大型スポーツツアラーの『NT1100』が大幅アップデート!
アップデートというか……これはもう従来型とは『ほぼ別のバイク』なのでは?
外観・エンジン・足まわりなどが大きく進化した新型『NT1100』が登場!
2021年の12月に登場した前後17インチホイールを履く大型スポーツツアラー『NT1100』が大きな進化を遂げます!
今回のアップデートはデザインコンセプトは変わらないものの、その内容は完全に『新型』と言って良いレベル……というか従来型とはまるで別のバイクになったも同然です。
まずは外観!
新しくなったNT1100は新たにデイタイムランニングライトとウインカーを内蔵した新型ヘッドライトを採用。基本的なデザインのコンセプトに変わりはありませんが高級感を増し、最先端の装備で一気に洗練された印象に!?
ちなみにウインドスクリーンは従来型から手動で「角度と高さ」を5段階に調整可能でしたが、操作に若干のコツが必要でした。しかし、新型では片手で調整が出来る様に操作機構を見直し操作性の向上が図られています。
同時にフロントまわりの外装デザインも変更。従来型に比べシャープな印象に進化を遂げています。前後17インチホイールを装着するスポーツツアラーとして、そのスポーティさが『より強調された』と言い換えても良いかもしれません。
こちらをご覧ください!
フロント周りが、かなりシュッとした印象ですよね! よーく見るとウインドスクリーンの形状も変わってる!?
そしてフロントフォークのカラーが高級感ただようゴールドに変わって存在感を主張しています……がっ!
もちろん変わったのはアウターチューブの『色』だけではありませんよ?
電子制御サスペンションEERA(Electronically Equipped Ride Adjustment)の新採用です!
電子制御サスペンションは状況に合わせて自動で減衰力が調整・制御される最新&最先端のサスペンションです。これぞ高級車!という装備なのですが、それが新型NT1100にも搭載されました。従来型でも十分に快適&スポーティだったのに……新型の走りは一体どうなるの!?
ちなみにもちろんですが、電子制御サスペンションはフロントだけでなくリアにも採用されています。しかもリアサスペンションには手元のスイッチでプリロードを変更できる電動アジャスターまで……すごい武器を手に入れてきました。
足まわりだけでなくエンジンも進化!
そして新型NT1100のエンジンはDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)のセッティングを見直して極低速での扱いやすさに磨きを掛けています。そのうえでエンジン本体も圧縮比とバルブタイミングを変更。電子制御スロットルによるスロットルバルブの開度設定も最適化され、中速域は従来型以上の力強さを発揮するとのこと。従来型でも極低速や中速域に特に不満を感じることはありませんでしたが、新型はさらにその上を行くようです……なんだか想像がつかないレベル……
同時にバッテリーが軽量なリチウムイオンバッテリーに変更されています。さらなる「マスの集中化」が図られているのでハンドリングにも良い影響があるはず……
エンジンや電子制御サスペンションとの合わせ技で、実車に乗ったら驚くことになりそうです。
新型『NT1100』の価格や発売日は?
カラーバリエーションは「マットウォームアッシュメタリック」と「ガンメタルブラックメタリック」の2色をラインアップ。
ところで、ここまでの大幅アップデートを受けると逆に気になるのが価格ですが……新型NT1100のメーカー希望小売価格は1,848,000円(10%消費税込み)となりました。
従来型と比べて154,000円の価格アップなのですが、エンジンが全体的に見直された上に、デイタイムランニングライトのような高級装備も手に入れ、しかも前後に電子制御サスペンションが新しく採用されたとなると、これはむしろ『お買い得』なのではないでしょうか?
初登場からまだ3年しか経っていないのに、NT1100がここまで大きく進化するとは思ってもいませんでした。新型の走りが『従来型とはまるで違うもの』になるのはもはや確定です。
見た目以上に走りが大きく変わりそうな新型NT1100の発売日は、2025年1月23日(木)となっています。
このバイクが気になる方はお近くのHonda Dreamへお早めにご相談ください。
1日1,000kmの距離を余裕で走れる大型スポーツツアラーNT1100の『第二章』がスタートです!
【NT1100】
メーカー希望小売価格:1,848,000円(10%消費税込み)
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【文/北岡博樹(外部ライター)】