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スタイルに合わせる?荷物の量やサイズで決める?Hondaの「ツーリングバッグ」は選べる2タイプ!【バイクライフ・ステップアップ講座/ツーリングバッグの選び方 -シートバッグ編-】

ツーリングの荷物を快適に積載できる「シートバッグ」ですが、どんなところを基準に選んだらよいのでしょうか? 今回はHondaライディングギアにラインアップされている、2種類のシートバッグを使ってスタイル別に比較してみたいと思います。

日帰りから1泊2日程度の荷物なら『スタイル』に合わせて選ぶのもアリ!

街乗りなど短時間の走行ではその限りではありませんが、長時間・長距離を走るツーリングにおいては可能な限り、ライダーはバッグ類を身に着けないようにするのが鉄則です。

ハッキリ言って、疲れかたがまるで違ってきます。

そんな時、荷物の積載に便利なのがシートバッグですが、どんなところを基準に選んだら良いのでしょうか?

今回はホンダのライディングギアにラインアップされている2種類のシートバッグを比較しながら選んでみましょう。

■左:Honda シェルシートバッグGT (容量:14L〜18L)<価格:16,280円(消費全10%込)> ■右:Honda ミニフィールドシートバッグ(容量:19L〜27L) <価格:15,950円(消費税10%込)>

ホンダ ライディングギアにラインアップされているシートバッグは、ツーリングバッグの老舗ブランド『MOTOFIZZ』とのコラボレーションモデル「ミニフィールドシートバッグ」と「シェルシートバッグGT」の2種類。

サイズもデザインも全く異なる2種類ですが、まずはどんな違いがあるのかを見ていきましょう。

ホンダのツーリングバッグ ラインアップはこちら!

Honda ミニフィールドシートバッグ

Honda ミニフィールドシートバッグ(容量:19L〜27L) <価格:15,950円(消費税10%込)

「ミニフィールドシートバッグ」は、日帰りから1泊2日程度のツーリングに便利な19〜27リットルのシートバッグです。

サイドのファスナーを開けてマチを開閉させることで、最大27リットルまで拡張させることができます。

サイドには財布やスマホなどの小物を入れておけるサイドポケットが備わり、ドリンクホルダーも両側に装備されています。

ツーリング先では現地で買ったお土産や、脱ぎ着したウェアなど、何かと荷物が増えることも多いので、このシートバッグがひとつあれば、日帰りから1泊2日のツーリングがとても便利なものになります。

バックルでワンタッチで装着できる「Kシステムベルト」に、「接続バックル2本」、荷物をバイクから降ろしてホテルなどに運びやすい「ショルダーベルト」が標準で付属。

また、突然な雨にも安心なレインカバーも備わっています。

Honda シェルシートバッグGT

Honda シェルシートバッグGT (容量:14L〜18L)<価格:16,280円(消費税10%込)

こちらはカーボン調のポリカーボネート製ハードシェルを持ったデザインが印象的な「シェルシートバッグGT」。

スポーティなバイクにマッチする形状で、リアシートが小さいタイプの車体にも積載しやすいデザインになっています。

収納サイズは14リットルで、ファスナーを開けてマチを縦に開閉させることで18リットルまで拡張させることができます。

ファスナーでフルオープンさせることができ、開けたまま維持できる固定ベルトも備わっています。

間口が広いので荷物をどこに入れたか確認しやすく、直ぐに荷物を取り出せるのが長所です。

こちらも付属品として「レインカバー」「Kシステムベルト」「ショルダーベルト」が備わっています。

ワンタッチで取り付けできるKシステムベルト

「ミニフィールドシートバッグ」と「シェルシートバッグGT」がオススメなのは、バッグのバイクへの積載がとても簡単なところです。

この特殊な「K形」をした接続ベルトは、ツーリングバッグの老舗ブランド「MOTOFIZZ」の『Kシステムベルト』対応になっていて、バイクのシートに取り付けるだけでワンタッチでシートバッグが取り付けられる画期的なシステムなんです。

取り付け方は、まずシートを外して「Kシステムベルト」をこのように取り付けます。

写真はキーでリアシートが簡単に外れるCBR400Rのものですが、ボルトで固定されていてもシートが外せる車種であれば様々なモデルに取り付けが可能です。

Kシステムベルトを固定したら、あとはシートを戻すだけ!

