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【東編】関西方面のバイクで行きたいおすすめツーリングスポット紹介!【三重・滋賀・福井】

バイクは楽しい乗り物ですが、乗っていて楽しいと感じる瞬間はバイクにも、そして走る場所にも大きく左右されます。
街中移動だけでは発揮しきれないバイクの魅力を、ツーリングスポットでは体感できるかもしれません。

そんなバイクで走って楽しい、思わずバイクで行きたくなる関西エリアのツーリンススポットをご紹介!
今回は大阪を起点に関西エリアの東方面のスポットを紹介していきます!

三重県

伊勢志摩スカイライン

伊勢志摩スカイラインは別名を天空のスカイラインといいます。
伊勢と鳥羽を結ぶ全長16.3キロのワインディング。

晴れていると伊勢湾を見渡す絶景を楽しむことができます。
二輪車の料金は900円なんですが、実はお得な裏技があります。
スマホで伊勢志摩スカイライン公式サイトにアクセス。
営業時間・料金から「お得な通行割引券」を開くとこんな割引券がもらえるのです。

スマホにPDFをダウンロードしておき、料金所で画面を見せればOK。
グループでツーリングしている場合は、先頭のライダーが代表で画面を見せるだけで全員分を割引してもらうことができます。
ちなみに通行できるのは126cc以上となっています。

伊勢志摩スカイラインで有名なのは朝熊山頂展望台にある天空のポスト。
インスタ映えスポットとして超有名。フォトコンなども開催されていたりします。
実際に集配されているので、郵便物を投函することも可能。
ここで郵便物を出すと思いが伝わると言われているんだとか。

展望台からは大パノラマを楽しむことができ、ライダーにはちょっとハードルが高そうですが、絶景を目の前に楽しめる人気の足湯もあります。


ちなみに伊勢側の料金所を出ると伊勢神宮は目と鼻の先。
昔、多くの人たちが「一生に一度は行きたい」と考え、現在でも世界中から多くの観光客が集まってくる伊勢神宮内宮やおかげ横丁とセットでツーリングルートに組み込むと良いかもしれません。

伊勢志摩パールロード

伊勢志摩にはもうひとつ有名な道があります。
それが伊勢志摩パールロードです。
こちらは志摩と鳥羽をつなぐ海岸線のワインディングで全長は23.8キロ。

伊勢志摩スカイラインから見る雄大な景色とは違い、こちらは海を感じて走ることができるのが魅力。
しかも料金が無料なのも嬉しいところ。
途中には多くの展望台や売店があるので、時間があるときは寄り道しながら風景とグルメを満喫することができます。



パールロードから生浦湾に向かうとそこはオイスターロード。
「カキ食べ放題」なんて店が軒を連ねています。
カキ好きライダーにはここも見逃せないスポットですが、シーズン中はたくさんの観光客で賑わうので、カキが目当てで行く場合は予約をお忘れなく。

滋賀県

湖岸緑地栗見新田

琵琶湖は日本で一番大きな湖。
一周すると200kmあり、バイクで1日のんびり走るのにピッタリ。
バイク乗りや自転車乗りの人たちは琵琶湖一周を「ビワイチ」なんて言っています。
途中には有名なスポットやグルメがたくさんあるので、ビワイチは何度やっても飽きません。
でも「せっかく日本一の湖なのだから、作られた観光スポットではなく、琵琶湖の雄大さを体全身で感じたい」というのであれば幹線道路を外れて、湖畔近くを走ってみると予想外の景色に感動する、なんてことが良くあります。
湖岸緑地栗見新田はまさにそんな場所。

展望台もベンチもありません。
でも景色は最高。
午後になって日差しが傾いてくると柔らかな太陽の日差しが湖面に反射してキラキラと輝きます。
実はここ、関西地区のウインドサーファーのメッカ。
語源は分かりませんが「おばけ浜」と呼ばれているそうです。

