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「実はけっこう大事なんです。雨天走行後の“ちょい整備”、おすすめポイント5選」

安全で楽しいバイクライフを送るためには、メンテナンスが欠かせません。定期的に点検や整備をしているライダーも多いと思いますが、雨天走行のあとは特に注意が必要です。
というのも、水分はサビの原因になるだけでなく、各部の油分を洗い流し、汚れを付着させる要因にもなるからです。
そこで今回は、雨天走行後に行なうべきメンテナンスのポイントを紹介していきます。

Point.1_洗車と乾燥

濡れている状態では気が付きにくいですが、バイクが乾くと水アカ汚れが目立つことがあります。
これは、雨に含まれる泥や砂がバイクに付着するため、晴れた日の走行後よりも汚れやすくなります。
特にバイクの下回り、ホイールやフレーム下部、スイングアーム、チェーン周辺には泥や砂が付着しやすくなっています。

なるべく早めに洗車をして、これらの汚れを取り除くことが大切です。
また、水分が付着した状態でバイクカバーをかけると、カバー内に湿気がたまりサビが発生しやすいため、注意が必要です。
洗車後はしっかりと水分を拭き取ってから、ガレージなどで保管するか、バイクカバーをかけることを心がけましょう。

Point.2_チェーン&スプロケット

雨に含まれる泥や砂がチェーンに付着し、その後乾燥すると研磨剤のように働き、チェーンやスプロケットの摩耗を促進してしまいます。
さらに、サビの原因にもなるため、専用のチェーンクリーナーで汚れをしっかりと除去し、その後にチェーンルブを塗布することが重要となります。

Point3_ブレーキまわり

ブレーキまわりでは、ディスクローターとパッドの間に泥などが挟まっていないか確認することが重要です。
またブレーキダストが水アカとなってホイールにこびりつくと、見栄えがよくないだけでなく、劣化の原因にもなりかねないので、早めに拭き取るようにしましょう。

Point.4_サスペンション

フロントフォークやリヤショックのインナーチューブに泥や砂が付着したままにしておくのは避けること。付着した泥や砂が内部のオイルシールにダメージを与え、オイル漏れの原因となります。
オイル漏れが発生すると、分解してオイルシールを交換しない限り、漏れを止めることはできない。

Point.5_保管時の注意点

ガレージなどの室内で保管する場合、水分をしっかりと除去しておけば、その後の心配はほとんどしなくて大丈夫です。
しかし、屋外保管の場合は覚えておいてほしいことがあります。

多くのライダーがバイクカバーを使用していると思いますが、長期保管の際には定期的にカバーを外すことをお勧めします。
バイクカバーの下から湿気が侵入し、バイクに付着する可能性があります。そのまま長期間放置しておくと、それが原因でサビが発生してしまいます。
また雨の多い時期などには、定期的にカバーを外してカバー内にたまった湿気を取り除くことが大切。サビが発生しやすい部分には、防錆剤などを塗布しておくと安心です。

雨の日のあとにこそ、愛車に気づかいを!

バイクで走行した後は各部のチェックやメンテナンスは不可欠ですが、雨天走行後はとくに注意が必要。
雨に含まれる泥や砂が付着したままだと、見た目だけでなく、各部の劣化を促してしまいます。そのため、早めのケアが必要になることを覚えておきましょう。

 

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