動車届出済証」、251cc以上の車検のある排気量のバイクは「自動車検査証」と、それぞれに必要な書類の携帯が義務付けられています。

しかもこれらの書類はコピーではなく“原本を携帯”することが決まりになっていて、提示を求められた際に必要な書類になります。

これらの重要書類はけっこう入れ忘れているライダーも多いので、バイクの取扱説明書や車載工具などと一緒に車体のシート下などに予め積載しておきましょう。

スマートフォン(携帯電話)やモバイルバッテリー

こちらもバイクツーリングに限った話ではありませんが、連絡手段となるスマートフォンなどの携帯電話は必ず持っていきましょう。

スマートフォンがあれば地図機能や、出先の情報収集、天気アプリ、写真撮影など幅広く使えますし、トラブルの対処にも役立ちますので、もはや必需品と言えます。

ちなみにスマートフォンはGPSやWi-Fiなどの電波を常に探し続けているので、バイクで広いエリアを移動しているだけで、電池を大きく消耗するケースがあります。

スマホを頻繁に使用する方は、小型なもので良いので電池を充電できる「モバイルバッテリー」も1つは持っておきたいアイテムです。

必須ではないけれどツーリングに持っていくと便利なものって?

続いてここからは、必携ではないけれど日帰りのバイクツーリングにあると便利なアイテムをご紹介します。

前述しましたが、ツーリングに持って行くと便利なものは人それぞれなので、少なければいいとか多ければいいというわけではありません。自分が安心してツーリングを楽しめる荷物があればそれが正解なので、あくまでもひとつの参考になれば幸いです。

筆者がツーリングによく持って行くものは、急に寒くなった時の防寒具として「インナーダウン」、予期せぬ雨が降ったときや防寒具にもなる「レインウェア」、お土産など出先で荷物が増えたときに縛れる「ストレッチコード」、スマホの電波がない時などに現地の道が調べられる「バイク用の地図」です。

また、いつもより遠くへ出掛けるときや土地勘があまり無いような場所に行く時は、具合が悪くなった時などの薬などをいれた「ファーストエイドキット」、車載工具にプラスして、ちょっとしたマシントラブルに対応できる「携帯工具」などを追加で持って行くこともあります。

旅の荷物の量は多ければいろいろと安心ではありますが、気軽に出掛けられる日帰りツーリングは、身軽であることも大事なことです。

持っていきたい荷物がライディングジャケットやパンツのポケットに入りきらない場合は、身体に身につけられるウエストポーチやリュックなどを活用して持って行くと良いでしょう。

荷物の多い人やライディング中に身体にリュックなどを身につけたくない人はバイク用のシートバッグなどを活用すると便利です。

20〜40Lくらいのサイズのシートバッグがひとつあれば、宿泊も兼ねたツーリングにも対応できるので、自分の持っていきたい荷物を鑑みながらバッグを用意するとよいでしょう。

いかがでしたか?

いつでも気軽に走り出せるバイクならではの機動力を活かして、必ず携帯しなければならない荷物と、あると便利なアイテムを揃えつつ、安全で楽しいツーリングへ出掛けてくださいね!

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【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】

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