HondaGO BIKE LAB

アウトドアをアクティブに楽しむ女性ライダーのライフスタイル「『Rebel 250(レブル250)』が人生を豊かにしてくれた」

渡辺舞さんはこれまで登山やサーフィン、自転車など様々なスポーツをこなしてきました。
海外への遠征もこなすなどエネルギッシュな活動を続けてきましたが、2年前Rebel 250に出会ってからはすっかりバイクに夢中なのだと言います。

どのようにしてバイクと巡り合い、どんなバイクライフを送っているのか教えていただくことにしましょう。

アウトドアに夢中だった

渡辺さんはアクティブに様々なアウトドアスポーツを楽しんできました。
登山では日本各地の山を登るだけでは飽き足らずエベレストなど海外にも遠征。

サーフィンやボディボードに関しては趣味というレベルを越えてどっぷりとつかっていました。
旅も大好きで頻繁に海外に出かけていったのだと言います。

そんな生活に大きな変化で生まれたのは20年ほど前のことでした。

 

子どもが生まれたのです。パートナーとは結婚せず、自分達の時間を大事にしようと決めていました。

 

その後、第二子にも恵まれます。
時期を同じくして、サーフィンのシェイパーをやっていたパートナーの方は三重県に移住することになりました。
渡辺さんは東京と三重県を行き来する生活を送っていましたが、18年前にお子さん二人を連れて千葉で生活するようになります。

 

サーフィンもしていたし、海の近くに住みたいと考えて勝浦に移住することにしました。

 

引っ越してから独学で宅地建物取引士や介護福祉士の資格を取得。
ヨガインストラクターとしても活動するなど勝浦で精力的に仕事をこなしていくようになりました。

北海道旅行がしたくてバイクデビュー

渡辺さんはバイクにまったく興味を持っていなかったのだと言います。

 

乗り物では自転車が一番好きでした。子どもたちと千葉一周とか箱根まで走るような自転車旅行をよくしていたんですよ。

 

ところが6年前にスーパーカブを手に入れてから少しずつバイクにハマっていくようになりました。

 

知り合いがバイク屋さんをやっていて、そこで中古のスーパーカブを購入したんです。すごく楽しい乗り物なのだなと思いました。

 

スーパーカブで風を切って走る喜びを知った渡辺さんが普通二輪免許を取得しようと考えたのは2年前でした。

 

コーヒーを飲みながら庭に置いてあるスーパーカブをぼーっと眺めていたとき、北海道をバイクで走ってみたいと急に思いたったのです。

 

 

翌日、さっそく教習所に行って普通二輪免許を取得することにしました。北海道を走るなら排気量の大きなバイクで行きたいと考えたからです。教習所に通っているうちからバイク屋さんと相談してRebel 250を購入。普通二輪免許が取れた2週間後に北海道へ出発しました。

 

初めてのロングツーリングは渡辺さんに色々なことを感じさせてくれたようです。

 

長年ヨガをライフワークとしているのですが、初めて北海道ツーリングをしたときにヨガとバイクってすごく良く似ているなと感じました。体幹を使ったり、体の動きと呼吸を連動させたりするなどの共通点もあるのですが、一番はバイクツーリングもヨガも最後は「無」になっていくこと。言い換えると「一体感」です。

 

 

すれ違うライダー同士の挨拶からは本当に元気を貰いました。バイク初心者だから特に感動してしまったかもしれません。ツーリング中、半分は悪天候だったため何度か心が折れそうになりましたが、無事故無違反無転倒で初めてのツーリングを終える事が出来たのは、すれ違ったライダーたちのおかげです。

北海道ツーリングの途中では旭岳(北海道で最も高い山)や利尻島の利尻山に登頂。
2週間かけて北海道を旅しました。

バイクと登山を組み合わせたことで、新しい楽しみも生まれました。

 

クルマで山登りに行っていたときは単に移動していただけだったのですが、バイクで山登りに行くと登山口まで移動していく過程も充実するんです。バイクが登山に加わったことで楽しさがより大きくなりました。

 

アメリカ大陸横断に挑戦

こうしてバイクツーリングの楽しさを知った渡辺さん、北海道ツーリングの翌年には、バイクでアメリカ大陸を横断しようと考えました。

 

国際免許の場合、日本のような排気量の区別がないので普通二輪免許でも大型二輪に乗れることになってしまいますよね?でも技量も経験もないのにビックバイクに乗るのは危険だと思いました。それで大型二輪免許を取得してからアメリカに行くことにしました。

 

成田空港に行く途中でクレジットカードごと財布を紛失してために出発できず、旅程を立て直すなど色々なトラブルがあったようですが、そんなことくらいで渡辺さんの勢いが弱まるはずもありません。
西海岸から東海岸までバイクでアメリカ大陸を横断し、3週間かけてアメリカ各地を旅してきたのだそうです。

 

アメリカ大陸ってどれくらい大きいのかを感じてみたい。そんな好奇心だけで出発したアメリカ大陸ツーリングでした。約4000キロを走ってみて感じたのは、北海道ツーリングと同じような「無」や「一体感」。でも伝わってくるパワーが桁違い。経験したことのないスケールの中、全身で感じた感動は一生忘れないでしょう。全身の感覚が研ぎ澄まされることで感動が大きく膨らむことがバイクの醍醐味なのだと思います。

 

2つの大きなツーリングをしてみて、バイクは渡辺さんにとってなくてはならないものになっていったようです。

 

雨のとき以外は必ずバイクで出かけます。走っていて気が付くと笑顔になっているんですよ。この年齢でこんな楽しさを知ることができてよかったと思います。他の人達にもオススメしたいくらいです。

 


最近は息子さんも普通二輪免許を取得。
親子でスーパーカブとRebel 250を使い分けています。

 

私も息子もカブよりRebel 250に乗りたいもんだから取り合いになるんです。息子がRebel 250を相当気に入っているようなので、私は別のバイクを購入しようかと思っています。

 

ただ候補となるバイク選びはなかなか進んでいません。
一時はビッグバイクの購入も考えていたようですが、勝浦の街は狭い道も多いので取り回しも重要。
車体の大きなバイクは実用性に欠けてしまうのだとか。

そんなお話をお聞きしたものでCL500のことを説明したところ興味津々の様子。

 

Rebel 250だと山登りに行ったときに『もう少しパワーが欲しい』と思うこともあります。250と同じ車体サイズで500ccのエンジンを積んでいるCL500は良いですね。しかもスクランブラーなら多少のオフロードも走れるのでライフスタイルの幅も広がりそう。とても気になるバイクです。

 

実は渡辺さん、すでに次のチャレンジに向かって動き出したところ。
今度は歩いてスペイン巡礼の旅に行くのだとか。
次から次へ新しい目標に向かって迷うことなく邁進していくパワフルさは40代後半になった今も衰えることはありません。
もしかしたらRebel 250に乗ることで渡辺さんの行動力がパワーアップされているのかもしれません。

【文/後藤武(外部ライター)】

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