九州の宮崎県はその大自然と温暖な気候から様々なライダーに愛されているスポットです。
走って楽しい道もあれば、足を運んで食べたい宮崎グルメも人気!
今回はそんな宮崎県のツーリングスポットとグルメスポットを紹介していきます!
宮崎のツーリングスポット
堀切峠
宮崎県の名物を2つ同時に見れるのが宮崎市の少し下にある堀切峠。
峠と言っても実際にはかなり短く、コーナーも数か所しかありませんが、走って楽しい、というよりは見て楽しい要素があります。
まず宮崎の海岸線にそびえ立つヤシの木ではなく、フェニックス。
南国感を倍増させているフェニックスですが、宮崎県の「県の木」の1つとして認定されておりヤシの木と同じヤシ科の植物です。
奥の海を見てみると、鬼の洗濯板と呼ばれる独特な形をした波状岩があります。
大昔に海中でできた岩が長い年月をかけて波に削られ、岩の硬い層だけが板のように積み重なってできたもの。
手前だけならわかりますが、結構沖の方まで続いていて、これに波が当たって弾ける様子が中々綺麗です。
堀切峠の中盤辺りには道の駅フェニックスがあり、ライダーたちの休憩場兼たまり場となっていました。
海沿いにフェニックスが並んでいるということもあって、普通の道の駅より西海岸的ないい雰囲気なので、走りに来た際は是非立ち寄ってみてください!
海岸沿いの国道220号
いい景色で走りやすい海沿いをゆったりと流したい!という時におすすめしたいのが、国道220号線です。
宮崎市から日南市、鹿児島県鹿屋市~霧島市まで続いている道路で、海沿いの爽快感のあるエリアを走ることができます。
基本ゆったりとした直線道路で、タイトなコーナーなどは無く、景色を楽しみながらゆったりバイクでの走りを楽しめるスポット。
南の方まで下っていくと一部ワインディングになっているエリアもあり、青い海を横目に適度なコーナーを楽しむことができます。
青い海とフェニックスが続いていて、ランチ時に寄りたい飲食店なども点々としています。
ゆったり流すにはピッタリのルートなので、こっち方面に来た際は是非流してみてください!
都井岬
ここまで紹介してきた堀切峠、国道220号線を通った先、宮崎県の最南端にあるのが都井岬です。
元々は灯台からの景色が良さそうだと思って行ったんですが、こんな看板が目に止まりました。
馬に注意?
あの馬や牛が放牧されている阿蘇でさえこんな看板はありませんでした。
もう少し進んだところで料金所があり、野生馬保護協力金としてバイク1台100円を支払い、更に先へと進みます。
するとめちゃくちゃ普通に馬がいます。
野生馬です。
それもかなりの数…。
上を見てみると丘の側面にも馬がいました。
普通に道路を横断してきます。
これは確かに馬注意なわけだ……。
この馬たちは野生馬なので、動物園のように触れ合ったりはできませんが、うまい具合に人間とこの場所で共存しているようです。
なのでどちらかと言うと馬の街に入場料を払って入って見学させてもらう、みたいなイメージ。
こんな近くで柵などもなく眼の前にして馬を見る機会はこれまでなかったので感動!
馬も夢中で草を食べていて、「食べてる俺を見ろ」と言っているような堂々とした雰囲気です。
馬を見ながら「これが1馬力か……」なんて思ってましたが、後で調べてみると馬って3馬力くらいあるらしいので全然間違ってました(笑)。
都井岬灯台まではあと少しなので進んでいきます。所々に馬がいるものの人馴れ、車慣れしているので近づいてきたりはしません。
高い位置から海を見下ろすことができ、あくまで徐行ですが海岸線とはまた少し違った走る楽しみがあります。
灯台までたどり着きましたが、正直灯台よりも馬のほうがインパクトがありすぎてひたすら馬を観察してました。
野生馬を横目に走れるスポットというのは中々珍しいと思うので、宮崎方面にツーリングに来た際はおすすめしたいスポットです。
宮崎はグルメもアツい!
