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HAWK 11は若いライダーが乗っても楽しい?街中やワインディングで20代ライダーが乗って気づいたHAWK 11の魅力

HAWK 11は上がりのバイクとしてやリターンライダーにの方に多く愛されているモデルです。
そう聞くと年配のライダー向けなのかと思いますが、実はバイクレベルに関係なく若いライダーが乗っても十分面白いバイクなんです。

今回はそんなHAWK 11に若いライダーが乗って何を感じるのかご紹介していきます!

公道ベースのスポーツバイク

HAWK 11は水冷並列2気筒1100エンジンを搭載したロードスポーツモデル
リッターフルカウルスーパースポーツと同じくらいの排気量ですが、HAWK 11はあくまで公道ベースでワインディングや高速を走って楽しいバイクなので、サーキットを速く走るために設計されたスーパースポーツとは全く考え方が違うバイクです。

スポーツ系が好きな方、というよりはクラシカルなスタイリングが好きな方、GB350やレブルなどの系統が好きな方にも響くスタイルのバイクだと思います。

実はエンジンやフレームはアドベンチャーモデルのアフリカツインと同系統のものが採用されています。
オフロード系のモデルをベースにオンロードモデルのHAWK 11が作られていますが、エンジンのセッティングや足まわりなどは全く違うため、見た目だけではなく中身の細かい部分も同じではありません。

4気筒のようなフィーリングとは違って、回転を選ばずどこからでも立ち上がっていける抜群のトルクがあるエンジンなので、速いというよりは扱いやすいエンジンです。

またサウンドもHAWK 11オーナーから定評のあるポイント。
低速では落ち着いたジェントルなサウンドですが、高回転ではキレのある聞き心地の良いサウンドを響かせます。

4気筒のようなサウンドとはまた違いますが、2気筒ならではの重厚感あるサウンドなので、人によってはこちらのほうが新鮮で好きな方も多いと思います。

ストリート要素もしっかり感じるバイク

大型バイク、特にリッター超えの排気量のあるバイクでよく言われるのが、高速や他車が少ない郊外など、ある程度スピードを出せる場所では楽しく乗れても、他車の流れに合わせて走る街中ではパワーを持て余して結果ストレスが溜まるということ。

HAWK 11も十分それに該当する排気量ですが、実際に街中で乗ってみると感触は少し違っています。
低回転のトルクが十分にあるため、車と一緒の流れで走るなら3速くらいまでシフトアップしてしまえば、あとはATのようにシフトチェンジせず走ることができます。

これが4気筒のエンジンだとどうしても回したくなってしまう気持ちはわかるんですが、HAWK 11の2気筒の場合、3速低回転でも心地良い鼓動感があって、エンジンを回して走ろうという気持ちになりません。

HAWK 11はどちらかと言うと速く走るというよりジェントルに走るのを楽しませてくれるバイクなので、他の大型バイクと違って街にもある種の楽しさがありました

ポジションはキツイ?

HAWK 11はセパレートハンドルなので前傾姿勢が強く、長時間の運転はキツイというイメージを持っている方も多いと思います。
実際身長168cmのライダーが跨ると前傾でかかとが少し浮くくらいなので、足つきも良いとは言えません。

ですがスーパースポーツだとここからさらにハンドルが低くシート位置が高くなるため、それよりは全然楽なポジションです。
セパハンの前傾姿勢に慣れていないとHAWK 11でもキツイと感じると思いますが、体を腕で支えるのではなくしっかり足腰で支えてバイクを操作すれば長時間乗っていてもさほどキツイとは感じませんでした。
若い体力?というのもあるかもしれませんが、多少の慣れは必要なものの、コツを掴めば楽にも乗れるバイクです。

一部ストイックな一面も

ワインディングやスピードが出ている場合は関係ないんですが、街中の交差点など、スピードを出さずに曲がるシチュエーションではセパハンゆえの辛い部分も見えてきます。

本格的なセパハンのバイク全てに共通して言えることですが、セパハンはアップハンドルと違ってハンドルを切って曲がるものではありません。
そもそもキレ角が少ないので、足りない分はバイクを寝かせて曲がる必要があります

スピードがある程度出ていればバイクを倒して曲がるのは楽なんですが、スピードが出ていない状態で加速しながらバイクを倒して曲がるのは多少の慣れが必要
先程のセパハン慣れと同じですが、体をハンドルで支えているとハンドルが切れないので、足腰で支えて少しだけ曲がりたい方向にハンドルを切ってあげながら倒して曲がるとキレイなラインで曲がることができます。

ですが街中で常に足腰だけでバイクを支えるのは腰と腹筋が疲れるので、必要ないときは腕で支えて乗ることが多いはずです。
必要に応じて切り替えれば問題ないんですが、本格的なセパハンならではのストイックな部分が見えました。

ワインディングを存分に楽しめる

街中を抜けてワインディングまで来てしまえばHAWK 11の本領発揮
ロングコーナーでもタイトコーナーでもバイクを倒して曲がる楽しさを感じさせてくれるバイクです。

人馬一体となって走る感覚が強いので、理想のラインを走れた時の気持ちよさは絶大!
仮に同じ走りをアフリカツインでやってもHAWK 11で感じた気持ちよさは感じれないと思います。
意識せずとも曲がりたい方向へ自然で倒れていくので、この辺りはセパハン慣れしていなくても楽しみやすい部分だと思います。
スピードを出して曲がることもできますが、HAWK 11が凄いのはこういうシュチュエーションでの懐の深さ。
HAWK 11なら特に意識することなく曲がれてしまいますが、仮にこれがスーパースポーツだともっと速い速度だったり、もっと倒していないと感じれない楽しさをもっと低い速度域で楽しめるんです。

極論 速くなくても速く走っている気分が味わいやすいので、短い距離でも他のバイク以上にワインディングでバイクを操る楽しさを感じやすいバイクだと思います。

結論、HAWK 11は年齢を選ばない!

今回の企画ではライターとして書いている僕(佐藤)以外に様々な20代のライダーに乗ってもらって感想を聞きました。

HAWK 11の売り出し方を見ていると年配向けのバイクと思っていた若者も多かった印象ですが、実際HAWK 11は若いライダーでも十分楽しめるバイクだということがわかりました

ただ一つ違うのは、ベテランがHAWK 11に乗った場合に感じることと、経験の少ない若いライダーがHAWK 11に乗って感じることは違っていると思います。
ベテランは様々なバイクを乗り継いでHAWK 11の良さに行き着いた方が多いと思いますが、若いライダーにとってはHAWK 11は新鮮でスタイリングも含めて超最新バイクなんです。

なのでHAWK 11の良さを引き出した走りというよりは、HAWK 11に走る楽しさを教えてもらって走っているので、そういった親しみやすもしっかりあるバイクです。
若いライダーの方でもHAWK 11が気になっている方はぜひ一度乗ってみてHAWK 11と対話してみてください!

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【文/佐藤快(外部ライター)】

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