平山さんはサーキット走行会やストリートを安全に走る練習会などを主催し、自らインストラクターを務めている方。ストリートからサーキットまで知り尽くしたベテランです。
そんな平山さんに『CBR400R』を街の中で実際に使ってみていただくことにしました。
扱いやすい車格とポジション
平山さんがCBR400Rの実車を見るのは今回が初めて。
シャープなデザインなのでスポーティーな性格のバイクというイメージが平山さんにはあったようです。
でも跨ってみたらフレンドリーなバイクであることが理解できたと言います。
前傾姿勢を強いられるバイクかと思ったのです。ところがステップとシート、ハンドルの位置がとても自然で、程良い感じの前傾姿勢。めちゃくちゃ乗りやすいバイクだってことが伝わってきました。
しかも大型バイクから乗り換えると驚くくらい軽いし、足付きの良いことが安心感につながります。取り回しも軽いですね。これなら体力に自信がない人や女性でも簡単に扱うことができそうです。
第一印象はなかなか良かった様子。
ここからは実際に走っていただくのですが、平山さんには数日間CBR400Rを使ってみていただき、感想をお聞きすることにしました。
良い意味で2気筒らしくない
大型バイクに乗り慣れている平山さんにとって直列2気筒のエンジンは、特にパワフルという感じではなかったようですが、その扱いやすさとスムーズさは高評価でした。
大型バイクみたいにドカンという飛び出し方をしないから最初はそれほどパワーがあるバイクではないのかなと思ったのですが、スムーズなエンジンだからそう感じるだけで加速は悪くないです。街中やワインディングでも十分な加速をしてくれるパワーがありました。同じ2気筒でも過去乗ってきた大型バイクとはずいぶん違いますが、コレはコレで面白いですね。
でもスロットルを開けたら、実はとっても速い。
そんなフィーリングは平山さんにとっても新鮮だったようです。
ベテランを夢中にさせるハンドリング
エンジンの評価も高かったのですが、平山さんを一番喜ばせたのはCBR400Rのハンドリングでした。
軽くステップに荷重するだけでヒラヒラと舞うようにバイクがバンクしていくのです。自由自在に操れる楽しさが感じられるから走っていると自然と笑顔になってしまうくらい素晴らしいハンドリングですね。
今回、平山さんは自宅近くの市街地ばかり走っていたそうです。
それでもこのハンドリングの素晴らしさが感じられるというのがCBR400Rの良いところ。
ストリートが楽しくなる性格ということなのでしょう。
ブレーキもカチッとしっかり減速してくれます。制動力が高いだけじゃなくて過敏すぎずコントロールしやすいから安心できますね。
ブレーキやサスペンションなどの動きがソフトで上質なことに加え、バランスが取れていることなどがストリートを走ったときの楽しさにつながっているようです。
大型バイクにない魅力がある
平山さんは数日間CBR400Rに乗ってみてとても楽しかったと言います。
スーパースポーツのようなスタイルでありながらでツアラー的な性格も持っているバイクですね。車体のしなやかさと穏やかなパワーフィールが気持ちに余裕を持たせてくれるところが素晴らしいと思いました。ストリートを走るうえでとても大事なことですよね。
そして再び自分の愛車であるビッグネイキッドに乗ってみて、あらためてCBR400Rの良さを感じたのだとか。
ビッグネイキッドだと狭い駐車場の出し入れで難儀します。CBR400Rに乗っていたときは、そういう苦労がないからどこでも気軽に行こうという気持ちになりました。「軽いバイクって行動範囲を広げてくれたのだなあ」と今さらながら気付かされました。
気軽に付き合える車格とどんなシチュエーションでも不足を感じないパワー、自由自在なハンドリング。
それらが高いレベルでバランスしているのがCBR400Rなのでしょう。
こういうバイクって、とても貴重だと平山さんは言います。
免許取りたてのライダーやリターンライダー、体力に自信がないライダーにこのバイクは強くオススメしたいですね。ベテランライダーの中にも、こういうマシンを探している人はいらっしゃるのではないかと思います。
今回の撮影で平山さんの他にも色々な方にCBR400Rを乗っていただきましたが、ネガティブな意見はまったく聞きませんでした。
そして私、ライターの後藤もCBR400Rに乗ってみて「良いバイクだな」と思わされた一人。
機会があったら、ぜひ乗ってみていただきたいバイクです。
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【文/後藤武(外部ライター)】