バイクで景色を見ながら走るだけで爽快な気分になれるのはガードレールがない道路だからでしょう。
たった数十センチしかないガードレールがないとすごい開放感があって、湖との距離がとても近くに感じられるんです。
琵琶湖の自然を全身で感じたいかたにオススメのスポットです。

琵琶湖・西の湖

西の湖は琵琶湖最大の内湖です。
内湖というのは本湖(琵琶湖)の近くにある付属湖。
なんで琵琶湖にいくのに、わざわざ小さな湖に行く必要があるの? と思われるかもしれませんが、ここではとても落ち着いた風景が広がっています。
内湖は風が遮られるので水面がおだやか。

加えて水深も浅いので湖岸にはヨシが覆い茂っています。
琵琶湖とは雰囲気がぜんぜん違うんです。
観光客も少ないので、まったりと落ち着いて日本の原風景的な空気を楽しむことができるはずです。

周辺には一面のススキを見ながら走れる道路もありました。

奥琵琶湖パークウェイ

北琵琶湖方面に来たらバイクで楽しく走れるのが奥琵琶湖パークウェイ。
湖畔沿いを走っているとそのまま流れでパークウェイが始まり、全長18.8kmの道を琵琶湖と秋は紅葉の景色の中走ることができます。
取材時はあいにく若干の雨模様でしたが、きれいな景色を横目に走ることができました。

途中にはドライブインの展望台があり、琵琶湖を一望することができます。
売店などもあるので休憩にもピッタリ。

展望台の奥にはリアル?どうぶつの森があり、恋人の聖地としても有名なのでカップルツーリング時にも楽しめるスポットです。

この道なんと菅浦側から入って展望台から先は一方通行となっており、対向車線がなく緩やかなワインディングの一本道が続きます。
普通こういった道は対面通行のことがほとんどですが、一方通行だとバイクにとってはかなり走りやすい道となっていました。

走り切ると西浅井に出ることができます。
奥琵琶湖パークウェイを走らずともトンネルでショートカットできますが、時間に余裕があってバイクで来ているなら走っておいたほうが楽しいルートです。

無料で通行できる道ですが、通行できるのは8:00~20:00の日中のみ。
夜間は通行禁止となっています。
そこまで長い道ではないので、湖畔一周じゃなくちょっとだけ走りたい、というときにもおすすめのスポットです。

福井県

三方五湖レインボーライン

琵琶湖から日本海側に走り、福井県の下に位置するのが三方五湖。
名前通り5つの湖が日本海のすぐ近くに密集しており、三方五湖レインボーラインはこのエリアをぐるっと回れるワインディングルートです。

高い位置から湖を見下ろしながら走れるので、天気がいい日は最高のロケーション!
道幅も狭くなく、しっかり整備されている道なので、ワインディング初心者でも走りやすいと思います。

特にタイトすぎるコーナーというのも少ないので、レブルのようなバイクで余裕をもって流しながら景色を横目に走るのは楽しいと同時に、バイクを自然とコントロールする練習にもなります。

流れで走っていると今見ているのは湖なのか日本海なのかわからなくなってきますが、標高の高いエリアでは絶景と呼べる景色が常に続きます。
普通は有名なスポットでも景色がいいのは一部だったりしますが、ここは景色が良いエリアがかなり多いので、短い距離でも満足感が高いと思います。

ワインディングの途中でいくつか休憩所などもあり、走り切ってしまうのではなく休憩しながら景色を楽しむ走りができるのでおすすめのスポットです。

関西ツーリングを満喫しよう

今回ご紹介したスポットは基本どこもバイクで走って楽しいスポットです。
元々有料道路だったスポットも多く、ハードなワインディングではなく整備された走りやすい道なので、それに良い景色が合わされば素晴らしいツーリングになるはずです。

また常に走り続ける道ではなく、途中休憩できるスポットもあるのでいい景色を眺めて撮影しながらのツーリングもおすすめ。
春夏秋シーズンに是非走ってみてください!

▶▶ 西編(京都・岡山・淡路・和歌山)の記事もご覧ください!


【文/後藤武(外部ライター)】

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