バイクツーリングにおける安全性をHondaのインストラクターが解説してくれるYouTube動画があるのをご存知ですか?
今回はその「Hondaインストラクター安全Doガイド」の見どころについて解説します!
Hondaのインストラクターが解説する「安全Doガイド」って?
バイクライフを楽しく快適に過ごすためには、安全運転は欠かせません。
バイク免許を取得すると色々なところへ出掛けてみたくなると思いますが、一般公道でバイクを安全に走行するためには、常に変わる交通状況を的確に判断しながら走ることがとても大切になります。
しかしながら、これから公道デビューする方や、数年ぶりにバイクに乗る方などは、身体が緊張してしまうことで“バイクに乗ることだけ”に意識がいってしまい、周囲の状況や安全にまで気を配れなくなってしまうことがあります。
それに、ツーリング先で初めて走る知らない道や、ウネウネと曲がりくねった峠道などを走る場合は、どんなことに気をつけながら走行すればよいのかをその場で判断することってけっこう難しいですよね。
そんなバイクツーリングにおける安全運転について、Hondaのインストラクターが解説するYouTube動画があるのをご存知ですか?
数あるHonda公式YouTubeチャンネルの中に「Hondaインストラクター安全Doガイド」という連載コンテンツがあり、毎回テーマごとに交通教育センターに勤めるHondaインストラクターがわかりやすい動画で解説しています。
これからバイクに乗る方も、しばらくバイクを運転していなかったけれどまた乗り始めたいという方にも、是非チェックしていただきたい内容になっています。
今回は、ツーリングの安全運転にとても大切な「連続カーブ編」と「スリップ編」の動画を見てみましょう!
峠道に多い「連続カーブ」はブラインドコーナーが多い
「連続カーブ編」の動画では、扱いやすい排気量で人気の原付二種モデル「CROSSCUB 110(クロスカブ110)」で、雨上がりの曲りくねった峠道を実際に走りながら、環境に潜んでいる危険について解説しています。
このような道幅の狭い峠は、カーブの先が見えにくい「ブラインドコーナー」が多く、前もって目線を送りながら先読みして走るように心がけます。
長時間バイクに乗っていると、身体や目の疲れなどでだんだん視線が近くなってきてしまうことがあり、次の情報を得るまでのタイミングが少しずつ遅くなってしまうことがあるんです。
カーブの手前でしっかりと減速して、ゆっくりとコーナーに入っていくことで、先が見えにくいブランドコーナーでも安全でスムーズな走行をすることができます。
また、一般公道をバイクで走る時は、基本的には道の左側を通る「キープレフト」で走ることが推奨されていますが、雨上がりの路面や狭い峠道などでは状況が異なる場合があります。
季節によっては落ち葉や砂土などが道の脇に落ちていることが多く、あまりキープレフトばかりを意識しすぎていると、思いがけずにこれらを踏んでしまうこともあるので、常に状況を判断しつつ走行する必要があります。
この動画では、見ている人も実際にその場を走りながら教わっているような感覚になれますので、是非チェックして見てくださいね。
▼「Hondaインストラクター安全Doガイド原付二種編~連続カーブ編」の動画はこちら!
バイクで「スリップ」しやすい3つの要素って?
続いて「スリップ編」の動画では、バイクでスリップしやすい「3つの要素」について解説しています。
前後2つのタイヤのみで走っているバイクは「速度の状況」「路面の状況」「タイヤの状況」の3つのうち、どれかひとつでも欠けてしまうとスリップしてしまう危険性があります。
スピードの出し過ぎや路面状況などはもちろんですが、特に注意したいのは事前のチェックで回避することができるタイヤの状態です。
なぜタイヤの溝がしっかりと残っている必要があるのか、タイヤの空気圧がなぜ適切でなければならないのかなどが、分かりやすく解説されています。
この動画では「速度」「路面状況」「タイヤ」以外にも、もうひとつとても重要な要素が解説されていますので、実際に動画を見てチェックしてみてください。
▼「Hondaインストラクター安全Doガイド配達編~スリップ 編」の動画はこちら!
いかがでしたか?
今回紹介した動画コンテンツ「Hondaインストラクター安全Doガイド」は、他にも「交差点編」や「ながら運転編」など、テーマごとに解説されていて、今後も続々とアップされていく予定です。
いずれも3〜5分間程度の見やすくてわかりやすい解説動画になっていますので、ツーリングの際には事前にチェックして安全運転で快適なバイクライフを楽しんでくださいね!
【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】