バイクに乗るためには免許が必要ですが、2輪の免許には色々な種類があります。
取得に必要な費用や期間も変わってくるので悩むところですが、乗りたいバイクが決まってくれば計画もたてやすくなることでしょう。
そこで今回は免許の種類と、その免許で乗ることができるバイクを紹介したいと思います。
原付免許は1日で取れる!
最も手軽なのは原付免許です。
実技試験などはないので、運転免許試験場に行き、申し込んでペーパーテストを受けるだけ。
合格したらその日のうちに免許証が交付されます。
試験を受ける場合も予約は必要ありません。
試験手数料は1,500円。
免許の交付手数料2,050円と原付講習手数料が4,500円。
合計8,050円で免許を取得することができます。
試験前に挑戦できる模試もありますので、試験を受ける前にトライしてみてください。
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ちなみに自動車の普通免許を持っていれば原付免許は必要ありません。
普通免許で原付(一種)に乗ることができます。
原付免許があると、こんなバイクに乗ることができます(代表的なモデルを抜粋)。
維持費が安く手軽なので、1台あるとライフスタイルが大きく変わるはず。
また、電動モデルならガソリン代がかからないので更に維持費は安くなりますし、今なら新車を購入する際の補助金(注)もあるのでさらにお得です。
注)対象の電動二輪車、電動三輪車を購入後、機種に応じた補助金を受け取ることができます。(要申請)国の補助金制度のほか、地方自治体でも実施している場合があります。
小型2輪免許で乗れるバイクは?
小型限定普通2輪免許(以下、小型2輪免許)を取得すると125ccまでのバイクに乗ることができます。
スポーツタイプのバイクもあるし、エンジンのパワーもあるので走ることが楽しくなります。
2人乗りができるのもうれしいポイント。
125ccまでは原付2種という区分になり税金や保険料に関しても経済的。
高速道路を走ることはできませんが、一般道しか走らないのであれば小型2輪はとても魅力な選択肢です。
小型2輪免許があるとこんなバイクに乗ることができます。
AT限定免許で乗れる125ccクラスのバイク
小型2輪免許にはMTとATがあります。
マニュアル(クラッチつき)とオートマ(クラッチなし)です。
MT免許であればどちらにも乗ることができますが、AT免許で乗れるのはクラッチのないモデルのみです。
小型2輪免許AT限定だとこんなバイクに乗ることができます。
スーパーカブ110、スーパーカブ C125、CT125・ハンターカブ、クロスカブ110は変速がマニュアルですが、クラッチが自動でクラッチ操作が必要ない機構※を採用していることからAT免許で乗ることができます。
※走行中はリターン式で停車時のみロータリー式になるチェンジ機構
小型2輪の免許取得費用ですが、ホンダレインボーモータースクールでの料金は下記のようになっています。
小型限定普通2輪免許
小型限定普通2輪免許 AT限定
教習料金や時間はAT限定のほうが若干少なくなります。
普通2輪免許で乗れるバイクは?
普通2輪免許(以下、中型免許)があると400ccまでのバイクに乗ることができます。
中型免許になると色々なバイクが出てくるので選択肢が増えます。
車検がないのが魅力の250ccクラス
250ccクラスには本格的なスポーツバイクやオフロードバイクなどがあります。
走行性能も高く、走りも十分に楽しむことができます。
中型免許で乗れる400ccクラス
中型免許で乗ることができる最大排気量は400cc。
排気量が大きくなるので低回転から力強く走ることができます。
こういった特性はストリートやツーリングでもありがたいものです。
ただし251cc以上のバイクは2年に1回の車検があります。
使い方と維持費のバランスを考えるようにしてください。
400ccクラスの代表的なバイクはこちらです。
中型AT免許で乗れるバイクは?
軽二輪クラスにはAT限定免許で乗れるバイクも存在します。
250ccは大きな車体と余裕のパワーが特徴。
160ccであれば車体サイズも125ccクラスとほとんど変わりませんが、走りはより力強く、高速道路を走ることもできます。
中型2輪の取得にかかる費用はこんな感じです。
普通2輪免許
普通2輪免許 AT限定
大型2免許で乗れるバイクは?
大型免許を取得した場合、すべての排気量のバイクに乗ることができるようになります。
大型のバイクになると装備が充実しているものが増えます。
その一方でRebel 500やCL500のようにで中型クラスと同じ車体サイズの大型バイクもあります。
こういったバイクは扱いやすさが中型のバイクと変わりませんが、パワーがあるのでゆとりのある走りができます。
大型免許で乗れるバイクのラインアップはこちら。
大型AT免許で乗れるバイクは?
ホンダのDual Clutch Transmission(DCT)という変速機を装備したバイクであれば、AT限定の大型免許で乗ることができます。
DCT装備車にはクラッチがありませんが、ギアによる変速は自動的に行われます。
変速のパターンにはいくつかのモードがありますが、マニュアルモードにすれば変速をライダーが行うことも可能です。
スポーツカーなどで採用されているメカニズムをバイク用に小型化して搭載しているので、バイクを操る楽しさもMTと同等。
MTよりも楽しいというライダーもいます。
大型2輪免許
大型2輪免許 AT限定
教習所だったら確実に免許取得
免許を取得する場合は教習所で教習を受けるのが一般的。
技能教習を終え、卒業検定に合格したら実技審査免除の書類を持って試験場に行きます。
もしも普通免許(四輪)を持っているのであれば、学科試験は免除されるので申請して免許を受け取るだけ。
2輪免許を持っている人が、更に大きな排気量の免許を取る場合も同様です。
各種免許の取り方などは、Honda公式サイトでも紹介していますので、確認してみてください。
免許によって乗れるバイクは色々変わります。
これから乗ってみたいバイクや使い方などを考えて決めるようにしてください。
【文/後藤武(外部ライター)】