冷や汁
宮崎県はグルメも様々あり、冷や汁も人気グルメの一つ。
国道220号線沿いにある南風茶屋にやってきました。
こちらが冷や汁セット。
もう一つの名物でもあるチキン南蛮も付いてきます。
冷や汁とは白味噌を入れただし汁に、スライスされたきゅうり、しそ、みょうがなどの薬味を加え、それをご飯にかけて食べるという郷土料理。
初めて知った時はあまり期待していなかったんですが、美味しいところの冷や汁はいくらでも食べられると思うほど美味しいです!
特に夏場はサラッと食べられて体の中から涼しくなれるのでおすすめ。
宮崎に来たなら一度は食べて欲しいグルメです。
住所 〒889-2301 宮崎県宮崎市内海3510−1
電話 0985671290
営業時間 11:00〜16:00
定休日 火曜水曜
鳥の炭火焼
地鶏の炭火焼は宮崎を代表する郷土料理です。
「宮崎に行ったら絶対地鶏が食べたい」というライダーもいると思いますが、問題は多くのお店の営業時間が夜だということ。
そのために日帰りツーリングでは中々食べることができません。
ところがここで紹介する地鶏の里はランチタイムから営業していているので、日帰りツーリングでも地鶏の炭火焼を食べることができます。
お店があるのは宮崎自動車道小林インターから5分くらいのところ。
周囲に人気はなく、建物も森の中にあるので外からはよく見えません。
まるで隠れ家のような雰囲気。
席はすべて個室になっています。
中はログハウスのような作りです。
地鶏を焼くのはもちろん炭。
大量に注文が入ってもまとめて焼くようなことはしません。
部位ごとに分けて丁寧に焼いていきます。
使うのは飼育から一貫して自社で行っている飛来幸地鶏(ひらこじどり)。
自社で解体しているので、新鮮なことに加え、他では食べられない部位があるのも地鶏の里の魅力。
色々な部位があって目移りしてしまいますが、迷ったときはおまかせ五種盛りを選べば間違いないでしょう。
定番のももとむねに加え、その日オススメの部位を合わせて提供してくれます。
この日は大トロとセセリ、ホルモンが入っていました。
もも、むねも旨味が凝縮されていて美味しかったんですが、大トロやホルモンは過去に食べた鶏肉とは異次元と言っても良いくらいでした。
住所 〒886-0005 宮崎県小林市南西方1247-1
電話 0984-22-0262
営業時間 11:00〜20:00(ラストオーダー19:30)
定休日 12/31と1/1のみ
地鶏の里
フルーツパフェ
宮崎はフルーツも外せないグルメです。
そんな旬の宮崎フルーツをパフェで味わおうということでやってきたのは宮崎市大字本郷南方にあるフルベジ。
地元のフルーツを使ったケーキや観葉植物を扱うお店ですが、お店でパフェを食べることができます。
色々迷って注文したのはマンゴーパフェ。
これでもかってくらいマンゴー色に輝いていて、口に入れると自然の甘さが染みます……!
人工甘味料ではなくこれが天然のフルーツの甘さだと思うと驚くレベルの甘さでした。
きっとこのマンゴーはパフェじゃなくてもそのまま食べてもめちゃくちゃ美味しいと思いますが、それがパフェに乗っていたらもう無敵だと思います。
贅沢に旬のフルーツをパフェで味わえるお店なので、ツーリングのおやつ時、休憩時に立ち寄ってみてください!
住所 〒880-0921 宮崎県宮崎市大字本郷南方2547−1
電話 0985561745
営業時間 10:00〜18:00
定休日 水曜日
道もグルメも楽しめる宮崎ツーリング
宮崎県はひたすら走るツーリングというよりは、ゆったり走るツーリングのほうが楽しめるエリアだと思いました。
海沿いを走ってランチ、そのあとワインディングが好きな方は内陸に入ってワインディング、その後都井岬へ行ってスイーツ、など走りもグルメも程よく楽しめるというのがこのエリアの魅力だと思います。
自身の愛車やHondaGO BIKE RENTALを活用して宮崎ツーリングを楽しんでください!
【文/佐藤快(外部ライター)】