このように4本のバックルを出すことができる仕組みになっています。

そしてバッグの装着は4ヶ所のバックルを、シートバッグ側のバックルに接続するだけ!

あとはベルトの引っ張り具合を調整すれば、あっという間に積載できます。

バッグを降ろした時や、シートバッグを使わないときなどは、付属の接続バックルを取り付けておけばバックルベルトも邪魔になりません。

バッグを使わない時でも「つけっぱなし」にしておくことができて、かつバッグを使う時は装着があっという間なんて素晴らしいという他ありません。

写真は一例としてCB400 Super Fourのシートに取り付けた場合です。

ライダーシートとタンデムシートが一体型になっているものでも取り付けることができます。

これまでシートバッグなどを積載するには、4本のタイダウンベルトをフレームなどに通して固定するものが一般的でしたが、この工程を不要にしたのが「Kシステムベルト」の画期的なところ。

荷物の積み下ろしがラクになると、出発前の準備も容易ですし、出先での扱いやすさもアップするので、ツーリングがより快適なものになります。

バイクのスタイルに合わせてデザインを選べる

シートバッグはバイクに積載して使うためデザインも重要。容量・サイズ以外にもスタイルを優先して選ぶというのも間違いではありません。

続いては、バイクのスタイルに合わせてバッグを比較してみたいと思います。

CB400 SUPER FOUR

こちらはネイキッドバイクの超定番「CB400 Super Four」に「ミニフィールドシートバッグ」を装着したものです。

CB400 Super Fourは、比較的タンデムシートもリアフェンダーも幅広なので、19リットルサイズのやや大きめのサイズでもしっかり載せられ、むしろジャストサイズといった印象を受けました。

続いて同じくCB400 Super Fourに「シェルシートバッグGT」を装着してみました。

このバッグはシェルカバー付きのスポーティなデザインのシートバッグなので(個人的な感想ですが)CB400 Super Fourには先の「ミニフィールドシートバッグ」の方が、ツーリング仕様!っていうイメージが湧いて、しっくりくる気がします。

もちろん好みは人それぞれですが、実際に装着してみると、CB400 Super Fourのようなオーソドックスなネイキッドタイプのバイクには「ミニフィールドシートバッグ」の方がしっくりくるように思いました。

CBR400R

次にマシンを変えて「CBR400R」に「ミニフィールドシートバッグ」を積載してみます。

Kシステムベルトのおかげで、スリムなリア形状をしているスーパースポーツタイプのリアシートにも簡単に積載できました。

ただ、やはりリアシートが細いので、バッグの左右のはみ出しや前後バランスが少し気になります。

続いて「CBR400R」に「シェルシートバッグGT」を積載してみた写真がこちら。

シートバッグもリアシートもスリムなので、リアのデザインに合うように装着でき、CBR400Rのスポーティなデザインにマッチしています。

バックルで固定したシートバッグも前後左右にはみ出ていませんし、見た目に収まりが良く、バランス的にもスッキリしています。

このように実際に積載してみると、CBR400Rのようなスーパースポーツタイプのバイクには「シェルシートバッグGT」の方が似合っているように思いました。

いかがでしたか?

旅の荷物の量やツーリングに持っていきたいアイテムは人それぞれですし、日帰りや宿泊の旅でも持ち物は変わってくると思います。

ですから「どれくらいの容量サイズのバッグが自分にとってのベスト」と決めるのは少し難しいかもしれません。ですが、自分のバイクのスタイルに合った物を選ぶという方法なら、お気に入りのシートバッグがより見つかりやすくなるかもしれませんね。

【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】

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