日差しが強く、気温も高い夏。バイクは長袖が推奨されていますが、ついつい薄着で走りたくなってしまいますよね。
しかし、実はライディングジャケットはちゃんと着ていた方が疲れないって知ってますか?
今回は長袖ライディングジャケットのメリットについて解説します!
真夏でもライディングジャケットを着ている方が快適って本当?
バイクに乗る際は万が一の転倒などの際に体を保護できる長袖のウェア着用が推奨されていますが、夏はどうしたって暑いですよね。
猛暑日には半袖で走っているライダーもちらほら見かけます。涼しそうですよね~。
しかし!
実は夏でもライディングウェアを着用した方が暑さを軽減でき、身体的な疲労は少ないんです。
今回はそんな、夏のライディングウェアの効果とおすすめジャケットについて解説します!
日焼けで疲れる? 紫外線に注意!
まず、夏に長袖のライディングジャケットを着た方が良い理由の一つが、“紫外線”です。
紫外線を浴びると、皮膚細胞に“活性酸素”と呼ばれる物質が増加します。活性酸素は免疫機能や感染症防止など重要な働きも担いますが、増えすぎてしまうと逆に正常な細胞も傷つけてしまい、これがストレスや疲労の原因となってしまいます。
そして何より、直射日光に当たると“日焼け”をします。
日焼けは言うなれば軽度の“火傷”ですから、蓄積すれば疲労も溜まるというもの。加えて、直射日光を遮ることは体温の上昇を抑えることに繋がるため、日焼けから肌を守る意味も込めて、夏でも長袖を着た方が良いでしょう。
こういった理由から、直射日光をもろに浴びてしまう半袖よりも、日を遮る長袖を着ている方が身体の疲労は少なくなるんです。
気化熱で身体を効率よくクールダウン!
ところで、暑い季節は体温を下げるために身体は勝手に汗をかきますよね?
その汗の水分が蒸発する際に身体の熱を奪う“気化熱”によって私たちは体温を調整しているのですが、半袖で肌が露出している時って、実は汗は蒸発しづらい状態になっているんです。
それに対し、衣服に吸収された汗は蒸発のスピードが早いため、半袖の時に比べて効率的に体温を下げることができます。
夏に長袖を着るのは一見すると暑そうに見えますが、実は身体の冷却を助けるメリットがあるんです。
夏のライディングにはメッシュタイプのジャケットがおすすめ!
とは言っても、やっぱり夏に長袖って暑そうに感じますよね。
実際、真夏の炎天下ではベンチレーションを備えた春秋用のジャケットでもかなり暑く、まして冬用なんて着ていられません!
そこでライダーにおすすめしたいのが、夏用の“メッシュジャケット”です!
その名の通り、素材の多くにメッシュ素材を使用することで抜群の通気性を確保しているので、走行中にインナーが吸収した汗の蒸発も早く、快適に夏のツーリングを楽しむことができます。
長袖なので直射日光を遮ることができますし、ライディング用のメッシュジャケットはプロテクターを標準装備しているものや装着できるものが多く、万が一の際も身体を保護することができます。
また、ライダー特有の疲労の原因として“走行風”があります。
半袖でバイクに乗るというのは、ほとんど上半身裸で乗っているのと変わらず、直に走行風を受け続けることになるため、身体には思っている以上の負担が掛かっています。
その点、ライディング用のメッシュジャケットを着ていれば、通気性は高いけれど直に風を受けるわけではないため、疲労軽減につながります。
何より、半袖一枚でバイクに乗るのは危ないので避けた方が良いでしょう。
夏用ライディングジャケットで暑い時期もツーリングを楽しもう!
以上のように、夏のライディングジャケットには、万一の転倒の際に身体を保護するプロテクト効果だけでなく、直射日光から肌を守ったり、身体のクールダウンを助けるといった『夏のライディングを快適に楽しむための機能』が備わっています。
猛暑のツーリングにおいてメッシュジャケットは必須と言っても過言ではないアイテム! 夏のツーリングを快適に楽しむためにも活用してみてはいかがでしょうか?
HondaGO BIKE GEAR では様々な夏用ジャケットを取り揃えているので、是非チェックしてみてくだいね!
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【文:石神邦比古(外部ライター)】