バイクにはリッター超えの大きなものからミニバイクサイズの小さなものまで様々なサイズのバイクがあります。
しかし、超ビックバイクまで乗り継いできたベテランライダーの話の中でよく耳にするのが、ミニバイクの面白さ。
このクラス、このサイズだからこそチャレンジできることや遊び方が詰まっているといい、セカンドバイクとしてミニバイクをチョイスする方も多くいます。
そんなミニバイククラスで人気なのがグロム。
125ccクラスのエンジンと、12インチタイヤを装着する車体サイズなど、ミニバイクの魅力が詰まっているバイクです。
今回はそのグロムのスタイリングがより洗練され、アップグレードして発売されることとなりました!
よりスポーティーなスタイルに
こちらが新しくなったグロム。
今回はヘッドライトカバーおよびシュラウド周りのデザインを変更することで、グロムのスポーティーなイメージに近いスタイルに仕上がっています。
スタイリングの変更に合わせてシュラウドにグラフィックが追加されました。
前々からグロムを知っている方は違いがわかると思いますが、知らない方にも違いを知ってほしいので、ざっくりとした比較をしてみました。
左が従来のモデルで、右が今回発表された新しいモデルです。
まずシュラウドが若干大きくなり、全体のデザインも変更されて、ニーグリップの際に挟み込むためのエグリがわかりやすくなっています。
ミニバイクこそ、そういったテクニックを使うことが多いのでこれは嬉しいところ。
また従来のモデルはシュラウドとサイドカバーは別体でしたが、新しいモデルでは一体型のデザインとなり、より洗練されています。
ライトも中身は変わっていませんがサイドのデザインが変更され、シュラウドのデザインを際立てるスタイルに変更されています。
これまではカッコよさだけでなくポップなイメージもあったグロムですが、今回のモデルからはスポーツバイクのように前から後へ流れるようなスタイルへと進化しています。
そのイメージ通り、グロムはただの足としてだけでなくスポーツ走行でも楽しめるバイクなので、今回のスタイリング変更は細かい部分ですが、グロムのキャラクターをスタイリングからも感じさせてくれるものに仕上がっていると思います。
カラーバリエーションはパールホライゾンホワイト、マットガンパウダーブラックメタリックの2色展開です。
バイクの面白さを教えてくれるグロム
グロムの面白さは様々な部分にありますが、ワインディング込みのツーリングでもグロムの良さを体感することができます。
250cc以上の大きなバイクと違ってミニバイクは俊敏なため、大きなバイクでは簡単にできなかったことがグロムだと簡単にできてしまうということも。
しかし、バイクをコントロールする基礎は大きなバイクにも通じているため、グロムでバイクをコントロールする感覚を培っておけば、その後、大きなバイクに乗ったときにグロムでの経験を活かすことができるはずです。
ですからいつかはスポーツバイクに乗りたいけど最初からは乗れないから練習も兼ねて125ccからスタート、という初心者の方にもグロムはオススメできるバイクです。
次にセカンドバイクとしての魅力も持っているのがこのバイク。
まず125ccは保険などの維持費が安く、また、街中を移動するだけなら250ccや400ccよりも優れている面があります。
普段は大きなバイクに乗っていて、週末はツーリングに出かけるけど、平日の通勤の足としてや、近所までの移動はグロムで、という大型ライダーさんの話もよく耳にします。
大きなバイクと違ってグロムはサイズやパワーも、乗っているときの不安やプレッシャーを感じにくく、フラットにバイクを楽しめるので、大型バイクとグロム、というのはどちらのバイクの魅力も楽しめるチョイスだと思います。
またグロム1台の場合でも250ccクラスと一緒にツーリングができるくらいは余裕のあるパワーなので、高速には乗れませんが下道なら仲間と一緒にツーリングを楽しむことができます。
バイクを曲げるときの体の動かし方、タイミングなど、グロムは感覚的に気づかせてくれるバイクなので、ライディングの練習にもピッタリ。
ミニバイクとはいえ、しっかりバイクとしての味わいやキャラクターを持っているのがグロム。一度乗ったらこのサイズでの面白さがたまらない!という方は多いはずです。
グロムは初心者でもベテランでも違った観点でバイクを楽しむ事ができるため、幅広いライダーへオススメできるバイクです。
より洗練されたグロムで遊ぼう
今回発表されたグロムは2024年3月14日(木)発売を予定しています!
125ccクラスは近年世界的な盛り上がりを見せていますが、正直、足としてだけで考えればスクータータイプのほうが楽なことは多いと思います。
ですがグロムにはスクーターにはない、ファンバイクとしての一面があるため、ただの移動だとしても「乗っていて楽しい」と感じるのは多くの人がグロムだと思います。
乗っていて楽しいというのはライダーとしても非常に重要で、日々バイクに乗るたびにバイクがそう感じさせてくれれば、また次もバイクに乗りたいと思えるはずです。
同じ125ccでもグロムはスクーターにはない良さを初めて乗った方も体感できるバイクだと思うので、125ccのバイク、ミニバイクが気になっている方はぜひ一度乗ってみてください!
新カラーが気になった方はお近くのHonda二輪車正規取扱店へ、少し気になる!乗ってみたい!という方はHondaGO BIKE RENTALもご活用ください!
【グロム】
メーカー希望小売価格:390,500円(消費税10%込み)
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【文/佐藤快(外部ライター)】