HondaGO BIKE LAB

【動画】400ccのシングルエンジンを搭載したスクランブラー『CL400』【ホンダ歴代バイク今昔図鑑/CL400(1998年)編】

ホンダでは歴代モデルやレーシングマシンが「動態保存」されていて、定期的にマシンを実際に走らせる走行確認テストを実施しているんですが、その映像がホンダのオフィシャルYouTubeで公開されているんです!今回は「CL400(1998年)」の貴重な映像を紹介します!

1960年代のスクランブラースタイルを感じさせるシングルスポーツ

今回紹介するモデルは1998年9月に発売された「CL400」です。

ホンダにとって、1985年登場の「GB400TT」以来の単気筒400ccスポーツとして登場しました。

CL400は単気筒エンジンながら、左右二本出しとなるキャプトンタイプのアップマフラーを採用。

フロントにディスクブレーキ、前後にブロックタイヤを履く「スクランブラースタイル」が特徴となるバイクでした。

エンジンは空冷4ストロークOHC4バルブ単気筒を搭載し、最高出力は7000回転で29馬力を発揮します。

車両重量も400ccクラスとしてはとても軽量な155kgで、オンロードはもちろん、フラットダートなどでも扱いやすい仕上がりになっていました。

CL400に搭載されたエンジンは、オフロードバイクのXR400R(NE03)系のドライサンプエンジンがベースになっています。

ボア×ストロークを85×70mmに変更し、4本のバルブを放射状に配置したホンダ独自の「RFVCヘッド」を採用しているのが特徴。

ヘッドライトはシンプルな丸目一灯のデザインで、機能とスタイルの本質を求めた「シンプル・シングル・スタンダード」をコンセプトに開発されました。

ハンドルもフラットダートなどで扱いやすいように、アップライトなハンドルを採用しています。

ハンドリングの軽さを優先するために、メーターはスピードメーターのみのシンプルなアナログタイプを採用。

吸排気系にはシングルキャブと、音質の演出にこだわった左右2本出しのセミアップマフラーを採用。

リアサスペンションはツインショックで、メッキタイプのリアフェンダーと相まって美しくクラシカルなデザイン形状になっています。

オンロードモデルよりもリアサスペンションストロークを長くすることでオフロードでも走りやすい特性を実現。

フロント19インチ、リア18インチのホイールを採用し、オンロードからフラットダートまで扱いやすい足まわりとなっていました。

コックピットからの映像もあり、実際に乗って走っている様な気分が味わえます。

約2分程度の映像ですが、今ではなかなか見ることができなくなった貴重な走行ムービーを是非ご覧下さい!

最新モデルはコレ!『GB350 S』

■ホンダ「GB350 S」:594,000円(消費税10%込み)

CL400の後継機は2001年に登場したCB400SSに受け継がれていますが、400ccクラスの空冷シングルスポーツを現代のモデルに置き換えると「GB350」シリーズになるでしょう。

CL400のようなスクランブラースタイルとは異なりますが、トラディショナルなデザインと空冷単気筒ならではの魅力に加え、スポーツ性も感じさせるところは、最新の「GB350 S」につながるものがあるように感じています。

【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】

『GB350 S』をHondaGO BIKE RENTALで体感しよう!料金など詳しくコチラから

関連記事

最近チェックした記事